ドクターズプライムが5月に新サービス「LifeDoctor」展開、医療の民主化を加速

LifeDoctor事業展開

開催日:5月1日

LifeDoctor事業展開
ドクターズプライムってどんな会社?
ドクターズプライムは「自分らしく選べる医療をすべての人に」をミッションに、医師紹介や学習メディアを展開しています。
ドクターズプライムの資金調達の目的は?
資金調達は、医療の民主化を支援する新サービス「LifeDoctor」展開と医師向け動画配信事業の拡大に向けた投資のためです。

ドクターズプライム、3.9億円の資金調達を完了

株式会社ドクターズプライム(東京都台東区、代表取締役:田真茂)は、2025年1月29日に、Dual Bridge Capital、ニッセイ・キャピタル、SMBCベンチャーキャピタルから3.9億円の資金調達を完了したことを発表しました。この資金調達は、同社にとって初の株式による資金調達(シリーズAラウンド)であり、これにより銀行融資を含む資金調達金額の累計は6.4億円に達しました。今後は医療の民主化を支援するため、一般向けユーザー向けサービスである「LifeDoctor事業」を新たに展開していく予定です。

“自分らしく選べる医療“を目指すドクターズプライム、3.9億円を資金調達。3万人の医師データを活用し、LifeDoctor事業を展開 画像 2

ドクターズプライムのミッションと事業内容

ドクターズプライムは「自分らしく選べる医療をすべての人に」をミッションに掲げています。医師と患者の視点を揃えるための「医師評価制度」と、自己治療を可能にする「医療の民主化」を推進しています。2017年の創業以来、以下のような事業を展開してきました。

  • Dr.’s Prime Work: 救急車のたらい回しを解決する医師紹介事業
  • Dr.’s Prime Academia: 医師の診療スキル向上のための動画コンテンツ配信事業

これらの事業を通じて、ドクターズプライムは医療現場の課題解決に取り組んでいます。

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救急医療の改善に向けた取り組み

ドクターズプライムは、救急車の受け入れ拒否が発生する要因として、医師が患者を救うことよりも論文での実績に評価される文化や、医師と患者の情報格差を挙げています。これらの問題を解決するため、診療をベースとした新しい評価制度を導入し、救急領域からアプローチを始めました。

具体的には、以下のような施策を実施しています。

  1. 医師の評価データを蓄積し、救急車の受け入れに積極的な医師には高い給与を提供するインセンティブ設計を導入
  2. 病院近くの救急隊と連携し、医師の勤務日程を共有することで不必要な搬送要請を減少
  3. 救急搬送時間を短縮し、患者が迅速に医療を受けられるよう支援

これにより、ドクターズプライムが紹介した医師による救急受け入れ人数は年間67,000人を超え、累計で160,000人の救急患者を救うことに貢献しています。

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医師のスキル向上を目指すDr.’s Prime Academia事業

医師は研修医時代に救急治療の基礎を学びますが、その後特定の専門科に進むことで、自分の診療科以外の患者への対応に不安を抱くことがあります。このような課題を解消するために、ドクターズプライムは医師専用の学習動画を月に600本配信する「Dr.’s Prime Academia事業」を開始しました。

この事業では、以下の内容が実施されています。

  • 自社制作の動画をのべ13,000本以上配信
  • 累計視聴時間は3万人の医師が視聴
  • 企業との共催セミナーやスポンサー案件も増加中

これにより、医師の診療スキル向上を図り、受け入れ拒否の減少に寄与しています。

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資金調達の背景と目的

ドクターズプライムは、これまでエクイティ調達なしで運営を行ってきました。現在、60人(うち正社員34人)のスタッフが、病院向け、医師向け、患者向けの3つの事業を展開しています。足元は黒字経営ですが、医師向け動画コンテンツ配信事業「Dr.’s Prime Academia」と、一般向けサービス「LifeDoctor」への事業投資を加速するために、初の株式による資金調達を実施しました。

今後の展望として、医師評価データの活用を加速し、医師スコアを見える化する機能をリリースする予定です。これは、患者に向き合った医師の行動変容を促進するために、まずは医師本人に開示する機能を2025年2月にリリースし、その後一般向けにも拡大する計画です。

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投資家からのコメント

今回の資金調達に対して、投資家からも多くの期待の声が寄せられています。以下は、主な投資家のコメントです。

Dual Bridge Capital 代表パートナー 伊東駿氏
医療現場における医師の働き方改革が必要であり、ドクターズプライムの医療プラットフォーム構想に期待しています。
ニッセイ・キャピタル キャピタリスト 大久保彰将氏
医療業界の課題を解決するための取り組みに強く共感し、出資を決定しました。
SMBCベンチャーキャピタル 投資営業第一部長 中野哲治氏
医療の民主化に向けたドクターズプライムの取り組みに共感し、支援を行います。
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採用イベントの開催

ドクターズプライムでは、2月に毎週火曜日と金曜日に、浅草の本社にて社員交流会を開催します。このイベントでは、気軽な雰囲気の中で社員と交流できる機会を提供します。また、オフィスに来ることが難しい方のために、代表によるWeb配信も行います。

以下は、イベントの詳細です。

イベント名 開催日時 開催場所 対象者
社員交流会@オフィス(ピザパーティー) 2月の4日、7日、14日、18日、21日、25日 ドクターズプライム本社 ビジネスサイド・エンジニアサイドMix
Web説明会 2/6、2/13 オンライン 全ての方

詳細や参加方法については、公式サイトをご覧ください。

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ドクターズプライムの概要

最後に、ドクターズプライムの基本情報を以下にまとめます。

項目 内容
会社名 株式会社ドクターズプライム
所在地 東京都台東区西浅草2-27-7 浅草TFビル2階
代表者 代表取締役・医師 田真茂
設立 2017年4月
事業内容 医療の民主化サービスに向けた病院向け人材紹介サービス・医師向け学習メディア・患者向け健康相談サービスの開発・運営
会社HP https://drsprime.com/

ドクターズプライムは、今後も医療の民主化に向けた取り組みを進めていくことでしょう。

参考リンク: