1月21日開幕!全豪オープンテニス車いす部門、小田凱人と上地結衣の挑戦
ベストカレンダー編集部
2025年1月21日 05:56
全豪車いすテニス開幕
開催期間:1月21日〜1月26日
全豪オープンテニス 車いす部門の開幕と選手たちの意気込み
2025年1月21日(火)、オーストラリアのメルボルンで開催される「全豪オープンテニス」の車いす部門が開幕します。WOWOWでは、この大会を連日生中継しており、特に注目されるのは、パリパラリンピックで金メダルを獲得した小田凱人選手と上地結衣選手です。両選手は大会の第1シードとして出場し、ファンからの期待も高まっています。
小田選手は、1回戦でオーストラリアのA.パーカー選手と対戦します。昨年は準優勝だった上地選手は、船水梓緒里選手との対戦を控えています。両選手がどのようなプレーを見せるのか、そしてどのように成長を遂げているのかが注目されます。
小田凱人選手のインタビュー
小田選手は、車いすテニスを世界中に広めたいという強い思いを持っています。彼は、「変わってきてはいるけど、もっと変えていけると思います」と語り、パラリンピックでのビッグウェーブを受けて、今年は自ら波を起こしたいという意欲を示しました。
彼はまた、若い頃からの感覚の違いを活かし、新しいテニススタイルを披露しています。「皆が前にくるので、男子は特に変わってきたなと思います」と述べ、競技の進化を感じています。特にリターンで前に入ってくるスタイルが主流になりつつある中で、自身のスピードを維持しつつ、さらなる進化を目指しています。
サービスの進化と目指す高み
小田選手は、サービスのスピードを200㎞に引き上げたいという目標を掲げています。「今の段階で170㎞ちょっとで、ピークではないので、ピークがきたときにはそのぐらいはいける気はしています」と自信を見せています。また、サービスの球種を隠す技術も身につけ、試合の中で戦略的にサーブを使うことを学んでいると語ります。
「今年からは『表現する人』になりたい」との意気込みを持ち、自身のありのままの姿を伝えることを重視しています。全米オープンでの優勝を目指す気持ちも持ちながら、限界を決めずに挑戦を続けることが重要だと考えています。
上地結衣選手のインタビュー
上地選手は、昨年のパリパラリンピックを経て、生活に充実感を感じています。「帰国してからも沢山の方と一緒に喜びを共有させていただける時間もあり、すごく充実した時間を過ごすことができました」と振り返ります。新シーズンに向けたモチベーションも高く、パフォーマンス向上に注力したいとしています。
彼女は、女子テニスにおいてもパワーテニスが主流になってきていることを感じており、自身のスタイルを進化させる必要があると認識しています。「先週の前哨戦では決勝で中国の選手に負けてしまったが、彼女もパワフルなサーブを打ってきている」と語り、競技の厳しさを実感しています。
パラリンピックの影響と今後の展望
パリパラリンピックでの成功は、車いすテニスの認知度を高めたと感じています。「時差があったのにもかかわらず、本当に多くの方がパラリンピックを見てくださり、帰国後も声をかけていただけることが増えました」と述べ、今後も観客に楽しんでもらえるようなパフォーマンスを心がける意気込みを示しました。
今回の大会では、ライバルの不在が残念ですが、他にも強い選手が出場しており、競技のレベルは高いと感じています。「自分のパフォーマンスも向上したい」との強い意志を持って挑む姿勢が印象的です。
全豪オープンテニスの放送情報
「全豪オープンテニス」は、1月12日(日)から1月26日(日)までWOWOWで連日生中継されます。WOWOWオンデマンドでは全コート・全試合をライブ配信しています。さらに、関連番組として「ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM パラリンピック」も配信中です。
視聴者は、選手たちの活躍をリアルタイムで楽しむことができ、選手たちの努力や成長を間近で感じることができる機会が提供されています。
選手名 | 出場試合 | 目標 | サービススピード |
---|---|---|---|
小田凱人 | A.パーカー(1回戦) | 全米オープン制覇 | 200㎞ |
上地結衣 | 船水梓緒里(1回戦) | パフォーマンス向上 | – |
全豪オープンテニスの車いす部門に出場する小田凱人選手と上地結衣選手の意気込みや目標は、彼らの成長を示すものであり、今後の活躍が期待されます。大会の模様を通じて、彼らの努力や挑戦をぜひご覧ください。
参考リンク: