テラドローンとRMUSが2月19日から「Terra Xross 1」販売開始、米カナダ市場拡大へ

テラドローンとRMUSの提携による新たな販売契約

2025年2月19日、Terra Drone株式会社（本社：東京都渋谷区、代表：徳重 徹）は、米国のドローン販売代理店であるRocky Mountain Unmanned Solutions（RMUS）との間で、自社開発の屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」の販売契約を締結したことを発表しました。この提携により、米国およびカナダ市場における「Terra Xross 1」の販売拡大を目指します。

「Terra Xross 1」は、ドローンを活用した屋内点検を可能にし、人手による危険作業を軽減します。また、従来の点検時間を大幅に短縮し、コスト効率を向上させることが期待されています。テラドローンは、この製品により屋内での安定した飛行性能を実現し、競合製品の約3分の1の価格で提供することに成功しました。

RMUSの実績と市場での影響

RMUSは、北米を代表するドローンプロバイダーとして、これまでに400社以上の企業へ累計6000台以上のドローンを提供してきました。エネルギー、製造、鉱業、電力、政府機関などのリスクの高い環境での活用が求められる業界において、トップ企業との取引実績を誇ります。

具体的な取引先には、シェブロン・パイプライン、ファイザー、インテル、リオ・ティント、バークシャー・ハサウェイ・エナジーなどの業界をリードする企業に加え、米国国務省、米国内務省、王立カナダ騎馬警察隊などの官公庁も含まれています。これにより、RMUSはドローンの導入支援や技術サポートを提供し、業界全体の発展に寄与しています。

「Terra Xross 1」の販売促進と顧客サポートの強化

今後、テラドローンとRMUSは協力して「Terra Xross 1」の販売を促進することで、飛行性能の不安定さや高価格が障壁となっていた顧客層へのアプローチを強化します。屋内点検業界における普及を推進するため、両社はより利便性の高い顧客サポートの提供にも努める方針です。

テラドローンの代表取締役社長である徳重徹氏は、「RMUSとの戦略的パートナーシップの締結により、米国およびカナダ全域における『Terra Xross 1』の販売拡大に向けたビジョンが明確になりました」と述べています。さらに、現地サポートを充実させ、顧客の課題に幅広く対応できるソリューションを提供する意向を示しています。

RMUSのビジョンと市場の期待

RMUSの社長であるJ.T. フォン・ルーネン氏は、屋内点検市場におけるドローンの普及は、機体のコストの高さが主な障壁となっていると指摘しています。「Terra Xross 1」は、顧客が求める機能をすべて備えており、業界への普及を加速させる製品になると確信しています」とコメントしています。

RMUSは、顧客のニーズに応じて厳選した機体の販売やオンラインおよび対面での教育プログラム、技術サポートサービスを提供しており、過去10年間で米国とカナダにおいて数多くのドローン導入を支援してきた実績があります。

テラドローンの企業概要と今後の展望

テラドローンは、「Unlock “X” Dimensions（異なる次元を融合し、豊かな未来を創造する）」というミッションを掲げ、ドローンの開発及びソリューションを提供しています。また、安全かつ効率的なドローンや空飛ぶクルマの運航を実現するための運航管理システム（UTM）の開発・提供にも注力しており、幅広い産業に貢献しています。

テラドローンは、測量、点検、農業、運航管理の分野で累計3000件以上の実績を誇り、当社グループを通じて提供されるUTMは、世界10カ国での導入実績があります。これらの成果により、Drone Industry Insightsが発表する『ドローンサービス企業 世界ランキング』で、産業用ドローンサービス企業として2020年以降連続でトップ3にランクインし、2024年には世界1位を獲得する見込みです。

まとめ

テラドローンとRMUSの提携により、屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」の販売が促進されることが期待されます。両社の協力によって、ドローン導入の障壁を取り除き、業界全体の発展を支えることが目指されています。以下に、今回の発表内容をまとめます。

テラドローンとRMUSの協力により、今後のドローン市場における新たな展開が期待されます。両社の取り組みが、屋内点検をはじめとした多くの分野でのドローンの普及に寄与することが望まれます。