長島伊織の個展「TULIP」、3月7日から代官山で開催。幼少期の記憶を探る新作展示

長島伊織の個展「TULIP」開催概要

株式会社ルーフギャラリーは、2025年3月7日(金)から4月14日(月)の期間、LURF GALLERY（ルーフギャラリー）2Fにてアーティスト・長島伊織の個展「TULIP」を開催します。本展では、長島が幼少期の記憶をテーマにした新作を発表し、生と死、記憶の曖昧さ、イメージの時間性を探求します。

長島伊織は、写真や映像を手がかりに、絵画ならではのリアリティを追求するアーティストです。彼の作品は、記憶や感情を可視化することを目指しており、観る者に深い印象を与えます。特に、200号の大作も展示される予定であり、大画面による表現にも挑戦しています。

展示詳細

本展の詳細は以下の通りです。

展示作品とその背景

展示タイトル「TULIP」は、長島伊織の幼少期の記憶に由来しています。彼は、チューリップを見に墓地まで散歩に行った経験を鮮明に思い出します。その記憶は、花が好きだった彼にとって非常に重要であり、今でも深く刻まれています。

墓地という死を象徴する場所と美しいチューリップという花のコントラストは、長島の作品において重要なテーマとなっています。彼はこの記憶をもとに、死生観やリアリティについて問いかける作品を制作しました。具体的には、イメージと記憶、リアリティの関係を探求し、曖昧なものを新鮮に表現しようと試みています。

展示作品の一部

• “Portrait with a book” 2025年 油彩/キャンバス 1303×1940mm
• “Portrait in the studio” 2025年 油彩/キャンバス 1303×1940mm
• “Still Life” 2025年 油彩/キャンバス 455×530mm

長島伊織のプロフィール

長島伊織は1997年に大阪府で生まれ、2020年に武蔵野美術大学油絵学科を卒業しました。これまでに多くの個展やグループ展を開催し、現代アートシーンでの存在感を示しています。彼の作品は、記憶や感情をテーマにしたものが多く、観る者に深い印象を与えています。

以下は、長島の主な個展とグループ展の一部です。

1. 個展
   • 2024年 徴(YUVAN Gallery・東京)
   • 2024年 Tone(Art Salon SCÈNE・東京)
   • 2024年 Still life(阪急うめだ本店・大阪)
   • 2023年 SURFACE(西武池袋本店・東京)
   • 2023年 Another Film(銀座蔦屋書店・東京/京都岡崎蔦屋書店・京都)
2. 主なグループ展
   • 2024年 9 stories(阪急メンズ大阪 Contemporary Art Gallery・大阪)
   • 2024年 新収蔵作品紹介(群馬県立近代美術館・群馬)
   • 2024年 抽象とか、具象とか、ときどき歴史 – F collectionを中心として(ASTER Curator Museum・石川)

オリジナルグッズと作品購入について

本展に合わせて、長島伊織 × LURF GALLERYのオリジナルグッズが販売されます。販売は2025年3月7日(金)11:00から、会場およびウェブサイトにて行われます。商品には、以下のようなアイテムがあります。

• Tシャツ (税込5,940円)
• 長袖Tシャツ (税込7,480円)

また、展示作品の購入は申込制となっており、2025年3月7日(金)11:00よりLURF GALLERYの会場にて受付が開始されます。内覧会やプレセールスの状況により、会期前に一部作品の販売が終了することがありますので、注意が必要です。

ルーフギャラリーのご紹介

LURF GALLERYは、東京・代官山駅から徒歩5分の位置にある洗練されたアート空間です。2階には約70坪、天井高約4メートルのスペースが広がり、アーティストたちが自由に表現を追求できる場が設けられています。1階には、1930年代のデンマークヴィンテージ家具が配置されたカフェがあり、ハンドドリップのコーヒーを楽しみながらアートと共に心地よいひとときを体験できます。

さらに、アーティストのオリジナルグッズが購入できるショップも併設されており、アーティストと人々が集い、対話を続けるための新たな場所となることを目指しています。営業時間は11:00-19:00で不定休です。

まとめ

長島伊織の個展「TULIP」は、幼少期の記憶をテーマにした新作を展示し、記憶や感情を可視化する作品が並びます。展示期間は2025年3月7日から4月14日までで、入場は無料です。また、オリジナルグッズの販売や作品購入の申込も行われます。ルーフギャラリーは、アートを楽しむだけでなく、アーティストとの対話を促進する場としての役割も果たしています。

このように、長島伊織の個展「TULIP」は、アートを通じて記憶や感情の深い探求を行う貴重な機会となります。