竹炭チーズケーキで放置竹林問題に挑む!2025年1月27日発売開始

竹炭チーズケーキ開発

開催日:1月27日

竹炭チーズケーキ開発
竹炭チーズケーキってどんなもの?
竹炭チーズケーキは竹炭をパウダー状にして生地に練り込んだスイーツで、放置竹林問題の解決を目指しています。
竹炭の特性って何があるの?
竹炭は無味無臭で、土壌改良や食品への使用が可能です。微細な穴が多く、ミネラル補充や環境保護に役立ちます。

放置竹林の課題に挑む新たな取り組み

LOCAL BAMBOO株式会社(本社:宮崎県延岡市、代表取締役:江原太郎)は、放置竹林や竹害の問題解決に向けて、新たに竹炭を使用したチーズケーキの開発を開始したことを発表しました。この取り組みは、竹を使ったプロダクトを通じて地域資源を活用し、持続可能な社会の実現を目指しています。

日本は国土の約3分の2が森林に覆われており、豊かな自然環境を有する国です。しかし、近年、放置竹林の増加が問題視されています。特に、森林所有者の高齢化や林業の担い手不足により、手入れが行き届かない竹林が増えています。このような放置竹林は、二酸化炭素の吸収機能や生物多様性の低下、さらには地すべりや害獣の餌場となるなど、さまざまな問題を引き起こしています。

放置竹林を美味しく食べて解決する「竹炭チーズケーキ」を開発 画像 2

竹炭の特性とその活用方法

LOCAL BAMBOOは、放置竹林の竹をメンマとして活用する「森を育てる」をコンセプトにした「延岡メンマ」を展開していますが、さらに伸びきった竹の活用方法として「竹炭」に着目しました。竹炭は、竹を燃やして炭にすることで得られ、竹の有効活用が可能となります。

竹炭には、大小さまざまな微細な穴が無数に存在し、1gあたりの内部表面積は1000平方メートル以上にも及びます。竹炭を土に含ませることで、カリウムやリン、カルシウム、鉄、マグネシウム、マンガンなどのミネラルを補充し、土壌改良にも貢献します。さらに、竹炭は無味無臭であるため、食品に使用しても味に影響を与えません。

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竹炭チーズケーキの開発

今回開発された「竹炭チーズケーキ」は、竹炭をパウダー状にして生地に練り込むことで、放置竹林問題を解決するための新たな商品です。このチーズケーキは、メンマだけではカバーしきれなかった課題にも対応し、竹を使った新たなスイーツとして注目されています。

この商品は、LOCAL BAMBOOがこれまでに築いてきた「メンマを食べることで竹問題を解決したい」という理念を共有する仲間たち、通称「Menmmer(メンマー)」とのコラボレーションによって生まれました。メンマーのパティシエたちは、竹炭を使用した「黒いお菓子」を数種類開発し、その中から特にチーズケーキを商品化することに決定しました。

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竹炭パウダーの販路拡大と今後の展望

LOCAL BAMBOOは、国産の竹炭を製造する企業と提携し、竹炭パウダーの販路拡大にも取り組んでいます。竹炭パウダーは、天然の着色料としての汎用性があり、若い世代にも手に取りやすい商品を目指しています。

具体的には、竹炭を使用したパウンドケーキやシュークリーム、マドレーヌなどのスイーツがクラウドファンディングを通じて先行発売されています。これにより、竹炭を通じて環境問題の認知を広め、竹問題の解決に向けた意識を高めることを目指しています。

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地域資源を活用した持続可能な取り組み

LOCAL BAMBOO株式会社は、地域発のサステナブルな事業を展開しており、放置竹林で作る「延岡メンマ」や町屋をゲストハウスにした「日向美々津の宿」など、地方資源を活用した持続可能なアイデアを形にしています。現在、全国12ヶ所で国産メンマの産地化や竹林プロデュースを行っており、地域活性化に貢献しています。

代表取締役の江原太郎氏は、放置竹林をメンマにして竹害を食い止める社会貢献活動を推進しつつ、育った竹の活用方法にも取り組むことで、より多くの人々に「竹は美味しく食べて社会課題も解決できる食材」であることを知ってもらうことを目指しています。

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まとめ

項目 内容
企業名 LOCAL BAMBOO株式会社
所在地 宮崎県延岡市
新商品 竹炭チーズケーキ
竹炭の特性 無味無臭、ミネラル補充、環境保護効果
販売方法 クラウドファンディング
代表者 江原太郎

今回の取り組みは、放置竹林の課題解決だけでなく、竹を美味しく食べることで地域活性化にも寄与するものです。竹炭を使用した新たなスイーツの登場は、竹問題の認知を広める良い機会となるでしょう。今後もLOCAL BAMBOOの活動に注目が集まることが期待されます。

参考リンク: