ファーム赤土、2025年1月20日から後継者募集開始！黒毛和牛繁殖農家の未来を担う

茨城県常陸太田市「株式会社ファーム赤土」のあとつぎ公募について

2025年1月20日、M&A総合支援プラットフォーム「BATONZ（バトンズ）」を運営する株式会社バトンズは、茨城県常陸太田市に所在する「株式会社ファーム赤土」が、後継者を募集中であることを発表しました。ファーム赤土は、黒毛和牛の繁殖農家として知られ、長い歴史を持つ企業です。

詳細情報は、バトンズの公式サイトにて確認できます。以下のリンクからアクセスしてください。

• 株式会社ファーム赤土 あとつぎ公募詳細

株式会社ファーム赤土の歴史と事業内容

「株式会社ファーム赤土」は、黒毛和牛の繁殖を行う農家であり、その歴史は代表の海老根さんの両親にまで遡ります。彼の両親は、農業を営む傍ら、耕作のために牛を飼っていました。昭和35年から40年頃、日本における肉食文化の定着を受けて、海老根さんのお父様は肉用牛の繁殖経営を本格的に開始し、以降、子牛の出荷・販売を行ってきました。

海老根さん自身は、平成20年に家業を継ぐことを決意しました。それ以前はバスの運転手として働いていましたが、体調を崩し、家庭の事情もあって、定年のない仕事として家業を選んだのです。彼は、初めは戸惑いもあったものの、家業を手伝った経験や周囲の支えを受けて、現在まで事業を続けています。

ファーム赤土の業務内容

ファーム赤土の業務は、基本的に8時から17時まで行われています。現在、親牛を48頭、子牛を30頭飼育しており、牛舎は整備されていますが、分娩から次の種付けまでの期間を除いては牛を放牧しています。耕作放棄地を活用した放牧場では、夏場は自生した牧草を、冬場は自給した稲WCS（稲発酵粗飼料）を与えています。

海老根さんは、家畜人工授精師の免許を持ち、年間1産を目指して繁殖管理を行っています。具体的には、生後14ヶ月で人工授精を行い、9ヶ月の妊娠期間を経て子牛が誕生します。誕生した子牛は10ヶ月まで育てられ、その後販売されます。

農業の多様性と新たな展望

ファーム赤土では、牛の飼育に加えて、11月から6月には牧草を栽培し、7月から11月には常陸秋そばを育てています。常陸太田市は常陸秋そばの発祥の地であり、特性を失わないように適切な管理のもとで原種を育ててきました。しかし、蕎麦の需要が高まる中、来年からは東京の蕎麦屋と直接契約し、出荷・販売を行う予定です。

海老根さんは、「この仕事はストレスがたまらない。牛は餌をくれる人を理解しており、愛情を分かち合える」と語り、自然の中で働くことの魅力を強調しています。

後継者募集の背景

海老根さんが後継者を募る理由は、後継者がいないことと、年齢と共に体力の低下を感じているためです。近隣には同業他社も存在しますが、放牧で牛を育てている事業者は少なく、経験のある方に引き継がれる場合でも、丁寧に引継ぎを行うなど柔軟に対応する意向があります。

畜産業に興味がある方は、「株式会社ファーム赤土」の後継者としての生活をぜひ考慮してみてください。

募集要件

後継者としての募集要件は以下の通りです：

• 畜産の経験：畜産に関する経験がある方が望ましい。現在牧場等に勤めている方や独立を考えている方も対象です。
• 動物への愛情：動物が好きな方に継いでいただきたい。愛情を持って接することで肉質にも良い影響を与えるとされています。

畜産の経験がない場合でも、茨城県の農林事務所などのサポートを受けながら承継できる可能性があるので、相談が可能です。

M&A・事業承継支援プラットフォーム「BATONZ」について

「BATONZ」は、「誰でも、どこでも、簡単に、自由に、M&Aができる社会を実現する」ことを目指し、あらゆる会社や事業のバトンタッチを実現しています。専門家サポートとデジタルトランスフォーメーション（DX）を組み合わせた最先端のM&A支援サービスを提供し、業界シェアNo.1を誇ります。

具体的には、以下のようなサービスを提供しています：

• M&Aマッチングサービス
• 経営コンサルティング
• 各種教育プログラム

詳しい情報は、バトンズの公式ウェブサイトにて確認できます。

まとめ

この記事では、茨城県常陸太田市の「株式会社ファーム赤土」が後継者を募集中であることについて詳しく紹介しました。ファーム赤土は、黒毛和牛の繁殖農家としての歴史を持ち、愛情を持って牛を育てている事業者です。後継者募集の要件や、M&A・事業承継支援プラットフォーム「BATONZ」の概要についても触れました。

以下に、この記事で紹介した内容を表にまとめました。

このように、ファーム赤土は後継者を求めています。興味のある方は、ぜひ詳細を確認し、問い合わせてみることをお勧めします。