サイバー大学、4月から授業料マッチングファンド開始で社員の進学支援を強化
ベストカレンダー編集部
2025年2月28日 11:33
授業料マッチング開始
開催日:4月1日
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サイバー大学による新たな取り組み
サイバー大学(学長:川原 洋、所在地:福岡市東区)は、2025年2月28日に、社員の大学進学を支援する企業との連携を強化するため、「授業料マッチングファンド」を開始することを発表しました。この取り組みは、企業が社員の進学を支援する際に、授業料の一部を企業とサイバー大学が同額ずつ負担するというものです。これにより、社員の経済的負担を軽減し、働きながら高度なITスキルやデジタルトランスフォーメーション(DX)推進力を身に付ける機会を提供します。
本プログラムは、社員が大学進学を通じて大卒資格を取得し、社会人の高等教育の機会を創出することを目的としています。企業の人的資産経営戦略にも貢献することが期待されています。
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取り組みの目的
日本においては、DX人材の不足が深刻な問題として指摘されています。特に、理工系分野に進学する学生の数が欧米に比べて少ないため、将来の担い手の育成が進んでいないのが現状です。また、時間的・経済的な理由から大学進学やリカレント教育を断念する社会人も多く存在します。
サイバー大学は、フルオンラインの学習環境を活用し、授業料マッチングファンドを通じて、就労社会人が働きながら高等教育を受けられる基盤を構築します。この取り組みにより、企業の採用活動にも好影響を与えることが期待されています。
授業料マッチングファンドの概要
授業料マッチングファンドは、企業が社員の授業料の一部を負担する場合に、サイバー大学も同額を支援するマッチング方式を採用しています。具体的には、以下のような内容となります。
1. プログラムの内容
- 対象となる社員が2025年度春学期(4月)以降に入学する場合、企業の支援割合に応じてサイバー大学も同額を支援します。
- 企業とサイバー大学の授業料負担率は最大50%までとし、双方が合意の上で決定します。
この結果、双方の支援額が50%ずつとなった場合、学生本人が支払う授業料は0円となり、学籍管理料などの自己負担のみで先進的な学習環境を利用して学習を進めることが可能です。
2. 適用条件
- 社員の一定人数以上が正科生または科目等履修生として同時に入学する必要があります。
- 学生は出願時に必要な入学検定料および授業料以外の費用(学籍管理料およびシステム利用料)を負担します。入学金は免除されます。
- 科目等履修生を経て正科生(1年次入学または編入学)へ転籍する場合も授業料マッチングファンドの対象となります。
- 本制度を利用した入学者数は、本学の入学定員の範囲内で決定されます。
今後の展望
サイバー大学は、この取り組みを通じて、就労社会人の教育機会を拡大し、DX推進や業務へのAI活用に不可欠な高度IT人材の育成を加速させることを目指しています。これにより、企業内のキャリア形成の最適化や産業界全体の競争力向上にも寄与することが期待されています。
また、サイバー大学の授業料は、履修単位数に応じた学費を学期ごとに支払う単位制を採用しており、入学年次により最長8年間の在籍が可能です。これにより、企業の事業や人材戦略に応じた計画的な人的投資が実現できます。
サイバー大学について
サイバー大学は、福岡市が内閣府から認定を受けた構造改革特区を活用し、文部科学省の認可を受けて2007年4月に開学した株式会社立の通信制大学です。「情報革命で人々に学習の機会を」を理念に掲げ、現代社会に必要なITとビジネスが学べるIT総合学部を設置しています。
独自開発したeラーニングプラットフォーム「Cloud Campus」を活用し、いつでも自分の都合にあわせて学習できるオンデマンド形式の授業を展開しています。学生同士や教員との交流やサポートもすべてWeb上で行うデジタル大学です。
オンライン教育の長年の実績が評価され、2024年12月10日には、世界のオンライン教育ランキング「Times Higher Education Online Learning Rankings 2024」において、日本から唯一ランクインし、ブロンズ評価を獲得しました。学生の履修継続率等の数値や学生のアンケート結果に基づくアウトカムの項目で特に高い評価を得ており、本学の教育内容の質やサポートの高さを証明する結果となっています。
まとめ
サイバー大学の「授業料マッチングファンド」は、社員の大学進学を支援する新たな取り組みとして、多くの社会人に高等教育の機会を提供することを目指しています。以下に、本取り組みの主な内容をまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
プログラム名 | 授業料マッチングファンド |
目的 | 社員の大学進学支援、経済的負担の軽減 |
支援内容 | 授業料の一部を企業と大学が同額支援 |
負担割合 | 最大50%ずつ |
適用条件 | 一定人数以上の社員が同時に入学 |
このように、サイバー大学の取り組みは、企業と連携しながら社会人の教育機会を拡充することを目指しています。今後の展開に注目が集まります。
参考リンク: