2025年8月1日開始！日本初のドローン無人空撮サービス「SKYPIX」

日本初のドローンによる無人空撮サービス「SKYPIX」の開始

2025年2月26日、株式会社JTB、fly株式会社、日本航空株式会社（JAL）は、観光地の魅力を最大限に引き出すための新しいサービス「SKYPIX」を発表しました。このサービスは、日本初のドローンを活用した自動無人空撮およびAIによる動画自動編集サービスです。サービスの実証運用は、2025年3月1日（土）から5月6日（火）まで香川県小豆島寒霞渓で行われ、正式サービスは2025年8月1日（金）から開始される予定です。

本サービスの目的は、地域の観光地が持つ絶景を手のひらに届けることです。観光地には魅力的な風景が多数存在しますが、それが収益につながらないケースも多くあります。「SKYPIX」は、地域が自ら収益を生み出し、持続可能な観光地へと発展するための取り組みとなります。また、本サービスはビジネスモデル特許を申請中で、今後も観光コンテンツの創出に向けた取り組みを継続していく予定です。

SKYPIXサービスの概要

「SKYPIX」は、通常では見ることのできない空からの視点で、誰でも簡単に動画撮影や視聴を楽しむことができる日本初のサービスです。利用者は設置されたQRコードをスマートフォンで読み込み、決済を行うことでドローンが飛び立ちます。ドローンは事前にプログラミングされた最適なルートに従い、美しい景観と利用者を自動で撮影します。

撮影された映像はAIによって自動編集され、高画質でインパクトのある映像が利用者の手元に届けられます。特筆すべきは、アプリのダウンロードが不要であり、英語や中国語など複数言語に対応しているため、海外からの観光客にも簡単に利用できる点です。

ドローンの運航と運用

本サービスにおけるドローンの運航および運用は、JTBとflyが共同で行います。各社の役割は以下の通りです：

• 株式会社JTB
  観光地におけるコンテンツ開発の知見を活かし、SKYPIX事業の企画・設計を行います。また、事業計画や収支計画の作成、運営手法の確立を担当します。
• fly株式会社
  ドローン運航管理の知見を活用し、SKYPIXの基幹システムの開発・運用・保守を担当します。法規制に対応した運航管理体制の構築も行い、現地運航管理者への指導・サポートも行います。
• 日本航空株式会社
  お客様の操作性を向上させるため、JALが提供するアプリの知見を活かし、観光地の魅力発信と誘客プロモーションを実施します。

実証運用の詳細

「SKYPIX」の実証運用は、以下の詳細で行われます。

なお、寒霞渓での「SKYPIX」は、寒霞渓ロープウェイを運営する小豆島総合開発株式会社が事業運営を行います。

今後の展開

「SKYPIX」は、日本国内および海外への事業展開を予定しています。2027年を目途に国内47か所（各都道府県に1基以上）の設置を目指しており、記念撮影を新たな“体験コンテンツ”として普及させていく計画です。

株式会社JTBは、「交流創造事業」を通じて地域資源を活用した観光コンテンツの開発に取り組み、持続可能な地域づくりに貢献しています。fly株式会社は、ドローンを活用したテクノロジーで新たな体験を提供し、社会の豊かさに寄与することを目指しています。日本航空株式会社（JAL）は、ESG戦略を推進し、「移動」を通じた関係やつながりの創造によって、持続的な価値を提供することを目指しています。

まとめ

本記事では、日本初のドローンによる無人空撮サービス「SKYPIX」の概要、実証運用の詳細、今後の展開について詳しく説明しました。この新しいサービスは、観光地の魅力を引き出し、持続可能な観光地づくりに貢献することを目指しています。以下に、サービスの主要なポイントをまとめます。

このように、「SKYPIX」は観光地の新たな魅力を発信し、地域経済の活性化に寄与することが期待されているサービスです。