1月24日から開始!第3回「観たいのに観れなかった映画賞」投票受付中

第3回MME賞

開催期間:1月24日〜2月14日

第3回MME賞
観たいのに観れなかった映画賞って何?
観たいのに観れなかった映画賞は、忙しくて映画館に行けない働く女性たちが観たい映画に投票する映画賞です。
この映画賞に参加するにはどうすればいいの?
1月24日から2月14日までオンラインで投票が可能です。すべての働く女性が参加できます。

働く女性で作る映画賞 第3回「観たいのに観れなかった映画賞」投票受付中

特定非営利活動法人映画業界で働く女性を守る会(以下、SWFI)は、2023年より開催している「観たいのに観れなかった映画賞~いやぁ、 時間がなくて~」(略称 MME賞)の投票受付を開始しました。この映画賞は、忙しい日常の中で映画館に足を運ぶことができない働く女性たちが、観たい映画に投票することを目的としています。

今年のMME賞は、1月24日よりオンラインで投票を受け付けており、2月14日(金)に投票締切、3月10日(月)に結果発表を予定しています。この映画賞は「すべての働く女性」が参加できることを目指しており、映画業界の女性だけでなく、他の業種で働く女性たちも対象としています。

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MME賞の開催趣旨と背景

MME賞は、映画業界で働くキャストやスタッフが抱える「映画が好きなのに、忙しさから映画を観に行けない」という現実を反映したもので、映画を観たくても観れなかった悔しさを表現する場として設立されました。この賞を通じて、映画業界外の人々にもこの現状を知ってもらいたいという意図があります。

特に、映画業界で働く女性たちの中には、メインスタッフやキャストでない限り、映画賞や映画祭に対する当事者意識を持てない人が多いという現実があります。しかし、MME賞では「観たいのに観れなかった映画」に投票することで、すべての参加者が当事者となり、自身の意見を表明することができます。

投票の意義と環境改善への取り組み

MME賞では、単に映画に投票するだけでなく、投票時に「どのような環境であれば映画館に行けたか」という質問に答えてもらうことで、働く女性たちの映画館利用に関するデータを可視化することに取り組んでいます。このデータを基に、映画館へのアクセスを改善し、映画を楽しむ機会を増やすことを目指しています。

興行収益が向上すれば、映画制作の現場も潤い、最終的には「子育てしながら働ける映像業界」という目標に近づくことができます。MME賞を通じて集まった意見やデータは、映画業界の労働環境改善にも寄与することが期待されています。

働く女性の映画館利用率の現状

最近の調査によると、働く女性の映画館利用率は全体的に低下傾向にあります。特に30代以上の女性では、約40%が映画館の利用を減少させたという報告があります。また、女性全体で見ると、映画館を「まったく利用しない」割合は31.8%に達し、1年に1回も観ないという層を含めると、60%以上が映画館利用頻度が低い状態です。

この背景には、動画配信サービスの普及や共働きの増加といったライフスタイルの変化、映画館の料金上昇などが影響しています。SWFIでは、MME賞を通じて多くの働く女性の意見を集め、映画館との距離を再び縮めることを目指しています。

映画館での体験を再び

SWFIの目標は、すべての働く女性が年に1回は映画館で映画を楽しむことができる環境を作ることです。さらに、働く女性が観たい映画を何本でも映画館で観ることができるような労働環境を整える未来を目指しています。この「観たいのに観れなかった映画賞」が無くなることが、最終的な目標となっています。

SWFIの活動と今後の展望

特定非営利活動法人映画業界で働く女性を守る会(SWFI)は、映画業界を「子供を育てながら働ける業界」にすることを目指して設立されました。女性が抱える問題を共有し、労働環境の改善を目指す活動を行っています。具体的には、コロナ禍における影響実態調査やハラスメントセミナーの開催、オンラインでの意見交換の場を設けるなど、多岐にわたる活動を展開しています。

SWFIのメンバーは、子育て中の女性だけでなく、男性や子供のいないスタッフなど多様なメンバーで構成されており、ジェンダーに関係なく賛同する人々が集まっています。これにより、より良い映像業界の実現を目指しています。

主催団体の概要

  • 団体名:特定非営利活動法人映画業界で働く女性を守る会(SWFI)
  • 設立日:2020年1月8日
  • 代表理事:SAORI
  • URL:https://swfi-jp.org

まとめ

第3回「観たいのに観れなかった映画賞」は、働く女性たちが映画館に行く機会を増やすことを目的とした重要な取り組みです。映画業界で働く女性だけでなく、あらゆる業種で働く女性たちが参加できるこの映画賞は、映画館との距離を縮めるための貴重なデータを集めることが期待されています。SWFIは、今後も働く女性たちの声を大切にし、より良い映画業界の実現に向けて活動を続けていくことでしょう。

項目 詳細
映画賞名 観たいのに観れなかった映画賞(MME賞)
主催団体 特定非営利活動法人映画業界で働く女性を守る会(SWFI)
投票受付開始日 2023年1月24日
投票締切日 2023年2月14日
結果発表日 2023年3月10日
参加対象 すべての働く女性

このような取り組みを通じて、映画業界の未来がより明るいものになることが期待されます。