サンリオ、4月からSRHR休暇導入と育児短時間勤務を延長

サンリオ新制度導入

開催日:4月1日

サンリオの新しい制度ってどんな内容?
2025年4月から「SRHR休暇」を導入し、育児短時間勤務制度を小学校6年生まで延長。社員の多様なニーズに応える制度です。
SRHR休暇って何に使えるの?
不妊治療や卵子凍結、更年期症状などに利用可能で、男女問わず多様なニーズに対応しています。

サンリオの新しい制度導入について

株式会社サンリオは、2025年4月より新たに「SRHR休暇」を導入し、育児短時間勤務制度を「小学校6年生」まで延長することを発表しました。この取り組みは、社員の多様なライフステージに配慮し、働きやすい環境を整えることを目的としています。

この制度改定は、サンリオが掲げる「One World, Connecting Smiles.」というビジョンに基づいており、社員一人ひとりが自分らしさを活かしながら成長できる職場を目指しています。

SRHR休暇の詳細

「SRHR休暇」とは、「Sexual and Reproductive Health and Rights」の略で、性と生殖に関する健康と権利を尊重する制度です。この休暇は、以下のような理由で利用が可能です:

  • 不妊治療
  • 卵子凍結
  • 更年期症状

これにより、女性だけでなく男性も利用できるようになり、より多様なニーズに応えることができます。社内のアンケート結果を反映し、ライフステージの変化に応じた柔軟な働き方を実現するための重要な一歩となります。

育児短時間勤務制度の延長

サンリオでは、育児短時間勤務制度の対象年齢を「小学校3年生修了まで」から「小学校6年生修了まで」に延長します。この変更は、育児を行う社員がより長い期間、短時間勤務を利用できるようにすることで、ワークライフバランスを充実させることを目的としています。

育児短時間勤務制度の延長により、以下のようなメリットがあります:

  1. 育児と仕事の両立がしやすくなる
  2. 家庭の事情に合わせた柔軟な働き方が可能になる
  3. 社員の職場への定着率が向上する

サンリオのDE&Iへの取り組み

サンリオは、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を推進しており、社員一人ひとりが公平に活躍できる環境を整えることに注力しています。これらの制度改定は、DE&Iの観点からも重要な意義を持ちます。

具体的な取り組みとしては、以下のような制度があります:

  • 妊娠時のスライド出社・短縮勤務
  • 産前・産後休業制度
  • 育児休業制度、育児短縮休業制度、出生時育児休業制度(産後パパ育休)
  • 介護休業制度、介護勤務制度
  • スライド勤務制度(始業・終業時間を変更可能)
  • テレワーク勤務制度

これらの制度は、社員が心身ともに健康で働ける環境を提供するために設計されています。

健康経営の実績と今後の展望

サンリオは、健康経営の取り組みを強化しており、2024年度には「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されています。この認定は、サンリオが健康経営において高い評価を受けていることを示しています。

2024年3月期の制度利用実績として、以下のような数値が報告されています:

項目 数値
平均有給休暇取得日数 12.1日
育児休業取得率(育児休業対象者) 92.3%

これらの実績は、サンリオが社員の働きやすさを重視し、制度の充実を図っている証拠です。今後も、社員が笑顔で働き続けられるような職場環境を整え、社会への貢献を目指していくことが期待されます。

まとめ

サンリオは、2025年4月より「SRHR休暇」を導入し、育児短時間勤務制度を小学校6年生修了まで延長することを発表しました。これにより、社員の多様なライフステージに対応した働き方が可能となり、ワークライフバランスの充実が期待されます。また、サンリオはDE&Iの推進と健康経営の取り組みを通じて、社員が心身ともに健康で働ける環境を整備し、持続的な成長を目指しています。

以下に、今回の制度改定の主なポイントをまとめます:

制度 内容
SRHR休暇 不妊治療、卵子凍結、更年期症状などに対応
育児短時間勤務制度 小学校6年生修了まで延長

このような取り組みを通じて、サンリオは社員が笑顔で働ける職場環境を実現し、より良い未来を築いていくことを目指しています。

参考リンク: