2月21日から開催!福島特産スイーツが楽しめる「ふくしまスイーツフェスティバル」
ベストカレンダー編集部
2025年2月5日 11:17
ふくしまスイーツフェス
開催期間:2月21日〜2月24日

「ふくしまスイーツフェスティバル」の概要
福島県の特産品を使ったスイーツが楽しめる「ふくしまスイーツフェスティバル」が、2025年2月21日(金)から24日(月・振替休日)までの4日間、東京都渋谷区の代々木公園で開催されます。このイベントは、福島県の大熊町、富岡町、楢葉町、広野町と産経新聞社が共催し、東日本大震災と原子力災害からの復興を応援することを目的としています。
昨年8月には、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」にて、各町の特産品を用いたスイーツ作りのコンテスト「スイーツ甲子園 ふくしまチャレンジカップ」が開催されました。このコンテストでは、大熊町のキウイ、富岡町のパッションフルーツ、楢葉町のサツマイモ、広野町のバナナを使用し、各町から選ばれた高校生たちがスイーツを考案しました。

スイーツのラインナップ
「ふくしまスイーツフェスティバル」では、コンテストで受賞した高校生たちと著名シェフがコラボレーションしたスイーツが販売されます。各スイーツは、各町の特産品を活かした魅力的なメニューで構成されており、それぞれ1000個限定で販売されます。販売価格は1000円です。

大熊町スイーツ【3色キウイのミルフィーパフェ】
大熊町賞を受賞した湘南高校の佐藤玲奈さんと、MAISON GIVRÉEのオーナーパティシエ江森宏之氏が共同開発したこのスイーツは、グリーン、ゴールド、レッドの3種類のキウイを使用しています。パイ生地やチーズソフトクリーム、カスタードクリームを重ね、華やかなミルフィーユに仕上げました。特に、大熊町産のレッドキウイがトッピングされており、見た目にも美しい一品です。

富岡町スイーツ【パッションヴァニーユ】
富岡町賞を受賞した慶誠高校の本田美月さんと坂越椿姫さんが、PATISSIER SHIMAの島田徹氏と共に考案したこのスイーツは、パッションフルーツのフルーティーで甘酸っぱい風味をバニラと組み合わせることでさらに引き立てています。多層仕立てにすることで、味わいに深みがあり、口の中でパッションフルーツとバニラの香りが絶妙に広がります。

楢葉町スイーツ【キャラメルとサツマイモのモンブランパフェ】
楢葉町賞を受賞した神村学園の濱部ゆらさんと野元侑里さんが、EN VEDETTEのオーナーシェフ森大祐氏と共に開発したこのスイーツは、キャラメルムースとオレンジパッションジュレを重ね、さつまいもの甘露煮を散らした贅沢なパフェです。さらに、キャラメルアイスとサツマイモのペーストをモンブラン風に絞り、サツマイモのフリットがトッピングされています。

広野町スイーツ【パフェバナーヌ】
広野町賞を受賞した慶誠高校の井元ひよりさんと毛利美琴さんが、PALACE HOTEL TOKYOのシェフショコラティエ小林美貴氏と共に考案したこのスイーツは、広野町産のバナナ「綺麗」を使用しています。バナナの甘さと香りのバランスを考慮し、ミルクチョコレートを選ぶことで、バナナの味を引き立てています。全体がクリーミーな食感に仕上げられており、塩味も加えられています。

特産品の復興と地域の取り組み
「ふくしまスイーツフェスティバル」では、福島県の特産品を通じて地域の復興を支援する取り組みも行われています。大熊町、富岡町、楢葉町、広野町のそれぞれの特産品には、震災後の復興に向けた地域の努力が反映されています。

大熊町のキウイ
大熊町では、震災前に多くの果樹農家が存在し、特産品としてのキウイが栽培されていました。しかし、震災と原発事故により栽培が途絶えました。2019年に避難指示が解除され、町の有志によって「おおくまキウイ再生クラブ」が設立され、特産品の復活に向けた取り組みが始まりました。2022年には初収穫を迎え、再生に向けた確かな歩みが見られます。

富岡町のパッションフルーツ
富岡町では、避難指示が解除された地域で新たな特産品としてパッションフルーツが栽培されています。地元の企業が南国のフルーツを育てることで、復興に役立てることを目指しています。2023年には5トン以上の収穫が見込まれており、有機栽培で丁寧に育てられたパッションフルーツは、フレッシュな香りと絶妙な味わいが特徴です。

楢葉町のサツマイモ
楢葉町では、サツマイモの栽培が新たな特産品として広がっています。試験栽培が行われた後、和・洋菓子の製造販売を手掛ける企業が本格的に栽培を始め、一大産地を目指しています。「ふくしまゴールド」という新ブランドのサツマイモは、スイーツに最適な甘味と食感を持っています。

広野町のバナナ
広野町では、震災からの復興のシンボルとしてバナナの栽培に挑戦しています。バナナは、温暖な気候を生かして栽培され、糖度が高くクリーミーな味わいが特徴です。特別な栽培技術を用いて、震災後の厳しい環境を乗り越えたバナナが誕生しました。

同時開催のイベント
「ふくしまスイーツフェスティバル」は、同時開催される「SAKANA&JAPAN FESTIVAL2025」と「発見!ふくしまお魚まつり」と連携しています。これらのイベントでは、福島県産の水産物や新鮮な魚介類を使用した料理が楽しめます。

SAKANA&JAPAN FESTIVAL2025
日本最大級の魚介グルメフェスティバルである「SAKANA&JAPAN FESTIVAL2025」は、栄養豊富な魚食文化の活性化を目的に開催されます。来場者数は累計で210万人を超え、マグロやサーモン、ウニなど新鮮な海の幸が堪能できます。

発見!ふくしまお魚まつり
「発見!ふくしまお魚まつり」は、福島県沖の豊かな海域から新鮮な魚介類を集め、地域の復興を応援するイベントです。福島の地酒やワインと共に、旬の魚介を使用した料理を楽しむことができます。
町名 | 特産品 | スイーツ名 | 受賞者 |
---|---|---|---|
大熊町 | キウイ | 3色キウイのミルフィーパフェ | 湘南高校 佐藤玲奈さん |
富岡町 | パッションフルーツ | パッションヴァニーユ | 慶誠高校 本田美月さん、坂越椿姫さん |
楢葉町 | サツマイモ | キャラメルとサツマイモのモンブランパフェ | 神村学園 濱部ゆらさん、野元侑里さん |
広野町 | バナナ | パフェバナーヌ | 慶誠高校 井元ひよりさん、毛利美琴さん |
「ふくしまスイーツフェスティバル」は、福島の特産品を通じて地域の復興を支援し、同時に新たな魅力を発信するイベントです。参加者は、地元の特産品を使ったスイーツを楽しむだけでなく、地域の復興に対する理解を深める貴重な機会となります。