システム設計面接の傾向と対策が新刊として2月1日に発刊!技術者必見の内容
ベストカレンダー編集部
2025年1月30日 09:49
新刊発刊
開催日:2月1日
新刊『システム設計面接の傾向と対策』の発刊について
株式会社秀和システムは、2025年2月1日に新刊『システム設計面接の傾向と対策』を発刊します。この書籍は、近年増加している「システム設計面接」に特化した解説書であり、面接を受ける転職者に限らず、面接官やシステム設計を学びたいエンジニアにとっても必読の内容となっています。
本書では、システム設計に関する基礎知識や実践力を養うことを目的としており、特にアメリカのテック企業で一般的に行われているシステム設計面接のプロセスや知識を深く掘り下げています。日本ではまだあまり普及していないものの、技術者が面接を受ける際にシステム設計に関連する質問が増えてきているため、今後の転職活動において重要な情報源となるでしょう。
システム設計の重要性と本書の内容
インターネットサービスやクラウドコンピューティングの普及により、大規模システムを支えるためには「設計力」が求められています。特に、システム設計においては、スケーラビリティやコスト、シンプルさや柔軟性、速度や信頼性の間でバランスを取ることが重要です。これらの要素は、システム設計のプロセスにおいてしばしば「トレードオフ」として扱われます。
本書は、システム設計が「芸術」であり、明確な答えがないことを強調しています。第1部では、システム設計の基本的な考え方や面接の流れを説明し、第2部では具体的なシステム事例を通じて設計や運用に関する課題を扱います。
目次の概要
本書の目次は以下の通りです。各章では、システム設計に必要な知識や技術を詳細に解説しています。
- Part 1
- Chapter 1: システム設計に関する概念を俯瞰する
- Chapter 2: 典型的なシステム設計面接の流れ
- Chapter 3: 非機能要件
- Chapter 4: データベースのスケーリング
- Chapter 5: 分散トランザクション
- Chapter 6: 機能的分割のための共通サービス
- Part 2
- Chapter 7: Craigslistの設計
- Chapter 8: レートリミットサービスの設計
- Chapter 9: 通知/アラートサービスの設計
- Chapter 10: データベースバッチ監査サービスの設計
- Chapter 11: オートコンプリート/タイプアヘッド
- Chapter 12: Flickrの設計
- Chapter 13: コンテンツ配信ネットワークの設計
- Chapter 14: テキストメッセージングアプリの設計
- Chapter 15: Airbnbの設計
- Chapter 16: ニュースフィードの設計
- Chapter 17: Amazonの売上トップ10の商品のダッシュボードの設計
- Appendix
- Appendix A: モノリスとマイクロサービス
- Appendix B: OAuth 2.0認可とOpenID Connect認証
- Appendix C: C4モデル
- Appendix D: 2フェーズコミット(2PC)
システム設計面接の意義と面接官へのアドバイス
本書は、システム設計面接を受ける候補者だけでなく、面接官にとっても有用な情報が満載です。面接官は、候補者がどのような意図を持って回答しているのかを理解し、候補者の答えからどのようなスキルや知識が読み取れるのかを把握することができます。
システム設計面接の目的は、候補者の技術的な能力だけでなく、問題解決能力や論理的思考力も評価することにあります。面接官は、候補者に対して適切な質問を投げかけることで、候補者の真の実力を引き出すことが求められます。
システム設計の教科書としての活用
また、本書は純粋にシステム設計を学びたいエンジニアにとっても最適な教科書となります。実際の事例でシステム設計の詳細が明かされることはありませんが、実例に近い具体的なシナリオを通じて、設計の意図や対応方法が丁寧に説明されています。
これにより、読者はシステム設計の基礎から応用までを学ぶことができ、将来的なキャリアに役立つ知識を身につけることができます。
書籍の詳細情報
以下に本書の詳細情報をまとめます。
書名 | システム設計面接の傾向と対策 |
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著者 | Zhiyong Tan 著、水野 貴明 訳、吉岡 弘隆 監訳 |
定価 | 4,620円(税込) |
発売日 | 2025年2月1日 |
購入リンク | Amazon, 楽天ブックス |
公式サイト | 秀和システム |
本書は、システム設計面接に関する知識を深めるための貴重なリソースであり、技術者や面接官にとって必携の一冊となるでしょう。システム設計の基礎から応用までをしっかりと学び、実践的なスキルを身につけることが期待されます。
参考リンク: