2月9日開催!第7回獣がいフォーラムで地域活性化を考えるイベントとは

第7回獣がいフォーラム

開催日:2月9日

第7回獣がいフォーラム
獣がいフォーラムって何をするの?
獣がいフォーラムは、獣害対策を通じて地域活性化を図るイベントで、事例発表やパネルディスカッションが行われます。
柿スイーツレシピコンテストってどんなイベント?
柿スイーツレシピコンテストは、柿を使ったスイーツのレシピを募集し、地域特産品としての魅力を引き出すイベントです。

第7回獣がいフォーラムの開催について

丹波篠山市では、獣害対策を通じて地域の活性化を図る「獣がいフォーラム」を開催します。このフォーラムは、地域内外の様々な人々が関わり合うことを目的としており、丹波篠山の魅力を高めるための取り組みの一環です。2025年2月6日の発表によれば、フォーラムは令和7年2月9日(日)に行われる予定で、午前10時から正午までの間、丹波篠山市民センター2階の多目的ホールで開催されます。

このフォーラムは、地域の課題を解決するための意識啓発の一環として、2020年に始まり、今回で第7回目を迎えます。過去のフォーラムでは、北海道のヒグマ対策の事例を参考に、住民や都市部からの関係人口がどのように獣がい対策に関与できるかを考える機会が設けられてきました。

第7回獣がいフォーラム 関係人口と取り組む獣がい対策で地域を元気に! 画像 2

獣がいとは何か

「獣がい」とは、田畑を荒らす野生動物による被害を指します。農家にとっては、育てた農作物が食べられてしまうことが深刻な問題となっており、また野生動物が道路に飛び出すことで交通事故を引き起こす原因にもなっています。丹波篠山市では、こうした問題に対して地域主体の取り組みを行っており、平成20年には「有害鳥獣対策協議会」を発足させています。

特に丹波篠山市では、野生生物を単なる害悪として捉えるのではなく、豊かな里地里山の一部として考え、「獣害」という言葉ではなく「獣がい」と表記しています。この考え方は、地域の人々が野生動物と共存し、地域を活性化するための重要な基盤となっています。

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地域の取り組みとイベント

丹波篠山市には、ニホンザルの群れが5つ存在し、彼らが人里に寄り付く原因の一つが未収穫の柿です。特に畑地区には900本以上の柿の木があり、かつては貴重な食糧だった柿も、現在では収穫する人が少なくなっています。このため、畑地区では毎年、サルがやってくる前に柿を収穫するイベント「さる×はた合戦」が実施されています。

このイベントには地元の人々だけでなく、都市部からも参加者を募り、毎回800キロから900キロもの柿が収穫されています。収穫した柿は、兵庫県立篠山東雲高等学校の生徒によって「柿ジャム」や「柿パウダー」、さらには「柿ドライフルーツ」として商品化されています。特に柿ジャムは、丹波篠山市のふるさと納税の返礼品にも認定されており、地域のPRにも貢献しています。

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柿スイーツレシピコンテストの開催

獣がい対策の一環として、柿を資源として活用するための取り組みが進められています。これに関連して、柿を使用したスイーツレシピコンテストが開催され、収穫された柿を利用した商品を広く知ってもらうことを目的としています。このコンテストでは、柿ジャムや柿パウダー、柿ドライフルーツを使用したレシピが募集され、地域の特産品としての魅力を引き出すことが期待されています。

このように、丹波篠山市では、獣がい対策を通じて地域の活性化を図る様々な取り組みが行われています。特に、地域の人々が協力し、都市部からの関係人口を巻き込むことで、より効果的な対策が実現しています。

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フォーラムの詳細と参加方法

第7回獣がいフォーラムでは、以下の内容が予定されています。

項目 内容
日時 令和7年2月9日(日)午前10時開会(正午終了予定)
場所 丹波篠山市民センター2階 多目的ホール(丹波篠山市黒岡191番地)
事例発表 ・畑地区の獣がい対策
・放置柿を使った商品開発
・獣がい対策支援員の取り組み
・NPO法人里地里山問題研究所の取り組み
パネルディスカッション 「関係人口と進める獣がい対策のこれから」
申し込み方法 お名前、ご連絡先等をQRコード、電話、メールでご報告ください。
申込先 丹波篠山市森づくり課
電話:079-552-1117
メール:mori_div@city.sasayama.hyogo.jp

このフォーラムは参加費が無料で、地域の人々が集まり、獣がい対策について考える貴重な機会です。丹波篠山市では、地域を元気にするための前向きな取り組みが進められており、SNS『獣害へらそ課』を通じて、様々な情報が発信されています。

以上の内容を通じて、丹波篠山市の獣がい対策や地域活性化に向けた取り組みについて理解を深めることができるでしょう。地域の人々が協力し合い、持続可能な地域社会を築くための努力が続けられています。

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