バカン、2月19日に資金調達を実施しDX事業とトイレ広告メディアを拡大

バカン資金調達

開催日:2月19日

バカン資金調達
バカンってどんな会社なの?
バカンはAI技術を使って混雑状況を可視化し、無駄な待ち時間をなくすサービスを提供しています。
今回の資金調達で何をするの?
資金はDX事業やトイレ広告メディア「アンベール」の成長投資に使われ、さらなる事業拡大を目指します。

ムダな「待つ」をなくすサービスの提供を目指すバカンが資金調達を実施

株式会社バカン(本社:東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)は、AI技術を駆使して混雑状況を可視化し、ムダな「待つ」をなくすサービスを提供しています。2025年2月19日、バカンは全国約300の自治体での導入実績をもとに、DX事業と国内最大規模のトイレ広告メディア「アンベール」のさらなる事業拡大を目指して資金調達を実施したことを発表しました。

ムダな「待つをなくす」サービス提供のバカン、資金調達を実施 画像 2

資金調達の背景と事業の展開

バカンは「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界をつくる。」というミッションを掲げ、AIを活用したリアルタイム「空き状況」プラットフォーム「VACAN」を中心にサービスを展開しています。設立以来、公共・交通分野を中心にリアルタイムな混雑状況の可視化技術を活用し、観光地や商業施設での混雑緩和や、避難所の円滑な運営支援に貢献しています。

このたび調達した資金は、DX事業およびメディア事業への成長投資として使用される予定です。バカンのサービスは、平時のオーバーツーリズム対策だけでなく、有事の際にも活用可能な「フェーズフリー」な仕組みを構築しています。

事業ハイライト

バカンの事業は主に二つの分野に分かれています。

  • 「待つをなくす」DXサービス
  • トイレ広告メディア「アンベール」

1. 「待つをなくす」DXサービス

バカンは、商業施設、オフィス、宿泊施設、自治体施設など約2万以上の場所にサービスを提供しています。このサービスは、平時のオーバーツーリズム対策だけでなく、有事の際にも役立つことが特徴です。

具体的な取り組みとしては、以下のようなものがあります:

  1. 防災への取り組み
    避難所入所受付のデジタル化により、所要時間を削減する実証実験を実施。災害時にスムーズで安全な避難を実現し、避難所運営の効率化を支援しています。
  2. 公共交通機関の混雑情報提供
    主要8大空港の保安検査場やJRの「みどりの窓口」などで、混雑情報をリアルタイムで配信するプラットフォーム「VACAN」や順番待ちシステム「Q ticket」を提供し、混雑状況の可視化や待ち時間短縮を支援しています。
  3. 観光地での混雑緩和
    観光地におけるオーバーツーリズム対策や混雑緩和を目的に、リアルタイム混雑状況の提供や混雑予測を実施しています。

2. トイレ広告メディア「アンベール」

トイレ広告メディア「アンベール」は、2020年末から商用展開を開始し、この市場で設置台数No.1を誇ります。全国のオフィス・商業施設を中心に約12,000箇所に導入されており、2023年11月から2024年10月の1年間で約1.1億人がアンベールが設置されたトイレ個室を利用しました。

最新の取り組みとしては、以下の情報をトイレ内サイネージで配信しています:

  • 花粉症対策情報
  • 紫外線指数配信
  • 産後リカバリー情報

これらの取り組みにより、「アンベール」は単なる広告媒体ではなく、生活者に価値ある情報を届けるプラットフォームとして進化しています。

資金調達の詳細と投資家の紹介

今回の資金調達に関して、バカンは株式会社アイティフォーと株式会社FLAG-41からの投資を受けました。

株式会社アイティフォーは、バカンの混雑緩和プラットフォームに共感し、投資を決定しました。代表取締役社長の佐藤恒徳氏は「人々の豊かな時間を創出する」というビジョンと一致するものとして、バカンとの協業を期待しています。

また、株式会社FLAG-41の代表取締役社長山本芳司氏は、社会貢献に対するパーパスに共感し、バカンの事業に対する熱意に感銘を受けて出資を決定しました。

代表メッセージと今後の展望

株式会社バカンの代表取締役、河野剛進氏は、シリーズEの資金調達を完了したことに感謝の意を表し、今回の調達を通じて防災、公共施設マネジメント、観光など多岐にわたる分野での協業を推進し、新たな価値を創出することを目指しています。

さらに、バカンは「待つをなくす、優しい世界」の実現に向けて、より組織体制を強固にし、日本国内はもとより、世界中へとサービスを拡大していくことを目指しています。

まとめ

株式会社バカンは、AI技術を活用した混雑状況の可視化を通じて、ムダな「待つ」をなくすためのサービスを提供しています。今回の資金調達により、さらなる事業拡大と社会貢献を目指す姿勢が明確になりました。

項目 詳細
会社名 株式会社バカン
設立 2016年6月
所在地 東京都千代田区麹町2-5-1 WeWork 半蔵門 PREX South 3F
資金調達の目的 DX事業、メディア事業への成長投資
主なサービス 混雑状況可視化プラットフォーム「VACAN」、トイレ広告メディア「アンベール」
導入自治体数 約300
トイレ広告メディア設置数 約12,000
投資家 株式会社アイティフォー、株式会社FLAG-41

バカンは、今後もAIを活用した技術革新を通じて、社会に貢献できる事業を加速させていくことを目指しています。