U-FINOが3月3日から共創促進ツール「parks」を導入し新たな価値創出を目指す

自発的な共創を生み出す新たな取り組み

株式会社Rond（代表取締役：豊永悠馬）は、2025年3月3日に、一般社団法人うめきた未来イノベーション機構（以下、「U-FINO」）が、コミュニティメンバー間の共創を促進するために、つながりDXサービス「parks」と共創マッチングサービスを導入したことを発表しました。

近年、オープンイノベーションが求められる時代において、共創コミュニティや共創を目的とした施設が増加しています。このような環境の中で、異なるバックグラウンドを持つ人々が有機的に繋がり、新たな価値を生み出す仕組みの必要性が高まっています。

U-FINOが抱える課題とその解決策

U-FINOは、スタートアップ、事業会社の新規事業担当者、金融機関、士業、行政、支援機関など、イノベーションにチャレンジする人々が交流し、共創できる環境を目指して「It’s Sta.（イッツステーション）」というコミュニティを運営しています。しかし、以下のような課題を抱えていました。

• 共創を生み出すための個別マッチングが難しい
• オンラインコミュニティにおいてメンバー同士の自然なつながりを生むことが困難
• イベントやプログラム内での連携は活発だが、枠を超えた連携が生まれにくい
• チャットツールではリアルタイムコミュニケーションが可能だが、個々の関心やスキル、アセットを把握するのが難しい

これらの課題を解決するために、U-FINOは「parks」と共創マッチングサービスを導入しました。「parks」により、メンバーの興味・関心、アセットやスキルを可視化し、メンバーが自ら繋がりたい人と自由に繋がることが可能になります。

具体的な機能と効果

「parks」では、コミュニティメンバーのプロフィールが可視化されます。例えば、白キューブは自身で登録した情報、青キューブは他者が登録した情報を示し、右上の数字は各情報に対する称賛の回数を表します。これにより、メンバーは自分の強みやスキルを理解しやすくなります。

さらに、Rond社の共創マッチャーが、コミュニティ内で共創に適したメンバーを見つけ出し、それぞれの特性を考慮しながら最適な関係を築く手助けをします。この共創マッチングサービスにより、メンバーは安心して新たな共創の機会を得ることができます。

U-FINOの担当者のコメント

U-FINOのプロジェクト推進・共創企画室に所属する奈倉早和子様と渡邉秀斗様は、以下のようにコメントしています。

「このたび、U-FINOではparksを導入し、コミュニティ運営の活性化を図っています。メンバー自身がキューブを活用してスキルやアセットを可視化することで、誰がどのような強みを持ち、どのような共創を求めているのかが一目で分かるようになりました。これにより、従来よりもスムーズにコラボレーションの機会を創出できるようになっています。」

また、他者からキューブを贈られることで、自身のスキルが認められた実感を得られることが、モチベーション向上にも寄与しているとのことです。

今後の展望

U-FINOは、共創マッチングサービスの認知拡大を進めると同時に、毎月開催している定例イベントを「共創が生まれる場」としてさらに進化させていく予定です。

「U-FINOのメンバーになれば、悩んでいたオープンイノベーションがスムーズに促進できる」という成功事例を積み重ね、コミュニティの価値をより多くの人に伝えていきたいと考えています。

会社情報

一般社団法人うめきた未来イノベーション機構（U-FINO）は、大阪市北区大深町に位置し、官民連携で大阪・関西のイノベーション創出を支援しています。主な機能としては、関西の大学・研究機関の技術シーズを活かしたコーディネート機能や、産業化支援機関を繋ぐネットワーキング機能があります。

また、株式会社Rondは、東京都港区に本社を構え、「出会いから化学変化を生み出す」をミッションに掲げ、つながりDXサービス「parks」の開発・提供を行っています。

まとめ

このように、U-FINOが導入した「parks」と共創マッチングサービスは、共創を促進するための強力なツールとなることが期待されています。今後の展開に注目が集まります。