松山智一展「FIRST LAST」3月8日開幕!うまい棒やBE@RBRICKとのコラボ作品も
ベストカレンダー編集部
2025年2月28日 12:26
松山智一展 FIRST LAST
開催期間:3月8日〜5月11日
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松山智一展「FIRST LAST」の開催について
ニューヨークを拠点とする現代美術家、松山智一(まつやま ともかず)は、2025年3月8日(土)から麻布台ヒルズ ギャラリーにて「松山智一展 FIRST LAST supported by UNIMAT GROUP」を開催します。この展覧会は、松山にとって東京で初となる大規模な個展であり、彼の作品が日本国内で広く紹介される機会となります。
松山は四半世紀にわたり現代アートの本場ニューヨークで活動してきたアーティストで、現在は世界が注目する次世代のアーティストの一人として位置付けられています。本展では、松山の日本初公開となる大規模作品15点を含む約40点の作品が展示され、彼の特異なアイデンティティを通して捉えたグローバルな現代社会のリアリティが迫力ある色彩と壮大なスケールの絵画で体感できる内容となっています。
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サテライト企画「Tribute + Collaboration」
本展のサテライト企画として、麻布台ヒルズ ギャラリー スペースでは、松山が国内の様々なクリエイターと協業した「Tribute + Collaboration」作品を展示・販売します。この企画は、松山が2002年にニューヨークに渡りアーティストを志したことから始まり、異業種のクリエイティブとの交流が彼自身の表現に大きな影響を与えてきたことに基づいています。
「Tribute + Collaboration」では、現代アートの分野に限らず、ファッション、食、音楽、玩具など、幅広い表現領域で松山がリスペクトする表現者とともに作り上げた協業作品が展示・販売されます。これにより、アートと他のクリエイティブな分野との新しい価値創造が試みられます。
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第二弾:うまい棒とのコラボレーション
今回の「Tribute + Collaboration」作品の第二弾として、国民的な駄菓子「うまい棒」と松山智一が共同開発したコンセプチュアルな作品が発表されます。15円(かつては10円)という安価な設定で知られる「うまい棒」は、広く親しまれた商品です。松山は、アートという概念を用いて新たな価値を創出することができるかという問いを社会に投げかける意図を持ち、販売元の株式会社やおきんがその想いに快く応じて実現しました。
この作品は、社会通念上の価値の正体を問いかける行為として、松山自身の作品を介して社会へ問いを投げかける行為と通底するものがあります。
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第三弾:BE@RBRICKとのコラボレーション
さらに、第三弾として、東京を拠点にフィギュアなどの企画・販売を行うメディコム・トイ社が手掛ける世界的な人気を誇るクマ型ブロックタイプフィギュア「BE@RBRICK」と松山智一の最新コラボレーション作品が発表されます。松山は本展において、最新シリーズ「First Last」の代表作《Passage Immortalitas》(2024)のイメージをあしらったBE@RBRICKを展示します。これは2010年以来二度目のコラボレーションとなります。
《Passage Immortalitas》の人物描写は、ルネサンス期の巨匠ボッティチェリの名作《チェステッロの受胎告知》(1489)を参照しており、背景には建築雑誌に登場するインテリア写真を組み合わせた空間が描かれています。その中には、ポテトチップスの空き袋やハローキティ、日本の敷物用織物である緞通(だんつう)などの無数の記号的要素が含まれています。
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作品概要と販売情報
以下に、松山智一が手掛けた「Tribute + Collaboration」作品の概要をまとめます。
作品名 | 価格(税込) | 展示・販売会場 | 販売方法 |
---|---|---|---|
うまい棒 x Tomokazu Matsuyama | 110,000円 | 麻布台ヒルズ ギャラリー スペース | 麻布台ヒルズ ギャラリー スペースにて販売 |
BE@RBRICK x Tomokazu Matsuyama | 24,200円 | 麻布台ヒルズ ギャラリー スペース | 麻布台ヒルズ ギャラリー スペースにて販売 |
なお、「Tribute + Collaboration」作品の購入には本展のチケットが必要であり、数量が限られているため、販売方法に制限を設ける場合があります。詳細については、公式WEBサイトにて随時公開される予定です。
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松山智一のプロフィールと展覧会概要
松山智一は1976年に岐阜県で生まれ、現在はブルックリンに住む現代美術家です。彼は絵画を中心に、彫刻やインスタレーションを発表し、アジアとヨーロッパ、古代と現代、具象と抽象といった両極の要素を有機的に結びつけて再構築する作品を制作しています。近年の展覧会には、「Mythologiques」(ヴェネツィア/2024年)や、「松山智一展:雪月花のとき」(弘前れんが倉庫美術館/2023年)、上海宝龍美術館での「MATSUYAMA Tomokazu: Fictional Landscape」(2023年)などがあります。
本展の開催概要は以下の通りです。
展覧会名 | 会期 | 会場 | 開館時間 | チケット料金(税込) |
---|---|---|---|---|
松山智一展 FIRST LAST | 2025年3月8日(土)~5月11日(日) | 麻布台ヒルズ ギャラリー | 月・火・水・木・日 10:00~18:00 金・土・祝前日 10:00~19:00 | 一般:2,200円 専門・大学・高校生:1,700円 4歳~中学生:1,100円 |
松山智一の作品は、現代社会における多様な価値観や文化の交差点を反映しており、彼の独自の視点から生まれるアートは、観る者に深い印象を与えます。展覧会においては、アートと他のクリエイティブな分野との新たな関係性を体感できる貴重な機会です。
参考リンク: