JINSの新デバイス「JINS ASSIST」、2月26日発売開始でデジタル体験を革新

新たなデジタル体験を提供する「JINS ASSIST」

株式会社ジンズ（以下、JINS）は、2025年2月26日（水）午前11時より、手を使わずに頭の小さな動きで直感的にデジタルデバイスを操るメガネ型デバイス「JINS ASSIST（ジンズ アシスト）」を発売します。この商品は、JINSオンラインショップ（www.jins.com）およびデジタル障害者手帳「ミライロID」内のオンラインストア「ミライロストア」でも販売されます。

「JINS ASSIST」は、障害のある方やそのご家族からの切実な要望に応え、デジタルデバイスの操作に不自由を感じていた人々が、自由にデジタルとつながる手助けをすることを目的としています。これにより、日常生活での「できること」が増え、自己の可能性を広げるきっかけを提供します。

「JINS ASSIST」の開発背景と目的

JINSは、2015年に“世界初、自分を見るアイウエア”を掲げてメガネ型ウエアラブルデバイス「JINS MEME（ジンズ ミーム）」を開発しました。このデバイスに搭載された独自のセンサー技術を活用し、デジタルデバイスの操作方法を研究してきました。その過程で、多くの障害のある方から「JINS MEMEでマウス操作ができるようにならないか」という声が寄せられ、ハンズフリーマウス「JINS ASSIST」の開発に至りました。

現代社会では、デジタル化が進む一方で、ITを利用できる人と利用できない人との間に生じる「デジタルデバイド」が社会的な課題となっています。「JINS ASSIST」は、こうした課題を解消し、より多くの人々がデジタルデバイスを利用できるようにするためのツールです。

「JINS ASSIST」の特長と使用方法

「JINS ASSIST」は、手を使わずに頭の小さな動きでPC操作を可能にするデバイスです。開発過程ではオープンテストを行い、実際のユーザーの声を反映させながら、簡単に使い始められ、長時間でも快適に操作できる設計を実現しました。

使用方法は非常にシンプルです。JINS ASSISTをお持ちのメガネに装着し、コネクタをPCに接続するだけで使用を開始できます。以下は基本的な操作手順です：

1. メガネの左右どちらかのテンプルにアタッチメントを装着します。
2. アタッチメントの金属部分にJINS ASSISTを取り付け、PCのUSB-Cポートに接続します。
3. 3～5秒程度でJINS ASSISTが起動します。

基本的なマウス操作は、頭の動きに応じてカーソルを動かし、指定した場所でうなずくことでクリックが可能です。これにより、従来のマウス操作に比べて疲れにくく、直感的な操作が実現されています。

商品概要と販売情報

「JINS ASSIST」の商品概要は以下の通りです：

なお、メガネのテンプルのサイズや形状によっては装着できない場合がありますので、詳細は公式サイトをご確認ください。

ユーザーの声と今後の展望

「JINS ASSIST」は、障害のある方の生活を大きく変える可能性を秘めています。実際に使用したユーザーからは、操作の快適さや生産性の向上について多くのポジティブなフィードバックが寄せられています。

樹希さんは、交通事故により全身麻痺となり、デジタルデバイスの操作に苦労していましたが、JINS ASSISTを使うことで文字入力のストレスが大きく改善され、入力速度も向上したと述べています。

本間未来さんも、JINS ASSISTを使用することで、これまでの苦労が解消され、快適な姿勢でPCを操作できるようになったと報告しています。これにより、在宅ワークの生産性が向上し、社会の一員としての貢献を実感できるようになったとのことです。

まとめ

「JINS ASSIST」は、デジタルデバイスの操作に新たな可能性をもたらす製品です。障害のある方々が自由にデジタル世界とつながることで、日常の「できること」が増え、自己の可能性を広げる手助けをします。以下に、この記事で紹介した内容をまとめます：

「JINS ASSIST」は、障害のある方々にとっての新たなツールとなり、日常生活や仕事におけるバリアを解消する一助となることが期待されています。