ファミリーマート、2月末までに1100店舗で省エネ新システム導入へ

店舗省エネ新システム導入

開催日:2月28日

店舗省エネ新システム導入
ファミリーマートが新しく導入するシステムって何?
ファミリーマートは、CO2換気制御機器と遠隔稼働監視システムを導入し、店舗の省エネと節電を図ります。
この新しい取り組みでどんな効果が期待されてるの?
新システムにより、店舗の電気使用量を約2%削減し、効率的な運営と環境負荷の軽減が期待されています。

ファミリーマートとミークの新たな取り組み

2025年1月24日、株式会社ファミリーマート(以下、ファミリーマート)は、店舗の省エネおよび節電効果を期待した新たな取り組みとして、CO2換気制御機器および遠隔稼働監視システムの導入を発表しました。この新しいシステムは、ミーク株式会社(以下、ミーク)との資本業務提携によるもので、今後の店舗運営の効率化と環境負荷の軽減に寄与することが期待されています。

ファミリーマートは、2024年3月に「エネルギーマネジメント部」を新設し、その配下に店舗省エネグループを設置しました。このグループは、店舗の省エネや節電効果が期待される機器を積極的に導入し、実験を通じてその効果を検証していく方針です。

店舗の省エネ・節電のための制御機器・システムを導入、換気制御による節電と、ミークのシステム活用による遠隔稼働監視を実現 画像 2

CO2換気制御機器の導入

ファミリーマートは、2025年2月末までに約1,100店舗にCO2換気制御機器を導入する計画を立てています。この取り組みにより、店舗全体の電気使用量の約2%程度の節電が見込まれています。

CO2換気制御とは、店内に設置されたCO2センサーによって計測されたCO2濃度に基づき、換気扇のON・OFFを自動で制御する仕組みです。このシステムにより、空気環境を維持しつつ過剰な換気を抑制し、空調機の負荷を減らすことが可能になります。

具体的な導入計画

約1,100店舗に導入されるCO2換気制御機器のうち、約450店舗にはミークの提供する遠隔稼働監視システムが追加導入されます。このシステムは、CO2センサーの正常な作動を確認するためのもので、以下の機能を持っています。

  • MEEQ SIM: CO2センサーの状態をリアルタイムで監視し、データを送信する機能。
  • MEEQデータプラットフォーム IoT ストレージ: センサーの稼働状況を視覚的に把握するためのプラットフォーム。
  • 通知機能: 異常を検知した場合には、メールで通知されるため迅速な対応が可能。

この遠隔稼働監視システムは、店舗の省エネ効果を持続的に維持するために非常に重要な役割を果たします。

ファミリーマートとミークの協力関係

ファミリーマートとミークは、今後も「エネルギーマネジメント部」および店舗省エネグループの取り組みを推進し、資本業務提携によるミークのデジタル分野の知見とファミリーマートの営業基盤を融合させることで、さらなる利便性向上と店舗運営コストの削減を実現していく方針です。

この取り組みは、単に省エネを目指すだけでなく、店舗運営の効率化や顧客サービスの向上にも寄与することが期待されており、今後の展開が注目されます。

ファミリーマートとミークの企業情報

以下は、ファミリーマートとミークの企業情報です。

会社名 所在地 代表者 設立 事業内容
株式会社ファミリーマート 港区芝浦三丁目 1 番 21 号 代表取締役社長 細見 研介 1981 年 9 月 1 日 フランチャイズシステムによるコンビニエンスストア事業
ミーク株式会社 東京都渋谷区渋谷3-10-13 TOKYU REIT渋谷Rビル 8階 代表取締役 執行役員社長 峯村竜太 2019年3月 NoCode IoT/DX Platform『MEEQ(ミーク)』の提供、MVNE事業

このように、ファミリーマートとミークの提携は、店舗の省エネ化と効率的な運営を目指す重要なステップとなります。今後の進展に注目が集まります。

以上の内容をまとめると、ファミリーマートは店舗の省エネ・節電のためにCO2換気制御機器と遠隔稼働監視システムを導入し、約1,100店舗での実施を計画しています。この取り組みは、ミークとの資本業務提携の一環であり、今後の店舗運営において重要な役割を果たすことが期待されます。

参考リンク: