Solana専有ノードのファストパスが2月24日販売開始、優先確保とテスト利用可能に

ERPC、Solana専有ノードのファストパスを販売開始

2025年2月24日、ELSOUL LABO B.V.（本社: オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO: 川崎文武）は、Solana専有ノードの導入優先権として「ファストパス」の販売を開始しました。これは、多くのユーザーから寄せられている「スタンダードノードとプレミアムノードを実際に試して最適な構成を選びたい」という要望に応えるものであり、より柔軟かつ後悔のないプロジェクトスタートを実現することを目的としています。

ファストパス導入の背景

ファストパス導入の背景には、主に2つの課題があります。

• スペック選定の難しさ: CPUやRAMなどのハードウェアスペックを見ただけでは、実際に要件を満たすかどうかの判断が難しいユーザーが多く存在します。特に、「本当にゼロブロックレイテンシが実現できるのか」や「スタンダードノードで十分な性能が得られるのか」といった実環境での検証を求める声が多く寄せられています。
• 世界的な在庫難: Solanaノードに必要な高スペック部材（DDR5 RAMやAMD製最新CPUなど）は、現在世界的に在庫が逼迫しており、新たに仕入れてもすぐに完売してしまう状況です。このため、ユーザーがテストを終えてから判断する前に在庫がなくなるケースも多く見受けられます。

ファストパスの概要

ファストパスを購入することで、ユーザーは以下のようなメリットを得ることができます。

1. ノードの優先確保: 高需要により瞬時に売り切れることが多い専有ノードを優先的に確保します。テストフェーズでもノード不足に悩まされることが大幅に軽減されます。
2. スタンダード／プレミアム両ノードのテスト利用: 実際にスタンダードノードとゼロブロックプレミアムノードの両方を試し、専門家と相談しながらパフォーマンスを検証できます。「どちらが自分の要件に最適か」を明確にしたうえで、本番運用に移行できます。
3. 納得のいく構成が完成してから月額課金スタート: 検証で要件を満たすことを確認してから本番環境へ切り替えるため、後悔のない選択が可能です。万全の状態でプロジェクトを始められます。

ファストパスの種類

今回導入するファストパスは、以下の2種類となります。それぞれノードの優先権やテスト環境、専門家によるサポートなど共通のメリットを備えています。

• ファストパス for 専有 RPC/gRPC: スタンダード専有RPC/gRPCとゼロブロックプレミアム専有RPC/gRPCを比較・検証し、ハードウェアスペックや設定の最適化を専門家とともに検討します。満足のいく構成が完成してから本番運用へ移行します。
• ファストパス for ゼロ距離ベアメタル: 専有ベアメタルノードを優先的に確保し、RPCノードと“ゼロ距離”で接続します。理論上最速の通信レイテンシを実現しつつ、専門家とともに性能を徹底検証します。必要なハードウェア調達や構築ノウハウをサポートします。

販売情報

ファストパスは、Validators DAO 公式 Discord上にて販売しております。詳細は以下のリンクからご確認いただけます。

Validators DAO 公式 Discord

今後の展望

ELSOUL LABO B.V.は、引き続きSolanaに最適化されたパフォーマンスノードのハードウェア調達強化を進め、ユーザーがスムーズに専有ノードを利用できる環境を整備していく方針です。また、グローバルなリージョン拡大やノードの最適化を継続することで、より多くのプロジェクトが高いパフォーマンスを享受できるプラットフォームを目指します。

参考リンク

• ELSOUL LABO B.V. 公式ウェブサイト
• Solana Enhanced RPC「ERPC」
• バリデータ自動運用サービス「Validators Solutions」
• Validators DAO 公式 Discord

まとめ

今回のファストパス導入により、ユーザーはスタンダードノードとプレミアムノードを実際に試し、最適な構成を選ぶことができるようになります。これにより、ノードの優先権や最適なスペック選定が可能になり、プロジェクト開始時の不安を軽減することが期待されます。

ファストパスを通じて、ユーザーは自分のプロジェクトに最適なノードを選択し、安心して運用を開始することができるでしょう。