2025年4月16日開業!世田谷区に新複合施設「HOME/WORK VILLAGE」誕生
ベストカレンダー編集部
2025年3月4日 09:42
HOME/WORK VILLAGE開業
開催日:4月16日

世田谷区立池尻中学校跡地に新たな複合施設「HOME/WORK VILLAGE」開業
小田急電鉄株式会社は、2025年4月16日(水)に世田谷区立池尻中学校跡地を活用した複合施設「HOME/WORK VILLAGE(ホームワークヴィレッジ)」を開業することを発表しました。この施設は、2004年に廃校となった池尻中学校の校舎、体育館、校庭を利用し、「働く」「遊ぶ」「学ぶ」の機能が集約されていることが特徴です。地域住民や事業者が気軽に集まり、つながり、チャレンジできる環境を整えることを目指しています。
開業日は校舎棟の1階を除くエリアがオープンし、同年7月にはグランドオープンを予定しています。この施設は、地域経済の持続的な発展と地域への愛着醸成に寄与することを目指しています。

施設の構成と機能
「HOME/WORK VILLAGE」は、以下の3つの棟から構成されています。それぞれの棟は異なる機能を持ち、地域のニーズに応える形で設計されています。

校舎棟
校舎棟には、豊かな暮らしをサポートする飲食店や物販、サービス店舗が出店します。また、シェアキッチンやPodcast配信スタジオなど、気軽にチャレンジできる環境が整えられています。さらに、幼児から小学生向けのクリエイティブラーニングスクールも設けられ、自分の興味や関心を起点に創造的な環境で出会いや観察、表現、発想を促進します。
屋上には会員制の都市型菜園が設置され、手入れや収穫、ワークショップを通じて学びの機会や地域コミュニティの活性化を図ります。これにより、地域住民が実際に体験を通じて学び、つながりを深めることが期待されます。

体育館棟
体育館棟は主に地域団体に利用されてきましたが、今後はイベントでの活用や一般の方にも広く開放される予定です。メインエントランスにはブックラウンジが設けられ、地域の方が気軽に集まり、コーヒーを片手に読書を楽しむことができる空間を目指しています。
また、ランニングステーションをはじめとしたさまざまなスポーツコミュニティを育むスタジオも設置され、地域住民の健康促進や交流の場として機能します。

校庭
校庭は木々や芝生が植えられ、都心にいながらも穏やかで温もりのある空気感を演出します。誰でも自由に利用できる広場となり、定期的にイベントも開催される予定です。これにより、地域住民が集まり、交流する機会が増えることが期待されます。
運営と地域との関わり
本施設の運営は、世田谷区や小田急電鉄株式会社とともに計画を進めてきた方方株式会社が担います。方方株式会社は、地域のプレーヤーを主体として地域の魅力を引き出し、愛着を育む「支援型開発」を推進しています。
主なメンバーには、地域活性化に注力する間中伸也氏(オールドファッション株式会社)、個性的な店舗を集積しライフスタイルを提案する内沼晋太郎氏(株式会社散歩社)、働き方の未来を模索する小柴美保氏(MIRAI INSTITUTE株式会社)が名を連ねています。彼らは、廃校後の池尻中学校校舎棟で展開されていた「世田谷ものづくり学校」にも関わっており、ここで培われた文化を昇華させていくことを目指しています。
施設の基本情報
「HOME/WORK VILLAGE」の具体的な情報は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 東京都世田谷区池尻2-4-5 |
アクセス | 東急田園都市線 池尻大橋駅から徒歩10分、三軒茶屋駅から徒歩16分 |
構造 | 校舎棟:鉄筋コンクリート造、体育館棟:鉄骨鉄筋コンクリート造 |
延床面積 | 6,318.39㎡ |
参画事業者 | 世田谷区、株式会社散歩社、小田急電鉄株式会社、オールドファッション株式会社、MIRAI INSTITUTE株式会社、まちの研究所株式会社、フリー株式会社 |
運営事業者 | 方方株式会社 |
設計・監理者 | 株式会社ブルースタジオ |
施工者 | 神興建設株式会社 |
ランドスケープ | 株式会社フォルク |
ホームページ | http://www.homeworkvillage.com/ |
https://www.instagram.com/homeworkvillage/ |
このように、「HOME/WORK VILLAGE」は地域の生活文化を豊かにし、未来の世代からの社会課題に向き合い解決していくための拠点として位置付けられています。世田谷エリアにおける新たな交流の場として、多くの人々に利用されることが期待されます。