チューリンガムがLINE NEXTと提携しミニDapp支援を開始、Web3拡大へ

チューリンガムとLINE NEXTの新たな提携について

2025年1月20日、チューリンガム株式会社（以下「チューリンガム」といいます）は、LINE NEXT株式会社（以下「LINE NEXT」といいます）との間でミニDapp導入支援エージェンシー契約を締結したことを発表しました。この契約により、チューリンガムはLINE NEXTが提供するミニDappおよびDappポータルサービスの導入を支援する役割を果たします。

LINE NEXTは、Web3エコシステムの拡大を目指しており、LINEメッセンジャーを基盤としたミニDappとDappポータルサービス「Dapp Portal」を2025年第1四半期にリリースする予定です。この取り組みは、アジア地域内でのWeb3ユーザー基盤を拡大することを狙っています。

本契約の狙いとチューリンガムの役割

本契約の目的は、Web3プロジェクトへの参入を希望する企業に対して、チューリンガムが持つ豊富な実績と知見を活かし、ミニDappの導入支援を行うことです。具体的には、トークノミクスの設計、ユーザーエクスペリエンス（UX）設計、Dapp内ブロックチェーンの企画・開発を提供します。

これにより、アジア圏を中心にグローバルなユーザーを抱えるLINEのプラットフォームの特性を最大限に活用し、企業がWeb3プロジェクトに参入する際の新たなソリューションを提供することが期待されています。

ミニDappとDappポータルサービスについて

ミニDapp（Mini Dapp）およびDappポータルサービス「Dapp Portal」は、LINE NEXTが提供する、LINEメッセンジャーを基盤としたサービスです。このサービスを通じて、開発者はLINE NEXTとKaia財団（Kaia Foundation）が共同で進行するWeb3開発者支援プログラム「Kaia Wave」の支援を受けながら、ミニDappを開発し、Dapp Portalでリリースすることができます。

ユーザーは「Dapp Portal」を通じて、LINEメッセンジャー内で様々なDappを利用することができ、サービスを利用しながらリワードを受け取ったり、取引を行ったりすることが可能です。

• Dappとは: Decentralized Application（分散型アプリケーション）の略称で、ブロックチェーン上で動作するアプリケーションです。
• ミニDappの特徴: 従来のアプリとは異なり、ブロックチェーン技術を活用した新たな形のアプリケーションです。

チューリンガムのブロックチェーンゲーム開発

チューリンガムはまた、株式会社ドリコムと共同で開発しているブロックチェーンゲーム「Eternal Crypt – Wizardry BC -」の新作ミニアプリ「Twelve Goblins – Wizardry BC – （TGWiz）」がすでに「Kaia Wave」にて採択されています。この新作ミニアプリは、Web3技術を活用した新たなゲーム体験を提供することを目指しています。

LINE NEXTは、Web3プラットフォーム事業の運営を担当する米国法人で、グローバルなWeb3エコシステムの構築を目指しています。チューリンガムは、ブロックチェーン・Web3に特化したコンサルティングファームとして、Web3領域でトークノミクス設計やスマートコントラクト開発事業を展開しています。

今後の展望とお問い合わせ

ミニDappのリリースを検討中の企業は、チューリンガムのコーポレートサイトから問い合わせることができます。チューリンガムは、クシムの子会社として、Web3領域での専門知識を活かし、企業のニーズに応じたソリューションを提供することを目指しています。

以下に、今回のプレスリリースで紹介された内容を整理してまとめます。

このように、チューリンガムとLINE NEXTの提携は、Web3エコシステムの拡大に向けた重要な一歩となります。今後の展開に注目が集まります。