船水雄太選手が日本人初の快挙!4月からMLPでの活躍に注目
ベストカレンダー編集部
2025年3月4日 09:44
MLPドラフト指名
開催日:4月1日

船水雄太選手、米国メジャーリーグ・ピックルボールにドラフト指名
2025年3月2日、米国プロピックルボールリーグ「メジャーリーグ・ピックルボール(Major League Pickleball、略称:MLP)」において、船水雄太選手が日本人選手として初めてドラフト指名を受けました。彼が所属するクラブは「マイアミ・ピックルボール・クラブ(Miami Pickleball Club)」で、4月に開幕するシーズンに向けて、全16チームの中での活躍が期待されています。
船水選手は、大学時代にソフトテニスで世界一の称号を獲得し、実業団であるNTT西日本に所属しながら日本リーグで10連覇を達成しました。その後、プロ選手として独立し、ピックルボール界への挑戦を決意しました。2024年1月に単身渡米し、MLP選手となることを目指して活動してきました。

船水選手のピックルボールへの挑戦
船水選手がMLP選手として選ばれたことは、日本人選手が米国プロリーグに進出するための重要な一歩です。彼は「新しい可能性を、次々と。」というVisionalのミッションのもと、今後も世界での挑戦を続けていく意欲を示しています。
船水選手は、MLPドラフトに選出されたことについて次のようにコメントしています。「日本人初MLP選手になるという目標を達成でき、本当に嬉しいです。サポートしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。」

ドラフト前の努力と成果
船水選手は、MLPドラフトに向けて多くの努力を重ねてきました。渡米当初は、英語が話せず、練習相手も見つからず、孤独な練習を強いられることもありました。しかし、周囲のサポートを受けながら挑戦を続け、成績も向上しました。特に、直近の大会での成果が彼をドラフトへと導く要因となりました。
また、船水選手は、各チームに自らのプレーを見てもらうために、結果や特徴をメールで送信し、直接会ってアピールする機会を得ました。これにより、彼はマイアミ、ロサンゼルス、アリゾナを飛び回り、各チームに対して最終アピールを行いました。
ピックルボールの急成長と船水選手の役割
米国では、ピックルボールが急成長しているスポーツとして注目を集めています。2024年には、UPAが運営するプロ大会ツアー「PPAツアー」とMLPで、プロ選手たちが3,000万米ドルを超える賞金を獲得し、30万人以上のファンを魅了しました。
また、MLPのクラブオーナーには、大坂なおみ選手やレブロン・ジェームス選手など、多くの著名人が名を連ねています。これにより、ピックルボールはますます注目される存在となっています。
船水選手の直近の活動実績
船水選手は、直近約1年間で計23大会に出場し、競争の激しい米国でのプロ大会や国際大会で数々の成果を上げています。特に、2024年10月に台湾で開催される「アジアピックルボール選手権2024」では、日本代表として男子シングルスで銀メダルを獲得しました。また、2024年12月には日本初の国際ピックルボール大会で金メダルを獲得するなど、彼の活躍は目覚ましいものがあります。
船水選手のプロフィールと今後の展望
船水雄太選手は1993年生まれ、青森県出身で、5歳からソフトテニスを始めました。彼は東北高校でインターハイ2冠を達成し、早稲田大学では全日本大学対抗選手権で4連覇を果たしました。その後、NTT西日本に加入し、ソフトテニス日本リーグでの成功を収めました。
2020年からはプロソフトテニスプレイヤーとして活動を開始し、2024年からはピックルボールに挑戦しています。彼はダブルスの右サイドを専門とし、独特のボレースタイルを持っています。今後は、MLPでの活躍を通じて、日本におけるピックルボールの普及にも貢献し、世界一の選手を目指すとしています。
船水選手の主な活動実績
年 | 大会名 | 成績 |
---|---|---|
2024 | アジアピックルボール選手権 | 男子シングルス 銀メダル |
2024 | PJF ピックルボール チャンピオンシップス | 男子ダブルス 金メダル |
2024 | PJF ピックルボール チャンピオンシップス | ミックスダブルス 金メダル |
船水選手の活躍は、今後のピックルボール界において重要な意味を持つでしょう。彼の努力と成果は、日本人選手が国際舞台で活躍するための道を切り開くことに繋がります。これからも彼の挑戦に注目が集まることでしょう。
参考リンク: