ガルシア=マルケス『族長の秋』新潮文庫版が2月28日発売!特別装画と解説

族長の秋文庫版発売

開催日:2月28日

族長の秋文庫版発売
『族長の秋』ってどんな本なの?
『族長の秋』はガブリエル・ガルシア=マルケスの名作で、架空の国の大統領の破天荒な行状を描いた長編小説です。
この新潮文庫版の特典は何かあるの?
新潮文庫版では、三宅瑠人氏の装画と池澤夏樹氏による書き下ろし解説が収録されています。

ガルシア=マルケスの名作『族長の秋』が新潮文庫で刊行決定

2025年2月28日、株式会社新潮社よりガブリエル・ガルシア=マルケスの長編小説第二作『族長の秋』が文庫版として刊行されることが発表されました。この作品は、ガルシア=マルケスのデビュー作『百年の孤独』を凌駕する怪物的傑作として評価されています。

本作の魅力を引き立てる装画と解説者についても明らかになっており、特に注目されるのは『百年の孤独』の装画を手掛けた三宅瑠人氏が再び担当することです。三宅氏の美麗な装画は、これまで多くの読者に感動を与えてきました。

ガルシア=マルケス『族長の秋』新潮文庫版の書影解禁!三宅瑠人氏が『百年の孤独』に続き装画を担当。解説は池澤夏樹氏による書き下ろしを収録。 画像 2

三宅瑠人氏の装画が再び登場

三宅瑠人氏は、これまでに数多くの著名な作品の装画を手掛けてきた世界的に評価されているイラストレーターおよびデザイナーです。『百年の孤独』文庫版の装幀は、コロンビアやラテンアメリカにおいても注目を集め、さらにはNETFLIXドラマ版でもアイコンとして採用されるなど、高い評価を得ています。

今回の『族長の秋』においても、三宅氏の独自の視点と美的感覚が反映された装画が期待されます。彼の作品は、ただの装飾にとどまらず、作品の内容やテーマを深く理解させる役割を果たしています。

池澤夏樹氏による書き下ろし解説

『族長の秋』の巻末には、作家であり翻訳者でもある池澤夏樹氏による書き下ろしの解説が収録されます。池澤氏は日本で最初期にガルシア=マルケスに注目した作家であり、彼の寄稿により『族長の秋』の魅力がさらに深まることが期待されます。

池澤氏はこの作品を「城壁に囲まれた一つの都市」と評しており、作品のテーマや背景についての洞察を提供しています。彼の解説を通じて、読者は作品の理解を深め、より豊かな読書体験を得ることができるでしょう。

『族長の秋』の概要とガルシア=マルケスの経歴

『族長の秋』(原題:El otoño del patriarca)は、ガルシア=マルケスが1967年にデビュー作『百年の孤独』を刊行した8年後、1975年に発表された長編小説です。この作品は、架空の国の大統領の破天荒な行状をグロテスクに描写し、当時の政治的状況を反映しています。

ガルシア=マルケスは1927年にコロンビアで生まれ、新聞記者としての経験を経て作家としての道を歩み始めました。彼の作品は、ラテンアメリカ文学の重要な一部として位置づけられ、1982年にはノーベル文学賞を受賞しました。彼の著書には『族長の秋』の他にも『予告された殺人の記録』や『コレラの時代の愛』などがあり、どれもが文学界において高く評価されています。

書誌情報と作品の購入について

『族長の秋』の書誌情報は以下の通りです。

タイトル 族長の秋
著者名 ガブリエル・ガルシア=マルケス
訳者 鼓直
発売日 2025年2月28日
定価 1100円(税込)
ISBN 978-4-10-205213-6
購入リンク 新潮社の公式サイト

このように、『族長の秋』はガルシア=マルケスの重要な作品であり、文学ファンにとって見逃せない一冊となるでしょう。装画や解説を通じて、作品の深い理解を促す内容が期待されます。

以上の情報をまとめると、ガルシア=マルケスの『族長の秋』は、文庫版として2025年2月28日に発売され、装画は三宅瑠人氏、解説は池澤夏樹氏によるものであることがわかります。作品の魅力を余すことなく楽しむために、ぜひ手に取ってみてください。

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