国立映画アーカイブで3月7日から「NFAJコレクション 2025 春——横浜と映画」開催
ベストカレンダー編集部
2025年2月7日 16:14
横浜と映画上映会
開催期間:3月7日〜3月23日
国立映画アーカイブにて「NFAJコレクション 2025 春——横浜と映画」開催
2025年3月7日(金)から3月23日(日)までの期間、国立映画アーカイブにおいて「NFAJコレクション 2025 春——横浜と映画」が開催されます。本企画は、国立映画アーカイブが所蔵する多彩な映画作品を通じて、映画の魅力を広く紹介することを目的としています。
特に「横浜と映画」というテーマに焦点を当て、横浜の豊かな映画史を掘り下げる内容となっています。横浜は江戸幕府によって開港され、日本初の洋画封切館であるオデヲン座が開館した歴史的な映画産業の要所です。この上映企画では、横浜の光と影を映し出す10作品(9プログラム)が上映され、観客は映画を通じて横浜の多様な文化や歴史に触れることができます。
上映作品とその特徴
本企画では、以下のような作品が上映されます。これらの作品は、横浜の歴史や文化を映し出す重要な作品であり、観客にとって非常に興味深い内容となっています。
- 成金[SANJI GOTO-THE STORY OF A JAPANESE ENOCH ARDEN](1918年、ハリー・ウイリアムズ、トーマス栗原)
- 港の日本娘(1933年、清水宏)
- 密航0ライン(1960年、鈴木清順)
- 月曜日のユカ(1964年、中平康)
- ひき逃げ(1966年、成瀨巳喜男)
- 虹をわたって(1972年、前田陽一)
- 野良犬(1973年、森崎東)
- ヨコハマBJブルース(1981年、工藤栄一)
- 喜劇 家族同盟(1983年、前田陽一)
- ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム(2004年、サン・マー・メン)
これらの作品は、横浜の生活史や文化を映し出す重要な資料であり、観客は映画を通じて横浜の歴史的背景を理解することができます。
無声映画期の記念碑的作品
特に注目すべきは、無声映画期に制作された作品です。『成金』や『港の日本娘』は、横浜の歴史を語るうえで欠かせない作品であり、当時の社会情勢や文化を映し出しています。これらの作品を通じて、観客は横浜が日本映画産業に与えた影響を感じ取ることができるでしょう。
横浜の生活史を映し出す作品
また、横浜の生活史を描いた作品も多く上映されます。『月曜日のユカ』や『ひき逃げ』は、戦後の横浜の変化を描いており、実際の地域や人々の生活を反映しています。これにより、観客は映画を通じて横浜の歴史や文化に対する理解を深めることができます。
上映会の詳細情報
この上映企画は、国立映画アーカイブの小ホール(B1階)で行われ、金、土、日曜のみの開催となります。以下に、開催概要をまとめます。
企画名 | NFAJコレクション 2025 春——横浜と映画 |
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会期 | 2025年3月7日(金)-3月23日(日) |
会場 | 国立映画アーカイブ 小ホール(B1階) |
公式サイト | 国立映画アーカイブ公式サイト |
問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
チケット情報 | 詳細は公式サイトをご確認ください。 |
まとめ
国立映画アーカイブが開催する「NFAJコレクション 2025 春——横浜と映画」は、横浜の映画文化を深く掘り下げる貴重な機会です。多彩な映画作品を通じて、横浜の歴史や文化に触れることができるこのイベントは、映画ファンにとって見逃せない内容となっています。ぜひ、上映作品を観賞しながら、横浜の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
参考リンク: