3月1日から始まる和のアフタヌーンティーを京都「茶寮 八翠」で体験
ベストカレンダー編集部
2025年3月1日 10:24
和のアフタヌーンティー開始
開催期間:3月1日〜5月31日
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「茶寮 八翠」で楽しむ和のアフタヌーンティーの魅力
2025年3月1日(土)から5月31日(土)まで、京都市右京区の「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」にて、明治期に詠まれた漢詩「八賞軒詩(はっしょうけんし)」をテーマにした「和のアフタヌーンティー」が販売開始されます。このアフタヌーンティーは、保津川沿いに佇むカフェ「茶寮 八翠」で楽しむことができ、季節ごとに変わるメニューが特徴です。
「八賞軒詩」は、幕末に京都で活動した文人画家・富岡鉄斎を含む8人の詩人が、嵐山の美しい八つの景色を詠んだ詩で、「花」「新緑」「蛍」「石雞」「瀑」「月」「紅葉」「雪」の8つのテーマが表現されています。アフタヌーンティーでは、これらのテーマに基づいた料理が提供され、3か月ごとに新しいテーマに変わります。
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第一章「花・新緑」のメニュー詳細
2025年3月1日(土)から提供される第一章では、「花・新緑」をテーマにしたメニューが用意されています。この章では、桜が舞い散る幻想的な風景を表現した和菓子や、春から初夏の季節を感じることができるセイボリーが楽しめます。
具体的なメニューは以下の通りです:
- セイボリー:
- 2色の魚そうめん、鯛ふきみそ添え
- 三色団子
- 海老と青柴漬けの裏巻寿司
- スモークサーモンと春キャベツのサンドウィッチ
- ヤングコーンの磯部揚げ
- グリーンピースとベーコンの焼玉〆
- 鱸漬け焼き
- 季節の生麩
- うすい豆とうふのフライ
- 和菓子(亀屋良長):
- 苔(ブッセ)
- 花(かんてん)
- 新緑(落雁)
- お飲み物(計24種類):
- DAMMANN FRÈRESの「ダージリン ファーストフラッシュ」や「イングリッシュブレックファスト」など17種類
- コーヒー、カフェラテ、エスプレッソなど5種類
- 日本茶:煎茶(孫右衛門「晴嵐」)、ほうじ茶
料金は6,100円(消費税・サービス料込み、フリーフロードリンク付き)で、予約は「茶寮 八翠」直通の075-872-1222またはメール(restaurant@suirankyoto.com)で受け付けています。
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「八賞軒詩」に込められた詩の魅力
「八賞軒詩」は、明治期に詠まれた詩で、嵐山の四季折々の美しさを伝えています。以下は、その中から「花」と「新緑」の詩を紹介します。
- 「花」 谷 如意(たに にょい):
- 芳野無此水 墨陀無此山 我來呌絶勝 花滿山水間
- 意訳:
- 吉野山にもこのような水の流れは無く、墨田川にもこのような山は無い。私はこの地にやってきて思わず「絶勝」と声に出した。桜の花が山水の世界に満ち満ちている。
- 「新緑」 山本 鴻堂(やまもと こうどう):
- 前峰初過雨 新緑滴窓軒 斜日來相映 麗干石膽礬
- 意訳:
- 眼前の峰 いま通り雨がよぎったばかり。新緑が窓や軒に滴っている(ようだ)。夕日が射しこみその緑が互いに照り映えて、その輝く美しさは膽礬をしのぐほどである。
このように、詩を通じて嵐山の美しい情景を感じることができ、アフタヌーンティーを楽しむ中で、さらにその魅力を味わうことができます。
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「茶寮 八翠」の魅力と歴史的背景
「茶寮 八翠」は、築100年を超える歴史的建造物である「八賞軒」を現代に継承しています。歴史上の多くの貴人が愛した保津川と嵐山の景色を四季折々にテラスから望むことができ、特別な空間でのひとときを提供しています。
また、「むしやしない」という京ことばが表すように、一時的に空腹を満たすことを大切にし、訪れる人々におもてなしの心を伝えています。テラス席からは、嵐山の美しい景色を楽しむことができ、全34席の席数を持つこのカフェは、リラックスした時間を過ごすのに最適な場所です。
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まとめ
「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」の「茶寮 八翠」では、明治期の漢詩「八賞軒詩」をテーマにした「和のアフタヌーンティー」が提供されます。第一章「花・新緑」では、春から初夏の風景を感じることができるセイボリーと和菓子、豊富なドリンクが楽しめます。
以下に、提供される内容をまとめます:
項目 | 詳細 |
---|---|
提供期間 | 2025年3月1日(土)~5月31日(土) |
提供場所 | 茶寮 八翠 |
料金 | 6,100円(消費税・サービス料込み、フリーフロードリンク付き) |
セイボリー | 多彩な料理(魚そうめん、寿司、サンドウィッチ等) |
和菓子 | 亀屋良長の特別な和菓子(苔、花、新緑) |
お飲み物 | 全24種類のドリンク |
このアフタヌーンティーを通じて、嵐山の美しい情景を感じ、和の文化を体験する貴重な機会となるでしょう。
参考リンク: