2月21日、proovyがVC提出機能をリニューアルしプライバシー保護を強化

proovy機能リニューアル

開催日:2月21日

proovy機能リニューアル
proovyってどんなアプリ?
proovyはデジタル証明書の発行・管理を行うアプリで、ユーザーが自身の情報を安全に管理・提出できます。
VC提出機能のリニューアルで何が変わったの?
VC提出時の項目と利用目的が明確化され、プライバシーを保護しながらデータを安心して提出できるようになりました。

proovyがVC(Verifiable Credentials)提示のUXをアップデート

株式会社Recept(代表取締役社長 中瀬 将健、本社:東京都豊島区、以下「Recept」)は、提供するモバイルアプリ「proovy」のVC提出プロセスをリニューアルしたことを発表しました。このアップデートは、デジタルアイデンティティの管理におけるプライバシー保護とユーザーの利便性を向上させることを目的としています。

proovyがVC(Verifiable Credentials)提示のUXをアップデートしました 画像 2

proovyの概要と機能

「proovy」は、DID(Decentralized Identifier)やVC(Verifiable Credentials)を活用したデジタル証明書の発行・管理を行う技術基盤です。企業や団体向けにVCの発行・検証基盤を提供し、ユーザーが自身のVCを管理できるデジタルウォレットアプリとして展開されています。

具体的には、proovyではユーザーが保有する自身の情報(VC)をサービス提供者に対して提出する機能が搭載されています。例えば、教育機関がproovyをデジタル学生証として導入することで、出席管理や施設入館の際のアクセス制御に利用されることが期待されています。

VC提出機能の詳細

proovyは、OpenID Foundationで検討されているOpenID for Verifiable Presentations(OID4VP)の仕様に基づき、VCを提出することが可能です。この機能により、ユーザーは自身の情報をより安全に、かつ効率的にサービス提供者に提示することができます。

VC提出時には、共有する項目とその利用目的が明確に表示されるため、ユーザーは安心してデータを提出できるようになります。また、情報の提出に際しては、ユーザーのプライバシー保護が最優先され、最小限のデータのみが適切な目的で利用されるよう設計されています。

リニューアルの背景と目的

デジタルアイデンティティが普及する中、プライバシーの管理はますます重要になっています。Receptは、ユーザーが自身の情報をコントロールし、適切な意思決定を行える環境を提供することを使命としています。今回のアップデートは、その使命を果たすための重要なステップです。

特に、ユーザーのプライバシー保護を最優先にしながらも、利便性を損なわないような設計が求められています。このリニューアルによって、ユーザーは自分の情報をより安心して管理・利用できるようになります。

企業との連携による新たな可能性

proovyの機能強化は、ユーザーのプライバシー保護だけでなく、企業やサービス提供者との協業にも新たな可能性をもたらします。Receptは今後も、プライバシー保護と利便性を両立させたデジタルアイデンティティの提供を目指し、さまざまな業界との連携を推進していく方針です。

これにより、ユーザーはより多くのサービスを利用する際に、安心して自身の情報を提供できる環境が整うことが期待されます。

会社情報と今後の展望

株式会社Receptは2023年に創業し、デジタルアイデンティティ管理の先端技術「DID/VC」を専門に取り扱っています。DID/VCはデジタル証明書におけるスタンダード技術として、特に欧米を中心に広く活用が進んでいます。日本においても、コロナワクチンの接種証明書やマイナンバーカード機能のスマートフォン搭載で活用されており、今後の普及が見込まれています。

当社は、ヨーロッパで制定された国際標準規格に準拠した技術基盤を開発しており、この基盤を他事業者が保有するアセットと組み合わせることで、より便利で安全なデジタル社会の実現を目指しています。

お問い合わせ情報

当社サービスの導入や詳細に関しては、以下の事業者向けページからお問い合わせを受付けております。

まとめ

今回のプロセスリニューアルは、proovyを利用するユーザーにとって大きな利点をもたらすものであり、特にプライバシー保護や利便性の向上に寄与しています。以下は、この記事で紹介した内容をまとめた表です。

項目 詳細
アプリ名 proovy
提供会社 株式会社Recept
機能 VC提出機能のリニューアル
プライバシー保護 最小限のデータ利用と目的明示
業界連携 さまざまな業界との協業を推進
会社設立年 2023年
技術基盤 DID/VCに準拠

このように、proovyはユーザーに対して安心して利用できる環境を提供し、デジタルアイデンティティの管理における新たなスタンダードを確立していくことが期待されます。