北海道新千歳空港にヴィーガン＆グルテンフリースイーツ店が2月15日オープン

アレルギー対応＆健康志向の新たなスイーツショップが登場

2025年2月12日、北海道の新千歳空港内にて、アレルギーや健康志向、宗教食に配慮したスイーツショップ「CHaT VEGAN AND GLUTENFREE」が期間限定でオープンします。このポップアップ出店は、2025年2月15日（土）から2025年3月14日（金）までの間、旅行者や地元の方々に向けて多様な食の選択肢を提供することを目的としています。

出店場所は新千歳空港内の「GOOD NEWS HOKKAIDO」店で、北海道発の新たなお土産体験を提供します。特に、アレルギーや宗教、健康に配慮したスイーツを提供することが特徴です。

「CHaT VEGAN AND GLUTENFREE」のコンセプト

「CHaT VEGAN AND GLUTENFREE」は、「One table for everyone（みんなが一つのテーブルで）」というコンセプトのもと、食べられないものがある人も普通に暮らせる世の中を目指しています。運営する株式会社TREASURE IN STOMACHは、代表取締役の柴田愛里沙氏が率いる企業で、札幌市内に2店舗を展開しています。

同社では、常時20〜30種類のヴィーガン＆グルテンフリーの焼き菓子やケーキを販売しており、今回のポップアップ出店でも旅行者が手に取りやすい商品を中心に展開します。

アレルギーや健康志向のニーズに応える

近年、アレルギーや健康に配慮したスイーツの需要が高まっています。特に、アレルギーのある方々や健康志向の強い方々は、安心して楽しめるお土産を探すことが難しいと感じています。柴田氏自身も、北海道でこうした商品を見つけるのが困難だと感じており、この出店を通じて同じ悩みを持つ方々に喜んでいただける商品を提供したいと考えています。

出店されるスイーツは、乳製品、卵、小麦、白砂糖を使用せず、アレルギーに配慮した内容となっています。

インバウンド需要への対応

近年の訪日外国人の増加に伴い、ヴィーガンやムスリムフレンドリー対応の食品への需要が高まっています。しかし、東京以外の地方都市では、まだ対応が遅れているのが現状です。具体的には、旅行中に食べられるものが少ない、表示が分かりにくく意図せず食べられない原料を摂取してしまう、食事制限のある人へのお土産を探すのが難しいといった課題が指摘されています。

「CHaT VEGAN AND GLUTENFREE」では、これらの問題を解決し、北海道の魅力的な食文化を誰もが楽しめる形で提供することを目指しています。

販売商品について

出店される商品は、すべてヴィーガン＆グルテンフリー、白砂糖不使用で、以下のようなスイーツが販売されます。

• チョコチップクッキー
• 抹茶ボーロ
• メープルとチョコのクッキーセット
• 森からの贈り物 ～VEGAN AND GLUTENFREE COOKIES～
• ショコラのクッキー缶
• 夢みるこねこのフィナンシェパイ
• 夢みるこねこのおやつ袋

これらの商品は、旅行者が手に取りやすいクッキーなどの焼き菓子を中心に展開され、使用していない原材料はアイコンで表示され、英語のプライスカードも用意されます。これにより、海外からの旅行者に向けた言語対応も強化されています。

出店の背景と目的

今回の出店は、新千歳空港で「バターのいとこ」を展開する株式会社GOODNEWSの取り組み「GOOD NEWS NEIGHBORS」の一環であり、北海道の魅力を応援し、北海道に還元したいという想いから実現しました。具体的には、フードロス削減を意識した製品開発を行い、スイーツを通じた社会課題へのアプローチを強化することを目指しています。

この出店を通じて、フードロス削減、ヴィーガン・アレルギー対応、ムスリムフレンドリー対応といった食に関する社会課題へのアプローチを強化し、スイーツを通じた解決策を世界へ届けることを目指しています。

出店詳細情報

以下に、出店の詳細情報をまとめます。

運営元の株式会社TREASURE IN STOMACHは、2017年に設立され、ヴィーガンやムスリム、アレルギー向けの製菓製造と販売を行っています。札幌市内の実店舗に加え、商業施設や各地域での催事、オンラインショップでの販売・情報発信を行っています。

この出店を通じて、アレルギーや健康志向に配慮したスイーツを多くの方々に楽しんでいただける機会となることが期待されます。