メガセンタートライアル荒尾店が2月11日オープン、ZEB認証のスマートストア誕生

トライアルグループ初、環境に配慮したZEB認証取得のスマートストア「メガセンタートライアル荒尾店」オープン

株式会社トライアルホールディングス傘下の株式会社トライアルカンパニー（本社：福岡県福岡市、代表取締役：石橋 亮太）は、2025年2月11日（火）に熊本県荒尾市において、トライアルグループ初の環境に配慮したZEB認証を取得したスマートストア「メガセンタートライアル荒尾店」をオープンします。この店舗は、最新の技術を駆使し、快適な購買体験を提供することを目指しています。

ZEBとは、Net Zero Energy Building（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）の略称であり、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物です。メガセンタートライアル荒尾店は、断熱性能の強化や省エネ設備の導入により、エネルギー使用量を削減し、屋上に設置した太陽光パネルでエネルギーを生成しています。この取り組みにより、建築物省エネルギー性能表示制度（BELS）において、一次エネルギー消費基準から91%の削減を達成し、Nearly ZEBランクに評価されました。

環境への配慮と行政の支援

メガセンタートライアル荒尾店の建設にあたっては、断熱性能の向上や省エネ性能に優れた設備を導入するための費用の一部を、行政が支援する「令和5年度（補正）建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業」を活用しています。このような取り組みは、環境保護と地域社会への貢献を両立させるものです。

具体的な取り組みとして、以下のような点が挙げられます：

• 屋上に設置された太陽光パネルによる再生可能エネルギーの生成
• 高い断熱性能を持つ建物設計によるエネルギー消費の削減
• 省エネ性能に優れた設備の導入

スマートストアとしての新しい購買体験

メガセンタートライアル荒尾店は、トライアルが独自に開発したIoT技術やAI技術を導入したスマートストアです。具体的には、世界初の小売に特化した「リテールAIカメラ」や、セルフレジ機能付きの買い物カート「Skip Cart®」を採用しています。これにより、データの利活用をもとに新しい購買体験を提供し、効率的な店舗運営が実現されています。

このスマートストアの導入により、全国で241店舗目となるこの店舗では、レジカートの稼働台数が約20,000台に達し、これは世界一の稼働数となります。AIによるデータ分析は、顧客や従業員にとっての便益を図るだけでなく、非対面会計を可能にするなど、現代のニーズに応える新たな購買体験を提供します。

「Skip Cart®」と「インストアサイネージ™」の導入

「Skip Cart®」は、専用のプリペイドカードをカートに登録し、スキャナーで商品バーコードを読み取ることで、通常のレジでの手続きを省略できるシステムです。荒尾店には80台のSkip Cart®が導入され、これによりスムーズな買い物体験が提供されます。

さらに、「インストアサイネージ™」も導入されており、店内の特定の売り場に合わせた映像や音声を流すことができます。これにより、商品のプロモーションやお知らせを効果的に行うことができ、非計画購買を促進し、売上の向上にも寄与しています。具体的には、焼き芋の出来立てをオンデマンドで放映したところ、売上が114％アップしました。

メガセンタートライアル荒尾店の概要

メガセンタートライアル荒尾店は、以下のような特徴を持っています：

この新しい店舗は、地域のニーズに応え、環境に配慮した取り組みを進めるものであり、トライアルグループの新たな挑戦とも言えます。

トライアルカンパニーは、今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進め、顧客にとって魅力的なサービスを提供していく方針です。環境への配慮と最新技術の導入を通じて、顧客の生活をより豊かにすることを目指しています。