3月1日公開!楠木建氏が語る「儲け」と人的資本経営の本質とは

人的資本経営レポート公開

開催日:3月1日

人的資本経営レポート公開
人的資本経営って何?
人的資本経営とは、人材を資本として捉え、その投資から得られるリターンを最大化する経営手法です。
楠木建氏の意見はどんな感じ?
楠木建氏は、人的資本経営では「儲け」に執着することが成功の鍵であると強調しています。

人的資本経営の本質を探る

株式会社Maxwell’s HOIKORO(マクスウェルズ ホイコーロー)は、データサイエンス技術を活用したHR Tech分野のスタートアップ企業であり、組織改革を実現するための高品質なサーベイツール「TSUISEE(ツイシー)」を提供しています。このツールは、多くの企業から高い評価を受けており、人的資本経営の実現に向けた重要な手段となっています。

同社は、人的資本経営の本来の姿を明らかにするため、3名の専門家へのインタビューを実施しました。その中でも特に注目されるのが、経営学者・楠木建氏へのインタビューです。彼の見解は、人的資本経営における「儲け」の重要性を強調しています。

「欲のある経営者」だけが人的資本経営に成功する⁉経営学者 楠木建氏が語る「商売の本質」と「人的資本」。インタビューレポートを公開 画像 2

儲けに執着することが成功の鍵

楠木氏は、人的資本経営における施策が増加する一方で、その効果を実感できない企業が多い現状を指摘しています。これは、施策が「手段の目的化」してしまっていることが原因であると述べています。つまり、企業は人事施策を展開すること自体が目的となり、その結果として「儲け」が得られないという状況に陥っているのです。

彼は、すべての人事施策は人材という「資本」への「投資」であり、その投資のリターンを最大化することが目的であると強調します。したがって、企業が人的資本経営を実践する際には、「その施策は儲けにつながるのか?」という問いに答えられることが重要です。もし答えられないのであれば、その施策は人的資本経営に失敗している可能性が高いと考えられます。

人的資本経営の施策とその効果

  • エンゲージメントの測定
  • キャリア自律を促す施策
  • 人材育成プログラムの実施

これらの施策は、人的資本経営を実践するために重要ですが、実際には「儲け」に結びつかない場合が多いことが問題視されています。楠木氏は、企業がこの点を見逃すと、人的資本経営が機能不全に陥ると警鐘を鳴らしています。

経営者の役割と視座の重要性

楠木氏によれば、「手段の目的化」から脱却するためには、経営者の視座が非常に重要です。組織は階層構造を持っており、上の階層における「手段」が下の階層の「目的」となることが一般的です。このため、経営者は組織全体を見渡し、目的そのものを明確にする必要があります。

人的資本経営を「儲けを目指した資本への投資」と捉えると、それは単なる人事の問題ではなく、経営全体に関わる重要な課題であることがわかります。経営者がこの視点を持つことで、人的資本経営は成功へとつながるのです。

経営者が持つべき視座とは

  1. 組織の目的を明確にすること
  2. 人材施策が儲けにどのように寄与するかを理解すること
  3. 施策の効果を常に測定し、改善を図ること

これらの観点から、経営者は人的資本経営を戦略的に考え、実行に移す必要があります。楠木氏の考え方は、多くの企業にとって新たな示唆を与えるものであり、人的資本経営に取り組む上での重要な指針となります。

レポートの詳細と会社概要

Maxwell’s HOIKOROは、人的資本経営に関するレポートを公開しています。今回のインタビューを含むレポートは、以下のURLからダウンロード可能です。

人的資本経営レポート3:楠木建氏インタビュー

また、同社の概要は以下の通りです。

会社名 株式会社Maxwell’s HOIKORO
代表取締役社長 前山匡右
所在地 大阪府大阪市西区土佐堀2-1-6 TOSABORI IVY3階
コーポレートサイト http://hyakunen.com
オウンドメディア https://www.maxwellshoikoro.com
提供アプリケーション https://tsuisee.com
協力 株式会社Consulente HYAKUNEN

人的資本経営は、企業の成長に直結する重要なテーマです。経営者がその本質を理解し、実践することで、企業全体のパフォーマンスが向上することが期待されます。今後もこの分野における研究や実践が進むことが望まれます。

参考リンク: