佐藤アツヒロ主演『デスティニー』12年ぶり再演、4月18日から全国公演開始

華やかなアクションと深いテーマを持つ『デスティニー-アドラメレクの鏡-』の再演

株式会社キョードーメディアスが発表したところによれば、演劇ユニット「30-DELUX」の代表作『デスティニー』が、12年ぶりに再演されることが決定しました。2025年4月18日から27日まで東京サンシャイン劇場での公演を皮切りに、福岡、大阪、愛知、埼玉の各都市でも上演される予定です。この作品は、華やかなアクションを盛り込んだエンターテインメントであり、老若男女が楽しめる内容となっています。

キャストと制作陣の意気込み

主演は初演から引き続き佐藤アツヒロが務め、今江大地、鈴木達央、元宝塚男役スターの瀬戸かずやなど、実力派キャストが集結します。稽古が本格的にスタートする前の段階で、主演の佐藤アツヒロと30-DELUXの主宰でキャストとしても参加する清水順二にインタビューを行い、彼らの意気込みを伺いました。

清水は、「僕が様々なテーマパークで働いていた経験を活かし、和と洋のパフォーマンスを組み合わせています。この『デスティニー』は、ハリウッド映画のようなスペクタクルや、夢の国のようなキャラクター、時代劇のような激しい殺陣などが盛り込まれた作品です」と語りました。彼の言葉からは、作品に対する情熱と期待が伝わってきます。

作品の背景と重み

『デスティニー』は、初演時に東日本大震災による公演中止の危機を乗り越えて上演されたことがあり、その際に観客から「生きる勇気をもらえた」との声が寄せられたことが思い出深いと清水は述べています。劇団立ち上げ10年で動員1万人を目指す中で、9年目の作品であり、30-DELUXにとっても特別な意味を持つ作品となりました。

佐藤は、「初演では新作をイチから立ち上げる大変さを経験し、再演では初演を超える力で作ったことを知っています。この作品をやる意味や重みはすぐにわかりました」と語り、再演に対する強い思いを明かしました。

葛藤するキャラクターの深い描写

本作で佐藤が演じるのは、戦時下で生死をさまよう中、悪魔の声を聞き、生き延びるために契約を交わす男、テムジンです。彼は葛藤を抱えながらも、運命に翻弄されていく様子が描かれます。佐藤は、「ジンは負傷兵として逃げたけど、悪魔から命をもらい、半分悪魔になってしまう。その結果、英雄視されて成り上がっていく」と説明しました。

清水は、悪魔と契約して強くなったことで皇帝にまでのしあがってしまうジンの葛藤を、「鏡」というワードで表現しています。彼は、「自分で鏡を見て『本当に俺はこれでいいのか！？』と葛藤を重ねる」と述べ、観客が共感できる要素を強調しました。

公演情報とチケット販売について

『デスティニー -アドラメレクの鏡-』の公演は、以下の日程で行われます。

チケットの一般発売は2025年1月25日（土）から開始され、以下の料金で販売されます。

• S席：前売9,800円、当日9,900円
• A席：前売6,800円、当日6,900円

まとめ

このように、30-DELUXの『デスティニー -アドラメレクの鏡-』は、12年ぶりの再演に向けて多くの期待が寄せられています。主演の佐藤アツヒロと清水順二が語る意気込みや、作品の深いテーマ、そして多彩なキャストによる新たな挑戦が見どころです。公演情報やチケットについては、公式サイトをチェックすることをお勧めします。

この公演を通じて、観客は新たな感動を体験できることでしょう。詳細については公式サイトを確認することをお勧めします。