富士通とKonelが猫をテーマにしたプロトタイプ「meowave」体験会を3月18日開催

meowave体験会

開催期間:3月18日〜3月19日

meowave体験会
中原にゃん研って何をするプロジェクトなの?
中原にゃん研は、富士通の技術を猫をテーマに解釈し、プロトタイプを開発して技術を楽しく発信するプロジェクトです。
meowave体験会ってどんなイベント?
meowave体験会は、非接触見守り技術を体験できるイベントで、2025年3月18日と19日に下北沢で開催されます。

テクノロジーを“猫”で解釈するプロジェクト「中原にゃん研」の始動

2025年2月22日、クリエイティブ集団「Konel(コネル)」が富士通株式会社デザインセンター(以下、富士通デザインセンター)との共創プロジェクト「中原にゃん研(なかはらにゃんけん)」を立ち上げました。このプロジェクトは、富士通が保有する様々なテクノロジーを“猫”をインターフェースとして解釈し、プロトタイプを開発することで、技術の特徴を楽しく・わかりやすく発信することを目的としています。

「中原にゃん研」は、2025年3月18日(火)から3月19日(水)の2日間、下北沢のスタジオ「砂箱」にて、第一弾プロトタイプ「meowave(ミャオウェーブ)」の体験会を開催します。このイベントは、富士通の先端技術を猫をテーマにしたプロトタイピングプロジェクトの初回展示となります。

テクノロジーを“猫”で解釈してアイデアを実装するプロジェクト「中原にゃん研」が始動 ─3月に下北沢にて初回展示を開催 画像 2

「中原にゃん研」のコンセプトと目的

「中原にゃん研」は、富士通が保有する先端技術を楽しく・わかりやすく発信することを目指しています。高度で複雑なテクノロジーや予測困難な未来について、誰もが共通の目線で語り合うためには、親しみやすく“愛されるインターフェース”が必要です。このプロジェクトは、猫をテーマにした妄想を具現化し、異なる立場の人々の分断を緩和し、技術への理解促進と興味関心の向上に貢献します。

プロジェクトの拠点は神奈川県武蔵中原で、猫を愛するプロトタイピング集団として、技術の未来を柔軟に探索することを目指しています。「中原にゃん研」は、富士通デザインセンターのチーム「インスピラボ」が主催し、富士通の自社保有技術を新しい観点から再解釈し、未来の可能性を発想する原動力となります。

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第一弾プロトタイプ「meowave(ミャオウェーブ)」の概要

第一弾プロトタイプ「meowave」は、生活に寄り添う新たな見守りの形を示す体験型プロトタイプです。従来のカメラによる監視ではなく、電波と音声による非接触のアプローチで人の暮らしにさりげなく溶け込みます。「meowave」は空間の人の動作と心拍に反応し、架空の猫のフィードバックを通じて、ユーザーの心理や健康状態に寄り添います。

このプロトタイプは、監視のためのデバイスではなく、空気や水のように生活に溶け込み、ユーザーに自然な気づきと適度な距離感のコミュニケーションを提供します。例えば、長時間デスクに向き合っている人には伸びを促すような鳴き声が投げかけられ、転んだ時や長時間横たわっている人には心配するような鳴き声が投げかけられます。

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「meowave」の開発背景と目的

「meowave」は、現代社会における孤独感やストレス、個々人の健康課題に着目し、「監視」ではなく「寄り添い」をテーマに開発されました。富士通のミリ波センサーを用いたテクノロジーを核に、プライバシーを保ちながらも日常の中で安心感と癒しを提供することを目指しています。

このプロトタイプの開発には、富士通のミリ波センサーが主要技術として使用されています。ミリ波センサーは点群データから人の姿勢や動きを高精度で推定し、動作が検知されない場合でも心拍や呼吸といったバイタルデータを測定することができます。これにより、カメラを使用しないためプライバシーが保たれ、生活空間に自然に設置できることが期待されています。

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活用技術の詳細

「meowave」に使用される技術の特徴について、以下の表にまとめます。

技術名 説明
点群データ拡張技術 粗い点群データを高精度な姿勢推定に必要な粒度へと拡張する技術。
AIモデルと大規模データセット 約140人、50種類の行動データを用いて構築した大規模データセットに基づくAIモデル。
行動分析技術 姿勢の時系列的な変化を分析し、詳細な行動の認識を実現。
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「meowave」体験会の詳細情報

下北沢のクリエイティブスタジオ「砂箱」にて、2025年3月18日(火)から3月19日(水)の2日間、「meowave」体験イベントが入場無料で開催されます。イベントでは、プロトタイプ「meowave」の体験に加え、未実現の新たなプロトタイプのアイデアも紹介されます。

体験会は自由入場・自由見学ですが、プロトタイプの体験と説明を希望される方は予約が必要です。体験時間は5分〜10分程度で、各日程の空きがある30分枠を選択して予約登録を行う必要があります。各予約枠の人数上限は3名までとなっており、1名でも予約が可能です。

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体験会の会場情報

体験会の会場は以下の通りです。

  • 住所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目6-4 ミカン下北 E街区2F
  • アクセス:下北沢駅から徒歩1分
  • 営業時間:12:00〜19:30(最終入場19:00)
  • 料金:入場、体験ともに無料

予約がない場合でも入場・見学は自由ですが、会場が混み合っている場合は体験をお待ちいただく可能性がありますので、ご了承ください。

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プロジェクトに関する情報と関連リンク

プロジェクトと展示に関する最新情報は、知財図鑑のサイトやSNSで発信されます。以下に関連リンクを示します。

「中原にゃん研」は、富士通デザインセンターのチーム「インスピラボ」が主催しており、発想のきっかけを提供し、未来をつくりだす力を育むことを目指しています。また、富士通の研究開発に関する情報は公式サイトで確認できます。

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まとめ

「中原にゃん研」は、猫をテーマにしたプロトタイピングプロジェクトで、富士通の先端技術を楽しく・わかりやすく発信することを目的としています。第一弾プロトタイプ「meowave」は、非接触の見守り技術を用いてユーザーに寄り添う新たな体験を提供します。体験会は2025年3月18日・19日に下北沢で開催され、入場無料で参加可能です。

以下に、本記事で紹介した内容をまとめた表を示します。

項目 内容
プロジェクト名 中原にゃん研
プロトタイプ名 meowave(ミャオウェーブ)
体験会日程 2025年3月18日(火)〜3月19日(水)
会場 下北沢のスタジオ「砂箱」
料金 入場・体験ともに無料

このプロジェクトは、テクノロジーを猫という親しみやすいテーマで解釈し、幅広い人々に技術への理解を促進する試みです。

参考リンク: