用途発明の特許実務と戦略を学ぶセミナー、3月13日に開催
ベストカレンダー編集部
2025年1月29日 16:10
用途発明特許セミナー
開催日:3月13日
用途発明の特許実務に関するセミナー開催
日本計画研究所(JPI)は、2025年3月13日(木)に「用途発明の特許実務、特許戦略と今後の対応策」というテーマでセミナーを開催します。このセミナーでは、青山特許事務所の顧問であり、知的財産大学院協議会の会長でもある加藤浩氏を講師として招き、医薬品、食品、化粧品を中心に用途発明に関する実務や戦略について詳しく解説します。
近年、特許の実用化が進む中で、用途発明の重要性が増しています。生成AIの発展により新たな用途の研究が効率的に行われるようになり、用途発明への関心が急速に高まっています。このセミナーは、研究開発とその実用化を推進するための特許戦略の構築を目的としています。
セミナーの詳細情報
以下に、セミナーの詳細情報をまとめます。
- タイトル:用途発明の特許実務、特許戦略と今後の対応策
- 開催日時:2025年3月13日(木)13:30 – 16:00
- 講師:加藤浩氏(青山特許事務所 顧問、知的財産大学院協議会 会長)
- 受講方法:会場受講、ライブ配信、アーカイブ配信(2週間視聴可能)
- 受講料:1名 33,970円(税込)、2名以降 28,970円(社内・関連会社同時申し込みの場合)
- お申込み:こちらから
講義概要と講義項目
本セミナーでは、用途発明の特許実務と特許戦略について、以下の講義項目を通じて詳しく説明します。
- 用途発明の現状
- 用途発明の定義
- 用途発明の種類と役割
- 用途発明の特許動向
- 用途発明の特許実務
- 用途発明の新規性・進歩性の判断手法
- 用途クレームの記載方法(記載要件)
- 特許審査への対応(拒絶理由への対応など)
- 特許ポートフォリオの構築に向けて
- 用途発明の特許活用
- 用途特許の効力範囲(適用外処方、ラベル論)
- 直接侵害と間接侵害
- 用途特許の活用事例(商品化事例)
- 事業活動と特許出願の関連性(パテントリンケージ)
- 用途発明の裁判例
- 知財高裁令和4年12月13日判決「エルデカルシトールを含有する前腕部骨折抑制剤事件」
- 知財高裁令和3年5月17日判決「多糖類-タンパク質コンジュゲート事件」
- 知財高裁令和2年12月14日判決「炎症性疾患および自己免疫疾患治療剤事件」
- 知財高裁平成31年3月19日判決「インターロイキン事件」
- 知財高裁平成30年7月18日判決「デクスメデトミジン事件」
- 知財高裁平成29年2月28日判決「乳癌再発の予防用ワクチン事件」
- 用途発明の特許戦略に向けて
- 登録クレームの最近の傾向
- 登録特許の審査経緯の分析
- 諸外国の登録クレームの比較(米国、欧州、中国など)
- 最近の裁判例からの教訓
- 事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案
- 関連質疑応答
- 名刺交換・交流会
特に名刺交換や交流会は、参加者同士の人脈形成や新規顧客開拓、事業展開に役立つ機会となります。また、ライブ配信受講者も、会場での名刺交換終了後に講師との個別オンライン対話の時間が設けられています。
セミナーの意義とJPIの役割
このセミナーは、特許戦略の構築や用途発明の実務に関心のある方々にとって、非常に有意義な機会となるでしょう。特に、医薬品や食品、化粧品業界においては、用途発明の特許取得とその活用が事業の成長に直結するため、参加者は実務に即した知識やスキルを習得できます。
日本計画研究所は、国家政策やナショナルプロジェクトの推進を支えるため、半世紀以上にわたり有益な情報を提供してきました。今回のセミナーもその一環として、参加者にとって貴重な情報源となることを目指しています。
まとめ
以下に、本セミナーで取り扱う内容をまとめた表を示します。
講義項目 | 内容 |
---|---|
用途発明の現状 | 定義、種類、特許動向 |
用途発明の特許実務 | 新規性・進歩性、クレーム記載、審査対応 |
用途発明の特許活用 | 効力範囲、侵害、活用事例 |
用途発明の裁判例 | 主要判決の紹介 |
用途発明の特許戦略 | 登録クレームの傾向、審査経緯分析 |
このセミナーを通じて、参加者は用途発明に関する深い理解を得ることができ、今後のビジネスにおいて大いに役立てることが期待されます。特許戦略の構築は、研究成果を事業活動に最大限に活かすための重要なステップであり、参加者にとって貴重な経験となるでしょう。
参考リンク: