スクー、花王のDX人財育成プログラムを2025年1月30日から支援開始
ベストカレンダー編集部
2025年1月30日 11:44
DX人財育成支援開始
開催日:1月30日
スクー、花王グループのDX人財育成を支援
株式会社Schoo(以下「スクー」)が、花王株式会社(以下「花王」)の全社員約30,000人を対象にしたDX(デジタルトランスフォーメーション)人財育成施策「DXアドベンチャープログラム」の支援を開始しました。このプログラムは、社員一人ひとりがDXスキルを学ぶための体系的な学習環境を整備し、組織全体のDX推進を目指しています。
2023年にスタートしたこのプログラムは、花王の中期経営計画における「社員活力の最大化」を基本方針の一つとして掲げ、DXを活用した業務の高度化を実現するための取り組みの一環です。スクーは、花王が目指す公平で多様な成長機会を提供する「公平・絶対・多様自律」の人財育成方針に基づき、個々の社員に最適な学びを提供する役割を担っています。
導入の背景と目的
花王は、全社員を対象にしたDXスキル育成を行うことで、組織全体の意識改革とスキル向上を図っています。特に、DXスキル診断を通じて、社員が自身のスキルを可視化し、学習目標を明確にすることが重要視されています。この取り組みにより、社員は自分の強みや課題を把握し、より効果的に学習を進めることが可能になります。
具体的には、スクーが提供する8,500本以上の動画コンテンツを通じて、ビジネススキルやコミュニケーション、リベラルアーツなど幅広いジャンルの学びを支援しています。これにより、企業内での自律型人材の育成や学びの文化の醸成を図っています。
プログラムの内容
花王の「DXアドベンチャープログラム」では、全社員必須の「DX Beginner」コースを設け、基礎知識を動画で学ぶ機会を提供しています。このコースは、全社員が共通の基礎知識を身につけるためのもので、多様な社員に一律の学びの機会を提供することを目的としています。
さらに、部門ごとの特性や業務内容に応じた内容をカスタマイズした「DX Intermediate」コースも用意されており、実践的なスキル習得を支援しています。プログラム受講前には、参加者が自身のスキルを可視化できる「DXスキル診断」を実施し、個人の強みや課題を把握する機会を提供します。
導入の効果
プログラム開始から1年間で、基礎コース「DX Beginner」の修了者は14,000人以上に達しました。また、基礎コースを修了した社員の多くが次のステップである「DX Intermediate」に進んでおり、約8,300人が受講を完了しています。このように、多くの社員が自発的に学び続ける環境が整備され、自己開発に積極的に取り組む姿勢が浸透しています。
自己開発とは、人生の目標や価値観を評価し、潜在能力を発揮するためのスキルや資質を継続的に高める行為を指します。花王では、DXアドベンチャープログラム実施時に指定以外のコンテンツを自主的に受講した社員は全体の8割にのぼり、オンライン学習の特性を活かした柔軟な学びの環境が整っています。
DXスキル診断の詳細
「DXスキル診断」は、経済産業省のデジタルスキル標準に準拠した「DX基礎」と、スクーが定義するDX人材に必要なスキルを基準とした「DX実践」で構成されており、全100問の診断を通じて個人および組織全体のDXスキルを可視化します。
この診断を定期的に行うことで、現在地と改善点を把握し、中長期的な組織の改革に役立てることができます。診断結果は、自身の強みや課題をグラフで可視化し、そこに合わせた最適な学習内容がリコメンドされる仕組みです。これにより、社員は自らの課題を把握しやすくなり、学習の動機付けが促進されます。
花王の人財戦略
花王の人財戦略は、社員一人ひとりに公平かつ多様な成長機会を提供することを重視しています。全社一律の研修制度ではなく、個々の社員に最適な学びを提供することで、組織全体のDXスキル向上に寄与することを目指しています。
花王におけるDX人財育成の取り組みは、今後のビジネス環境においても重要な役割を果たすと考えられます。特に、オンライン研修サービス「Schoo for Business」を通じて、DXスキル診断から学習、育成まで一貫して提供できることが大きな特徴です。
項目 | 内容 |
---|---|
プログラム名 | DXアドベンチャープログラム |
対象者 | 花王の全社員約30,000人 |
開始年 | 2023年 |
基礎コース修了者数 | 14,000人以上 |
中級コース受講者数 | 約8,300人 |
DXスキル診断の問数 | 全100問 |
以上の内容から、花王のDX人財育成施策は、全社員が一律にアクセス可能な学習環境を構築し、社員の自発的な学びを促進するものとなっています。これにより、組織全体でのDXスキル向上が期待されます。
参考リンク: