mintが100億円規模の2号ファンドを2月12日に設立、スタートアップ支援強化
ベストカレンダー編集部
2025年2月12日 11:41
mintの2号ファンド設立
開催日:2月12日
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独立系VCのmint、100億円規模の2号ファンドを設立
2025年2月12日、独立系ベンチャーキャピタルのmintは、国内の大手機関投資家や事業会社を中心に、2号ファンドの一次募集を完了したことを発表しました。このファンドの最終的な規模は100億円を予定しており、これまでの経験を活かした投資支援体制をさらに強化することを目指しています。
mintは、プレシード・シード期を中心とした投資支援を行ってきましたが、今回のファンド設立により、アーリーからグロース期にかけての企業の成長を支援する体制を構築し、日本を代表する企業や新産業の創出に貢献することを目指しています。
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設立の背景と目的
mintは2021年に、独立系ベンチャーキャピタルであるApricot VenturesとTLMを前身として設立されました。これまでの運用実績としては、約69億円を運用しており、主にプレシード・シード期のスタートアップに投資を行ってきました。
ファンドの設立背景には、投資先企業が創業期だけでなく、アーリーからグロース期まで継続的にサポートを受けられる環境を整える必要性があります。mintは、ファンド規模の拡大と組織体制の強化を通じて、「好きと、勝つ」というパーパスを体現し、企業や新産業の創出に寄与していく考えです。
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オールジャンル投資の方針
mintはこれまでに、プレシード・シード期のスタートアップ約150社に投資してきました。投資先は特定の事業領域や起業家属性に限定せず、toB、toCのインターネット、エンタメコンテンツ、AI、ディープテック、クリプトなどの新技術を含む、幅広い分野における起業家の挑戦を支えています。
新たに設立されたファンドでも、「オールジャンル」「プレシード・シード投資」を中心に据え、最大で7.5億円の追加投資を通じて、投資先企業をアーリー・グロースステージまで一貫して支援していきます。特に、GPとして参画した武田氏を中心に、アーリーステージ以降の投資検討も進める方針です。
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投資先企業の支援体制
mintは、創業期の企業に対しては、経営チームの組成や事業検証、プロダクトや技術の磨き込みなど、会社の土台づくりを支援します。創業期は多くの試行錯誤が伴うため、起業家同士のコミュニティを通じた学びや切磋琢磨が重要です。mintでは、インキュベーションオフィス「ivy」や起業支援プログラム「FLAP」を通じて、起業家コミュニティを提供しています。
また、グロース期には市場でのシェア拡大や収益化を目指す企業に対して、専門的かつ実践的なサポートを提供します。具体的な支援内容には、以下のようなものがあります。
- 優秀人材の紹介や採用戦略の支援
- 大企業との連携や顧客の紹介
- 会計基盤の構築支援、デットストラクチャー検討、金融機関の紹介
- 上場準備体制の整備支援、証券会社や監査法人の紹介
- M&Aやグローバル展開などのインオーガニックな成長戦略の支援
- 勉強会や交流会を通じたベストプラクティスの共有
多様なチームによるサポート
mintのジェネラルパートナー(GP)は、スタートアップ業界での豊富な経験を持つメンバーで構成されています。具体的には、学生時代から独立系ベンチャーキャピタルに在籍し、10年以上にわたりスタートアップに関わっている木暮氏、ITメガベンチャーで150名規模の事業運営を行っていた白川氏、監査法人での監査やIPO支援、証券会社でのM&A、事業会社での経営企画など幅広い業務を担っていた武田氏の3名です。
さらに、mintのメンバーは、スタートアップ、大企業、金融機関、監査法人、会計事務所などでの経験を有しており、営業、採用人事、経営企画、投資、融資、会計経理など多岐にわたる実務経験を持っています。このような多様なバックグラウンドを持つチームメンバーが、幅広い事業領域において投資先企業の成長を支援します。
ファンド概要
mintの新たなファンドについて、以下の概要が示されています。
ファンド名称 | mint startup fund 2号投資事業有限責任組合 |
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投資テーマ | オールジャンル(インターネット、エンタメコンテンツ、AI、ディープテック、クリプト等) |
投資対象 | プレシード〜シリーズC |
出資金額 | 1,000万円〜7.5億円 |
ジェネラルパートナー | 木暮 圭佑、白川 智樹、武田 紘典 |
このように、mintは多様な投資先企業に対して、創業期からグロース期まで一貫したサポートを提供し、起業家の描く未来の実現を共に目指しています。
参考リンク: