2025年7月12日から開催「深宇宙展」で最新宇宙技術と有人月面探査車を体感

特別展「深宇宙展～人類はどこへ向かうのか」To the Moon and Beyondの開催概要

2025年7月12日(土)から9月28日(日)まで、日本科学未来館にて特別展「深宇宙展～人類はどこへ向かうのか To the Moon and Beyond」が開催されます。この展覧会は、NHK、NHKプロモーション、東京新聞との共同主催で行われ、最新の宇宙探査技術が一堂に集結します。

本展では、特に注目されるのは「アルテミス計画」に基づいて日本が開発した有人月面探査車の実物大模型の世界初公開です。また、火星をテーマにした大画面の体感映像も用意されており、来場者は最新の宇宙探査技術とその成果を体感することができます。

開催詳細

• 会期: 2025年7月12日(土)～9月28日(日)
• 開館時間: 10:00～17:00 (入場は閉館の30分前まで)
• 休館日: 7月15日(火)、9月2日(火)、9日(火)、16日(火)
• 会場: 日本科学未来館 (東京都江東区青海2-3-6) 1階 企画展示ゾーン
• 料金: 未定 (決まり次第、本展公式サイトでお知らせ)
• 主催: 日本科学未来館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
• 後援: 文部科学省、内閣府宇宙開発戦略推進事務局
• 協力: 宇宙航空研究開発機構(JAXA)、自然科学研究機構国立天文台(NAOJ)、東京大学、理化学研究所(RIKEN)、SPACETIDE、宇宙旅客輸送推進協議会
• 監修: 戸梶 歩氏 (宇宙開発エバンジェリスト)
• 公式HP: https://deep-space.jp (2月末公開予定)
• 公式SNS: X：@deep_space_2025 / Instagram：@deep_space_2025

本展の見どころ

本展では、以下の5つの見どころが用意されています。

1. 世界初公開のアルテミス計画関連展示

本展の目玉は、アポロ計画から約半世紀ぶりの有人月面探査「アルテミス計画」に関連する先端技術の数々です。特に注目すべきは、以下の展示物です。

• 有人与圧ローバー (実物大模型): 宇宙飛行士が月面で約1か月間生活しながら探査を行うことができる探査車で、次世代の月面探査を象徴する存在です。
• 月面誘電率計測器 (LDA): 月面に置いて物質の誘電率を測定し、月の地下状況を推定するための技術です。

2. 日本の宇宙探査・開発の最前線が集結

本展では、日本の最新宇宙ミッションが一堂に集まります。具体的には、以下の展示物があります。

• H3ロケットのフェアリング (実物大模型): 日本の新しい大型基幹ロケットの一部を展示します。
• 小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ２」が持ち帰った粒子: 太陽系の起源を解明するための重要な粒子を展示します。
• 火星衛星探査計画「MMX」: 火星の衛星フォボスからサンプルを持ち帰る計画を紹介します。
• 最新人工衛星: 地球環境を守るための先進技術を紹介します。
• 超小型X線観測衛星「NinjaSat」: 学生が挑戦したプロジェクトの成果を紹介します。

3. 火星を旅する大画面映像

来場者は、大画面映像で火星探査の最新データを体感できます。さらに、JAXA種子島宇宙センターに展示されているロケット部品も展示され、実際に触れることができる貴重な体験が提供されます。

4. 天文学の最前線がわかる展示

本展では、宇宙の謎に挑む天文学の最前線を紹介します。具体的には、以下のような展示があります。

• すばる望遠鏡: 遠方銀河や星の誕生過程に関するデータを展示します。
• アルマ望遠鏡: 宇宙の高温ガスを観測するための機器の模型を展示します。
• XRISM: 宇宙の謎を解き明かすための宇宙望遠鏡の展示も行います。

5. 前澤友作氏が搭乗したソユーズ宇宙船の展示

日本の民間人として初めて国際宇宙ステーションに滞在した前澤友作氏が搭乗したソユーズ宇宙船の実機を特別展示します。この宇宙船は、民間人による宇宙旅行の新たな時代の象徴です。

まとめ

特別展「深宇宙展～人類はどこへ向かうのか」To the Moon and Beyondでは、最新の宇宙探査技術や日本の宇宙開発の最前線を体感できる貴重な機会が提供されます。以下に、本展の主要な内容をまとめました。

このように、多彩な展示内容が用意されている特別展「深宇宙展」は、宇宙への興味を持つすべての方々にとって貴重な体験となるでしょう。