こうの史代30周年記念展、5月2日から金沢21世紀美術館で開催
ベストカレンダー編集部
2025年2月26日 15:06
こうの史代展
開催期間:5月2日〜5月25日

漫画家生活30周年を迎えるこうの史代展の開催について
北陸中日新聞は、2025年5月2日(金)から5月25日(日)まで、金沢21世紀美術館にて漫画家生活30年を迎えるこうの史代の展覧会を開催することを発表しました。この展覧会は、こうの史代の漫画家としての全貌に迫る初の大規模原画展となります。
会期中は無休で、開催時間は午前10時から午後6時まで、最終日は午後3時に閉場します。入場は閉場の30分前まで可能です。会場は金沢21世紀美術館の市民ギャラリーBです。

展覧会の内容と見どころ
この展覧会では、漫画原画500枚以上を展示し、カラーイラストや挿絵原画、絵本原画、資料なども多数展示されます。こうの史代は、デビュー以来、キャラクターや背景を愛らしいタッチで描いており、その作品は4コマ漫画やショートストーリー、神話、戦争ものなど多岐にわたります。
こうのの作品は、見た目は愛らしいものの、力強さや柔軟さ、しぶとさを兼ね備えています。彼女の漫画は、愛らしいタッチのまま多彩で、どの作品も似たものがなく、常に新たな表現の可能性に挑戦しています。

展示内容の詳細
本展では、こうの史代がこれまでに発表した作品の全貌を知ることができる貴重な機会です。以下は展示予定の作品の一部です:
- 《夕凪の街 桜の国》カバー(2004年)
- 《この世界の片隅に》上巻総扉(2006年)
- 《ぼおるぺん古事記 一 天の巻》表紙(2012年)
- 《日の鳥》表紙(2016年)
- 《空色心経》(2025年4月刊行予定)
また、デビュー前の原画や高校生時代に制作した漫画の原画も展示され、こうの史代ならではのタッチが堪能できます。

特別なイベントと関連情報
展覧会期間中には、こうの史代自身が参加する様々なイベントも予定されています。例えば、5月2日(金)にはトークショーが開催され、こうのが漫画や日常について語ります。このイベントは無料ですが、事前に参加券が必要です。
また、こうの史代がライブペインティングを行う日もあり、5月3日、20日、21日に予定されています。さらに、会場内にはファンレターを書くコーナーも設けられ、来場者がこうのに手紙を送ることができます。

映画の特別上映
アニメーション映画『この世界の片隅に』も特別上映される予定で、詳細は公式サイトで確認できます。

展覧会のチケット情報
観覧料は以下の通りです:
区分 | 前売り | 当日 |
---|---|---|
大人 | 900円 | 1,200円 |
高校・大学生 | 700円 | 900円 |
小・中学生 | 500円 | 700円 |
未就学児は無料で入場でき、障害者手帳を提示した場合は本人が前売り料金で入場できます。特別なデーとして、5月5日には小学生以下の入場料が無料になります。

こうの史代のプロフィール
こうの史代は1968年に広島市で生まれ、1995年に「街角花だより」で漫画家デビューを果たしました。以降、彼女の作品は多くの読者に愛され、特に『夕凪の街 桜の国』や『この世界の片隅に』は高い評価を受けています。
こうのは、作品を通して戦争や日常生活の重要なテーマを描き続けており、彼女の独特な視点は多くの人々に感動を与えています。

まとめ
こうの史代展は、彼女の豊かな表現力と多様な作品を一堂に見ることができる貴重な機会です。展覧会の詳細やチケット情報は公式ウェブサイトで確認できます。こうの史代の作品を通じて、漫画という表現の新たな可能性を感じることができるでしょう。
開催概要 | 詳細 |
---|---|
会期 | 2025年5月2日(金)~5月25日(日) |
会場 | 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB |
観覧料 | 大人900円、高校・大学生700円、小・中学生500円 |
公式サイト | こちら |
こうの史代展は、彼女の作品を深く知るための絶好の機会であり、漫画の魅力を再発見する場となることでしょう。
参考リンク: