フジクラ、3月に初のグリーンボンド発行決定!環境配慮の新工場建設へ

フジクラ初グリーンボンド

開催日:3月1日

フジクラ初グリーンボンド
フジクラのグリーンボンドって何?
フジクラが発行する無担保の社債で、環境に配慮したプロジェクトに資金を充てるためのもの。
グリーンボンドの資金は何に使われるの?
佐倉事業所の新工場建設や深川ギャザリアの省エネ対策に使用される予定だよ。

フジクラ、初のグリーンボンド発行を決定

2025年2月10日、フジクラは取締役会において、初となる無担保社債であるグリーンボンドを発行することを決定しました。この発表は、企業が持続可能な社会の実現に向けてどのように取り組んでいるかを示す重要な一歩となります。

フジクラグループは、1885年の創業以来、情報通信、エレクトロニクス、自動車、エネルギーなど多岐にわたる分野で新しい挑戦を続けてきました。企業の成長だけでなく、社会の発展にも貢献することを目指す「サステナビリティ経営」を推進し、気候変動や資源の枯渇といった社会課題に対しても積極的に取り組んでいます。

グリーンボンド発行の背景と目的

フジクラは2016年に「環境長期ビジョン 2050」を制定し、環境負荷の最小化に向けた具体的な施策に取り組んでいます。特に、2050年までに工場からのCO2排出量をゼロにすることを目指し、以下のような施策を進めています。

  • 省エネルギーの推進
  • 再生可能エネルギーの導入
  • 環境証書などの環境価値の購入

今回のグリーンボンドの発行により調達した資金は、フジクラが初めてのカーボンニュートラル工場として位置付ける佐倉事業所の新工場建設や、深川ギャザリアの省エネ対策に充てられる予定です。

特に、佐倉事業所では、間欠接着型光ファイバ心線「Spider Web Ribbon®(SWR®)」の新工場が建設される予定です。この技術は、光ファイバケーブルの細径化や高密度化を可能にし、柔軟性に富んだ製品を提供します。

グリーンボンドの概要

本グリーンボンドの詳細は以下の通りです。

項目 内容
社債の名称 株式会社フジクラ第18回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(グリーンボンド)
発行額 100億円(予定)
発行年限 5年(予定)
発行時期 2025年3月以降(予定)
資金使途
  • 佐倉事業所 SWR®新工場の設備投資、再生可能エネルギー由来電力購入
  • 深川ギャザリア LEGARE(BEI 0.59)の建設
主幹事証券会社 野村證券株式会社
ストラクチャリング・エージェント 野村證券株式会社
第三者評価 株式会社格付投資情報センター(R&I)

フジクラは、グリーンボンドの発行に際し、グリーンボンド原則2021(ICMA)および環境省グリーンボンドガイドライン2024年版に準拠したグリーンボンド・フレームワークを策定しています。また、セカンドオピニオンをR&Iより取得し、透明性のある資金使途を確保しています。

グリーンボンドに関する関連リンク

フジクラが策定したグリーンボンド・フレームワークや、R&Iによるセカンドオピニオンについては、以下のリンクから確認できます。

フジクラの取り組みは、企業の社会的責任を果たすだけでなく、持続可能な未来を実現するための重要なステップとなります。今後も、環境に配慮した事業活動を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していくことが期待されます。

項目 内容
発行社債名称 株式会社フジクラ第18回無担保社債(グリーンボンド)
発行額 100億円(予定)
発行年限 5年(予定)
発行時期 2025年3月以降(予定)
資金使途 新工場建設、省エネ対策
主幹事証券会社 野村證券株式会社

フジクラのグリーンボンド発行は、企業の成長と社会貢献を両立させる重要な取り組みとして、今後の展望に注目が集まります。

参考リンク: