三井住友トラストクラブが高校生向け金融教育を実施、クレジットカードの仕組みを学ぶ

三井住友トラストクラブによる金融教育の取り組み

ダイナースクラブカードを発行する三井住友トラストクラブ株式会社は、金融教育を推進するためのさまざまな取り組みを行っています。この取り組みは、持続可能な社会の実現や若い世代の金融リテラシーの向上を目指しており、特にSDGs（持続可能な開発目標）の達成に寄与するものです。2022年からは広島大学で「キャッシュレス社会とクレジットカードが担う役割」についての講義を行っており、最近では高校生向けのクレジットカード授業も開始しました。

この授業は、2024年12月3日に跡見学園高等学校で高校1年生向けに、また2025年2月3日には横浜中華学院で高校2年生向けに実施されました。授業の内容には、日本と世界のキャッシュレス事情やクレジットカードの仕組み、支払方法、メリット、不正利用のトラブル事例、クレジットカードの歴史などが含まれています。これにより、高校生たちにとって身近なテーマを通じて、幅広くキャッシュレスとクレジットカードについて学ぶ機会を提供しています。

授業の内容と構成

跡見学園高等学校での授業は、三井住友信託銀行との共同で行われました。授業は二部構成となっており、前半では信託銀行に関する説明が行われ、後半では三井住友トラストクラブがクレジットカードやキャッシュレスに関する説明を行いました。このような共同授業は、三井住友トラストグループならではの特長であり、学生たちにより深い理解を促すことができます。

授業後には受講生からのアンケートを実施し、感想を収集しました。以下はその一部です：

• 「親がどうしてクレジットカードを好んでいるのか疑問が解けました。」
• 「クレジットカードの利用や注意事項に関しては自主的に知る機会がなく、学校の授業でも教わらないので今回の授業は貴重な体験でした。」
• 「もしも今回の講義を聞かずにそのまま大人になったらと考えると少し恐怖を感じる。」
• 「最近日本でキャッシュレス決済がすごく普及しているなと感じていたのですが、それでも世界的に見たら多いほうでないということに驚きました。」
• 「クレジットカードのメリット・デメリットのほかにお金について知る大切さを認識しました。」
• 「普段からキャッシュレスを利用しているので、改めて利用方法を意識して使っていきたいと思いました。」

これらの感想からも、金融教育の重要性が伺えます。金融リテラシーの向上は、個人の経済的自立と社会の持続可能な発展に繋がるため、今後も三井住友トラストクラブはこの取り組みを継続していく方針です。

金融教育とSDGsの関係

金融教育は、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」と目標8「働きがいも経済成長も」に直接貢献する活動です。特に、若い世代に対する金融リテラシーの教育は、将来的な経済的自立を促進し、持続可能な社会の実現に寄与します。

三井住友トラストクラブは、金融教育を通じて学生たちに必要な知識を提供し、彼らが経済的な判断を自ら行えるようにサポートしています。このような取り組みは、単にクレジットカードの利用方法を教えるだけでなく、金融に対する理解を深め、将来的なトラブルを未然に防ぐことにも繋がります。

ダイナースクラブカードの特典とサービス

ダイナースクラブカードは、単なるクレジットカードの枠を超えた多様な特典を提供しています。具体的には、以下のようなサービスがあります：

• 初年度年会費無料：本会員・家族会員ともに初年度の年会費が無料となるキャンペーンを実施中です。申し込み期限は2025年3月31日までです。
• プレミアムカード：ダイナースクラブの招待制カードで、上質なサービスとステータスを兼ね備えています。各種優待や特典が豊富です。
• コンパニオンカード：ダイナースクラブカードに無料でMastercard®を付帯できるサービスがあります。これにより、ポイントや請求、明細書を一本化できます。
• フライトディレイパス：TRUST CLUB ワールドエリートカードを持つ場合、搭乗予定のフライトが2時間以上遅延した際に空港ラウンジを無料で利用できます。

これらの特典は、ダイナースクラブカードを持つことで得られる多様な体験を提供し、会員の生活をより豊かにすることを目的としています。

まとめ

三井住友トラストクラブの金融教育活動は、今後も持続可能な社会を目指して進められていくでしょう。金融リテラシーの向上は、個々の経済的な自立だけでなく、社会全体の持続可能な発展に寄与することが期待されています。