2025年3月14日から始まるサントリー大阪工場のジン体験ツアーに注目!

大阪工場リニューアル

開催期間:3月14日〜4月13日

大阪工場リニューアル
サントリーの新たなジン戦略って何?
サントリーは2025年に向けて、大阪工場への65億円の投資を通じてジン市場の拡大を目指しています。
大阪工場で何が変わるの?
大阪工場では生産能力を2.6倍に増強し、新たにスピリッツ・リキュール工房を公開し、ジンの体験ツアーを実施します。

サントリーの新たなジン戦略について

サントリーホールディングス株式会社は、2025年に向けた「サントリージン」戦略を発表しました。この戦略は、ジンの魅力を広く伝え、ジン市場の創造・拡大を目指すものです。特に、ジン市場の成長を加速させるために、大阪工場への投資を強化しています。

サントリーは1936年に「ヘルメスドライジン」を発売し、日本における国産ジンの製造とカクテル文化の発展に貢献してきました。今回の戦略では、ジンの生産能力を増強し、さらに「美味品質」の向上を図るために、55億円の設備投資を行います。

2025年「サントリージン」戦略について 画像 2

大阪工場への投資計画

サントリーの大阪工場は、重要な生産拠点として位置付けられており、今回の投資は計65億円に達します。具体的には、55億円を使って生産能力を2.6倍に増強し、10億円を追加投資して新たに「スピリッツ・リキュール工房」を公開予定です。これにより、一般のお客様にもサントリーのものづくりを体験していただける機会を提供します。

この工場では、浸漬タンクや蒸溜器の新設・更新が行われ、最新の設備を導入することで、ジンの生産が効率的に行えるようになります。また、見学施設や体験ツアーの整備も進められ、ジンの魅力を直接体感できる場が提供される予定です。

2025年「サントリージン」戦略について 画像 3

ジン市場の現状と未来

2024年の国内ジン市場は250億円規模と推定され、2019年と比較して約3.5倍の成長を見せています。サントリーは2030年までにこの市場を450億円規模に拡大することを目指しています。ジン市場の拡大には、サントリージャパニーズクラフトジン「ROKU〈六〉」や、食中酒としての新たな可能性を提案する「翠(SUI)」のブランド育成が欠かせません。

特に「ROKU〈六〉」は、日本の四季をテーマにした6種の和素材を使用しており、国内外で高い評価を受けています。発売以来、約60カ国で取り扱われ、海外での販売ボリュームが約9割を占めるなど、グローバルブランドとしての地位を確立しています。

マーケティング活動の強化

サントリーは「ROKU〈六〉」の魅力を伝えるため、マーケティング活動を強化していきます。2025年には、大阪・関西万博公式ライセンス商品として「ROKU〈六〉 OSAKA BRILLIANCE EDITION」を発売予定で、さらに季節ごとの体験イベントも実施します。

例えば、2025年の春には、桜をテーマにした体験イベント「MIDTOWN BLOSSOM 2025 ROKU〈六〉 MIDTOWN BLOSSOM LOUNGE」を開催します。このイベントでは、桜の香りや風味を楽しむことができ、日本の四季を感じることができます。

新たなCMやプロモーション

新たなプロモーションとして、サントリージン「ROKU〈六〉」に焦点を当てたTV-CMが放映されます。このCMでは、桜花の収穫から製品化までの過程が描かれ、ジンの魅力をより多くの人に伝えることを目的としています。また、WEB限定CMも公開される予定です。

さらに、「The Tabelog Award 2025」とのタイアップ企画も実施し、名店での「ROKU〈六〉」の魅力を伝える活動が行われます。これにより、ジンの新たな楽しみ方を提案し、ブランドの認知度を高める狙いがあります。

サントリージン「翠(SUI)」の展開

サントリーは、ジンをカクテルだけでなく、居酒屋や自宅で気軽に楽しむ文化を創造するために「翠(SUI)」の展開にも力を入れています。このジンは、柚子の爽やかな香りや緑茶の旨味を引き出し、食事との相性を重視した味わいが特長です。

2024年には「翠」ブランドが10倍以上の規模に成長し、国内トップブランドとしての地位を確立しました。新たなTV-CMも放映され、俳優の杉咲花さんと中島歩さんを起用したキャンペーンが展開されます。

今後の展望

サントリーは、ジン市場の拡大に向けて、さらなる投資やマーケティング活動を通じて、ジンの魅力を広めていく方針です。これにより、国内外の消費者に対して、サントリーのジンが持つ独自の魅力を伝えることを目指しています。

項目 内容
投資額 65億円(55億円の生産能力増強、10億円の工房公開)
ジン市場の規模 2024年250億円、2030年450億円を目指す
ブランド サントリージャパニーズクラフトジン「ROKU〈六〉」、サントリージン「翠(SUI)」
マーケティング活動 新CM、体験イベント、限定品の発売

サントリーのジン戦略は、国内外の市場での成長を目指し、ものづくりとマーケティングの両面からアプローチしていくことが特徴です。ジンの魅力を広めることで、さらなる市場拡大が期待されます。