2025年4月から始まる「介入の科学」コンソーシアムでHR部門の未来を探求

介入の科学コンソーシアム

開催期間:4月1日〜2月28日

介入の科学コンソーシアム
介入の科学コンソーシアムって何するの?
HR部門の変革を目指し、データ解析を基に施策の効果を測定する活動を行う、企業向けの共同研究プロジェクトだよ。
TSUISEEってどういうアプリなの?
TSUISEEは、組織の変革を支援するためのサーベイツールで、研修効果やエンゲージメント診断などの機能を備えているよ。

HR部門の新たな役割と「介入の科学」コンソーシアムの設立

株式会社Maxwell’s HOIKOROは、2025年1月18日に「介入の科学」コンソーシアムの設立を発表しました。このコンソーシアムは、HR部門が組織の変革を実現するための新たなアプローチを探求することを目的としています。現在、多くの企業がHR施策の導入に多くの時間と労力を割いている中で、実際の効果が伴っていないという現状を変えるために、質の高いデータ解析を基にした科学的アプローチが必要とされています。

このコンソーシアムは、HR部門が流行の施策に振り回されることなく、経営にインパクトを与える水準の取り組みを目指すものです。参加企業は、組織の現状を可視化し、介入の効果を測定することで、HR施策の実施におけるPDCAサイクルを回し続けることが可能となります。

これからのHRは、「組織の変革を実現させる部門」への変化が求められる。効果のない流行の人事施策や雑務に振り回されない、HRのあるべき姿を探求するための「介入の科学」コンソーシアムの参加企業募集を開始 画像 2

HR施策の効果測定と科学的アプローチの重要性

2022年に発表された研究によると、HRのプロフェッショナルがいることは人事施策の採用数を増加させるものの、実際に組織のパフォーマンスに結びつける影響は限定的であることが示されています。このことから、多くのHR部門が施策の導入に関与しているにもかかわらず、実際の組織のあり方を変える力を持っていないことが明らかになりました。

そこで、今後のHR部門に求められるのは、導入した施策の効果を測定し、組織成果指標や企業価値向上にどの程度寄与しているのかを明確にすることです。このためには、自社にとっての施策の適切な活用法を試行錯誤し、科学的なアプローチを実践することが不可欠です。

これからのHRは、「組織の変革を実現させる部門」への変化が求められる。効果のない流行の人事施策や雑務に振り回されない、HRのあるべき姿を探求するための「介入の科学」コンソーシアムの参加企業募集を開始 画像 3

科学的アプローチの2つのステップ

  • 現状の可視化: 高水準のデータ解析を用いて、組織の現状を可視化します。
  • 介入効果の測定: 解析によって明らかになった課題に対する介入の効果を測定し、改善サイクルを循環させます。

このように、科学的アプローチを通じて得られた知見は、HR部門が効果的な施策を実施し、組織の変革を実現するための基盤となります。

コンソーシアムの具体的な活動内容

「介入の科学」コンソーシアムの活動は、参画企業のHR部門のレベルを引き上げるために設計されています。最大10社が参加し、2025年4月から2026年2月までの活動期間中に、定期的な研究会を開催します。

具体的な活動内容は以下の通りです:

  1. 研究会の実施
  2. 参画企業各社による解析結果の共有
  3. 専門家による解析結果へのフィードバック
  4. 専門家によるレクチャー
  5. 対外発表

活動期間中は、データ解析においてサーベイアプリケーション「TSUISEE」を使用し、無制限で利用することができます。このアプリケーションは、人的資本経営を実現するための高品質なサーベイツールとして、多くの企業から評価されています。

「TSUISEE」の機能

「TSUISEE」は、組織の変革をサポートするための8種類のサーベイ機能を備えています。以下にその内容を示します。

サーベイ機能 説明
研修効果測定 研修の効果を測定し、改善点を明らかにします。
マネジメント研修効果測定 マネジメント研修の効果を評価します。
1on1効果測定 1on1ミーティングの効果を測定します。
スピーチ効果測定 スピーチの効果を評価します。
エンゲージメント組織診断 組織のエンゲージメントを診断します。
新入社員適応&成長診断 新入社員の適応と成長を診断します。
OJT効果測定&経験学習診断 OJTの効果を測定し、経験学習を診断します。
ストレスチェック & Well-Being 測定 従業員のストレスとウェルビーイングを測定します。

これらの機能を活用することで、HR部門は効果的な施策の実施と改善を行うことができ、組織の変革を促進することが期待されます。

参画企業の募集と今後の展望

「介入の科学」コンソーシアムへの参画企業の募集は、2025年3月末日まで行われています。活動に参加することで、HR部門は科学的なアプローチを通じて組織の変革を実現し、経営に大きな影響を与えることができるでしょう。

参画を希望される企業は、以下のURLからお申し込みフォームにアクセスし、必要事項を記入して送信してください。

お申し込みフォーム

本コンソーシアムは、今後のHRのあるべき姿を探求し、形づくるための重要な取り組みであり、参加企業の皆様と共に新たなHRの未来を創造していくことを目指しています。

まとめ

以下に、本記事の内容をまとめます。

ポイント 詳細
コンソーシアム設立 HR部門の変革を目指す「介入の科学」コンソーシアムを設立
科学的アプローチ データ解析を基にした施策の効果測定を実施
活動内容 研究会、解析結果の共有、専門家のフィードバック等を実施
参加企業募集 最大10社を募集、2025年3月末日まで
TSUISEEの機能 多様なサーベイ機能を提供し、無制限で利用可能

このように、HR部門の新たな役割を模索する「介入の科学」コンソーシアムは、今後のビジネス環境における重要な取り組みとなるでしょう。企業がこのコンソーシアムに参加することで、組織の変革を実現し、より良いHR施策の実施が期待されます。

参考リンク: