日東工業の電気工事カードゲームが3月3日発売、楽しみながら学ぶ新提案

日東工業が新たに発表した「電気工事カードゲーム」

日東工業株式会社は、2025年3月3日より、電気工事の仕事を遊びながら学べるオリジナル「電気工事カードゲーム」を発売することを発表しました。このゲームは、電気工事業界の認知度向上を目指し、特に若年層に対して電気工事の魅力を伝えるために開発されました。これにより、電気工事士の人材不足という業界の課題に対処する一助となることが期待されています。

カードゲームの基本情報

この「電気工事カードゲーム」は、以下のような仕様で構成されています。

• 発売元・監修：日東工業株式会社
• プロデュース：株式会社ポプラ社
• 制作協力：全日本電気工事業工業組合連合会
• ゲームデザイン：株式会社アークライト
• アートワーク：出嶋勉（decoctdesign）
• 本体サイズ：縦115mm×横93mm×高30mm
• 内容物：工具タイル32枚、工事カード40枚、ダイス8個、取扱説明書1枚
• 対象年齢：10歳以上
• プレイ人数：2～4人
• プレイ時間：10～20分（目安）
• 品名記号：CFG-1
• 標準価格：4,000円（税別価格）
• 発売時期：2025年3月3日

このゲームは、特に10歳以上の子供から大人まで楽しめる内容となっており、2～4人でのプレイが可能です。プレイ時間は短く、10～20分程度で手軽に楽しむことができます。

電気工事業界における背景と目的

近年、電気工事業界では入職率の低下や高齢化が進み、電気工事士の人材不足が深刻な問題となっています。この問題の一因として、業界に対する認知度が低いことが挙げられます。日東工業はこの課題に対し、2022年7月に電気工事士を主役にした絵本「電気工事士のおとうさん」を制作し、好評を得て重版を行いました。この絵本は、電気工事士の存在を知ってもらう良い機会となりました。

今回の「電気工事カードゲーム」は、従業員の発案から生まれたもので、全日本電気工事業工業組合連合会の協力を得て制作されました。ゲームを通じて、より多くの人に電気工事の仕事を知ってもらい、興味を持つきっかけを提供することを目指しています。

ゲームの内容と流れ

このカードゲームは、参加者が電気工事士となり、工事を進めて得点を競う形式です。以下に、ゲームの概要を示します。

• ゲームの準備：全員に同じ色のダイスを2個ずつ配り、工具タイルを色ごとに分けて配布します。工事カードはよくシャッフルして山札を作ります。
• ゲームの流れ：プレイヤーは「工事スタート！」の合図で、カードに書かれた指示に従い、工具タイルを探したり、ダイスを振ったりして工事を進めます。アクシデントカードが出た場合は、全員でトラブルを解決します。
• ゲームの終了：工事カードがなくなった時点でゲーム終了となり、獲得した工事カードの点数を合計し、一番多い人が勝者となります。

このように、ゲームを通じて電気工事に関する知識を深めることができ、楽しみながら学ぶことが可能です。

今後の展望と業界への貢献

日東工業は、今後も持続可能な社会の実現に向けて、安全で安心な高品質の製品やサービスを提供し、業界全体の発展に寄与することを目指しています。この「電気工事カードゲーム」は、その一環として、次世代の電気工事士を育成するための重要な取り組みとなるでしょう。

電気工事業界の未来を担う人材育成のために、様々な手法を用いて業界の魅力を伝えていくことが求められています。このカードゲームは、子供たちだけでなく、学生や大人にも電気工事に対する興味を喚起する画期的な試みです。

このように、日東工業が発表した「電気工事カードゲーム」は、電気工事業界の認知度向上や人材育成に寄与するための新たなアプローチとなることが期待されます。電気工事の仕事を楽しく学ぶことができるこのゲームは、業界の未来に向けた一歩として、多くの人々に受け入れられることでしょう。