Solana開発支援「ERPC Startup Program」が3月2日開始、3ヶ月無償提供

「ERPC Startup Program」の概要

ELSOUL LABO B.V.（本社: オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO: 川崎文武）は、Web3やSolanaにおける開発を促進するために、「ERPC Startup Program」を開始しました。このプログラムは、Solana Enhanced RPC（ERPC）を利用して、スタートアップや開発中のプロジェクトに対して、約7,000ユーロ相当のネットワークリソースを3ヶ月間無償で提供するものです。

ERPCは、世界300以上のエッジサーバーを駆使し、アクセス時に自動的に最寄りのサーバーを選択することで、低遅延かつ安定した接続を実現します。これにより、Solana dAppsの開発や検証を本番環境に近いスケールで行うことが可能になります。

ERPC Startup Programの特徴

このプログラムの主な特徴は、スタートアップに対して無償で提供されるリソースの内容にあります。具体的には、以下のプランが含まれています。

• ERPC Pro プラン
• Jupiter Pro プラン
• gRPC コネクション（3 IPアドレス分）

これらのリソースは、合計で約7,000ユーロ相当となり、スタートアップが大規模なアクセスを想定した高負荷テストや最適化を行うための基盤を提供します。

参加要件と申請手続き

ERPC Startup Programに参加するためには、以下の条件を満たす必要があります。

1. ソフトウェアベースのサービスや製品をSolana上で開発していること
2. 設立5年以内であること
3. 5万ユーロ〜500万ユーロの資金調達（自己資金含む）があること
4. 有効なウェブサイトおよび有効なメールアドレスを保有していること
5. 担当者またはチームがLinkedInアカウントを保有していること
6. Validators DAO公式Discordに参加し、アカウント認証を完了していること
7. （ボーナス）認定アクセラレーター・VCプログラムに所属していること
8. （ボーナス）申し込みメールアドレスが会社のドメインと一致していること

申請手続きは以下のステップで進められます。

1. 申請フォームの送信: オンラインの申請フォームに必要事項を入力し、送信します。
2. 審査・レビュー: プロジェクト概要や資格要件を確認し、追加情報が必要な場合は連絡します。
3. オンボーディング: 承認後、ERPC Proプランなどのセットアップ手順を案内します。
4. 開発・検証の実施: ERPCのインフラ上で高負荷テストや最適化を実施します。

申請フォームは以下のリンクからアクセス可能です: ERPC Startup Program オンライン申請フォーム

プログラム開始の背景

近年、多くのWeb3やSolana関連プロジェクトが実際のメインネットや本番規模に近い環境でのテストを強く望んでいます。しかし、高頻度トランザクションに耐えうるRPCノードを安定的に運用するためには、サーバー費やネットワークコストが大きな負担となることがあります。ELSOUL LABOでは、これらの課題を解決するために、世界300拠点以上に分散したエッジサーバーを活用したERPCを開発・提供してきました。

ERPC Startup Programを通じて、開発コストのハードルを下げ、革新的なSolana dAppsの誕生を加速することが期待されています。

今後の展望

ELSOUL LABO B.V.は、Solanaを中心としたさまざまなプロジェクトやコミュニティと連携し、持続可能で強固なWeb3エコシステムの実現を目指しています。今回のERPC Startup Programが、次世代の革新的なサービスを生み出す一助となることを願っています。

また、当社ではノードの安定運用に特化した「Validators Solutions」や、SLV（Solanaバリデータ運用ツール）などの開発・提供を進めており、より多くの方が安心してSolanaネットワークを利用できるよう取り組んでいます。

まとめ

このプログラムにより、Solana dAppsの開発が加速し、次世代の革新的なサービスが生まれることが期待されています。詳細については、ELSOUL LABO B.V.の公式ウェブサイトや関連リンクをご覧ください。