坂口尚の傑作『VERSION』が2025年2月20日に大判で復刊!SFファンタジーの魅力再び
ベストカレンダー編集部
2025年2月20日 16:09
『VERSION』復刊
開催日:2月20日

坂口尚の傑作『VERSION』が大判で待望の復刊
コンピュータが心を持ち、自我に芽生えたら……というテーマに自己増殖という要素を加え、「人類や自我とは?」という問いに迫るSFファンタジー作品、坂口尚による長編3部作『VERSION』が2025年に大判で復刊されます。株式会社KADOKAWAによるこの復刊は、漫画ファンにとって待望のニュースです。
坂口尚は1946年生まれで、1995年に49歳で亡くなりましたが、その作品は今なお高く評価されています。特に、第二次世界大戦やナチスに侵攻された多民族国家ユーゴスラビアの歴史を扱った『石の花』は、2023年のアングレーム国際漫画祭で「遺産賞」を受賞するなど、国際的にも注目されています。

『VERSION』の物語とテーマ
『VERSION』は、私立探偵が生体情報素子「我素」を研究し、失踪した博士を探し出すというストーリーが展開されます。この物語では、探偵・八方と博士の娘・映子が、オーストラリアでの捜索を通じて「我素」の謎を解き明かしていく様子が描かれます。
「我素」とは、ありとあらゆる情報を保有し、学習し、自己増殖する存在であり、この作品では「我素」を追うレギリオ教団の暗躍や、人類の自我の集合体というテーマが絡み合い、緊迫した展開を見せます。

物語の概要
- 主要キャラクター: 私立探偵・八方、博士の娘・映子
- 舞台: オーストラリア
- テーマ: 自我、自己増殖、生命の進化
物語は、探偵が「我素」と共に疾走する博士を追い、さまざまな謎に挑む姿を描いています。特に「我素」は変容し、立体となり、変態する存在として、物語の中心的な要素となっています。
復刊の詳細情報
『VERSION』の復刊は、全3巻から成り、以下の日程で発売される予定です。
- 第1巻・第2巻: 2025年2月20日発売
- 第3巻: 2025年3月19日発売予定
復刊される『VERSION』は、大判サイズ(縦240ミリ×横170ミリ)で、映画のような幻想的な描写や、1コマごとの細かく丁寧な書き込み、美しい描線を堪能できる内容となっています。また、カラーページは初刊時そのまま収録され、巻末には特別に構想ノートやスケッチ画、初出時のトビラ絵が収録されています。
坂口尚の長編3部作
坂口尚の長編3部作は以下の作品から構成されています。
作品名 | 巻数 | 初出 | 発売日 |
---|---|---|---|
石の花 | 全5巻 | 月刊コミックトム1983年3月号~1986年9月号 | 2022年1月20日 |
あっかんべェ一休 | 全4巻 | 月刊アフタヌーン1993年7月号~1996年1月号 | 2024年1月19日 |
VERSION | 全3巻 | 月刊コミックトム1989年2月号~1991年12月号 | 2025年2月20日(1、2巻)、2025年3月19日(3巻) |
これらの作品は、坂口尚の独自の視点や深いテーマ性を反映したものとなっており、漫画史において重要な位置を占めています。
坂口尚のプロフィールと業績
坂口尚は1946年に生まれ、1963年に虫プロダクションに入社しました。アニメーション作品『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』などで動画や原画、演出を担当し、その後フリーとして活動を開始しました。1969年には漫画雑誌『COM』にて『おさらばしろ!』で漫画家デビューを果たします。
その後、坂口尚は数々の受賞歴を持つ漫画家となり、特に1996年には『あっかんべェ一休』が第25回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞しました。2023年には『石の花』が「第50回アングレーム国際漫画祭」にて【遺産賞 Prix du Patrimoine】を受賞し、彼の作品は国際的にも高く評価されています。
まとめ
坂口尚の長編3部作『VERSION』は、SFファンタジーの要素を取り入れた深いテーマ性を持つ作品です。復刊にあたっては、大判サイズでの美しい描写や、初出時の特別な資料が収録されるなど、ファンにとって魅力的な内容となっています。
以下に、この記事で紹介した内容をまとめます。
内容 | 詳細 |
---|---|
作品名 | VERSION |
発売日 | 第1巻・第2巻: 2025年2月20日 / 第3巻: 2025年3月19日 |
著者 | 坂口尚 |
サイズ | 縦240ミリ×横170ミリ |
発行 | KADOKAWA |
価格 | 各巻定価: 2,640円(本体2,400円+税) |
関連リンク | KADOKAWA公式ページ |
坂口尚の作品は、今後も多くの読者に影響を与え続けることでしょう。
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