新卒向けイベントGoodfind Shapers Tokyoでキャリアの新たな視点を得よう
ベストカレンダー編集部
2025年3月4日 13:14
Goodfind Shapers Tokyo
開催日:2月11日
超早期就活を始めた学生たちと紡ぐ未来への対話
2025年2月11日(火)、東京都港区において、スローガン株式会社主催の新卒採用イベント「Goodfind Shapers Tokyo」が開催されました。このイベントには、株式会社プレイドの社内起業組織STUDIO ZEROの代表である仁科が登壇し、株式会社GA technologiesの執行役員である川村佳央氏との対談が行われました。今回のイベントは、2027年新卒向けの採用イベントとして、多くの学生が参加し、就職活動に向けた貴重な情報を得る機会となりました。
イベントの目的と意義
Goodfind Shapers Tokyoは、「新産業に挑戦する企業と個人を支援するもうひとつの大学」として、成功した事業家やプロフェッショナルから学び、成長企業と出会える場を提供することを目的としています。このイベントは、社会を変革してきた“Shaper”たちが集まり、就活やキャリアに役立つ知恵を共有する貴重な機会です。参加者は、普段は会えない一流のビジネスパーソンの講演や対談を通じて、新たな学びを得ることができます。
プログラムと参加者の様子
本イベントは、オンラインとオフラインのハイブリッド形式で開催され、約150名の学生が参加しました。参加者は、外資、日系大手、ベンチャー各企業が求める人材像やキャリアの在り方を深堀りし、これからのキャリア選択における新たな視点を磨くことを目的としています。参加学生たちは、先人たちの知恵や経験に触れながら、自分のキャリアを真剣に考える貴重な時間を過ごしました。
当日の講演は16:30から開始され、仁科と川村氏による対談が行われました。タイトルは「外資・日系大手・ベンチャーに向いている人って、どんな人?―これからのキャリアを考えるうえで欠かせない視点とは―」であり、各企業が求める資質やキャリアの在り方について熱く語られました。
対談の内容と参加者の反響
対談では、外資企業、日系大手企業、ベンチャー企業それぞれに向いている人の特性について深く掘り下げられました。
外資企業に向いている人
仁科は、外資企業では語学力や異文化理解が求められるだけでなく、KPI文化に対する高いコミットメントや迅速な軌道修正が重要であると述べました。また、外資系企業は日本市場を短期間で突破する必要があるため、迅速な対応や失敗を恐れず挑戦する姿勢が求められることを、自身の経験をもとに解説しました。
日系大手企業に向いている人
一方、日系大手企業に向いている人について仁科は、「長期的なキャリアパス構築のために根気強さや組織のオペレーションエクスペリエンスへの理解の深さが不可欠である」と語りました。川村氏も以前の大手企業での経験を踏まえ、「ダイナミックな仕事の面白さや大企業としてのオペレーションの強さ」を具体的に触れ、自分の強みを企業の価値に結びつけることの重要性を説明しました。
ベンチャー企業に向いている人
川村氏は、GA technologiesがメガベンチャーに分類されるものの、実際にはゴリゴリのベンチャー企業であると述べ、100年続く財閥や大企業が積み上げたものを活用するのではなく、「作りたい側」として社会の問題に対して「作っていく楽しみ」を感じることが醍醐味であると語りました。仁科は、ベンチャー企業の選び方について、「単にマーケットの伸びや資金調達の有無だけでは判断できず、自分の師匠的な存在と巡り会えるかどうかが鍵である」と述べました。
質疑応答セッション
講演後には質疑応答セッションが設けられ、オンライン・オフライン双方から多彩な質問が寄せられました。参加者からは、以下のような実践的な疑問が出ました。
- 自分の強みをどう見つけ、各企業の求めるスキルとどう結びつけるか
- スタートアップ企業で働く上で、初期のキャリア形成における具体的な取り組み方はどうすべきか
- 日系大手での長期的キャリアをどのように描くべきか
仁科は自らの経験に基づくアドバイスを行い、川村氏は採用の現場で感じた学生たちの本音を交えながら回答しました。特にオンライン参加者はチャット機能を利用して積極的に意見交換を行い、会場全体が活気に満ちたディスカッションとなりました。
新卒採用と中途社員の転職活動の違い
質疑応答の終盤には、学生から「新卒採用と中途社員の転職活動の違いについて教えてほしい」という質問がありました。川村氏は、「転職活動は履歴書ではなく職務経歴書で評価され、実績というファクトチェックが徹底される。一方、新卒採用はポテンシャル採用で、これからどのように才能が開花するかを見ます」と説明しました。
さらに、「仕事とは何のためにするのか?」という質問に対しては、「単にお給料のためではなく、働くこと自体が面白く、時代に大きな爪痕を残すためである」と熱いメッセージを送りました。
イベントの総括と今後の展望
今回のイベントは、「外資・日系大手・ベンチャーに向いている人」というテーマのもと、各企業が求める資質とキャリアの在り方を深く掘り下げる機会となりました。参加学生には、異なる企業文化の中で自らの可能性を探り、実際の現場で活躍する先輩たちのリアルなエピソードから多様なキャリアパスへの理解を深めると同時に、自分自身の未来をどう切り拓いていくかを考える指針をお伝えしました。
本イベントを皮切りに、株式会社GA technologiesおよびSTUDIO ZEROでは、新卒採用活動において経営陣が直接コミットしていく予定です。事業家としての実践知や各企業の独自の文化が、学生の方々のキャリア観にどのような影響を与えるのか、今後も注視しながら、より実りある情報発信の場や採用活動を行っていきます。
このセッションは、単なる情報提供の場に留まらず、参加者同士が互いに刺激し合いながら、キャリア形成における新たな視点を共有する対談イベントとなりました。川村氏と仁科が実体験と鋭い洞察をもとに語った内容は、早期就活を始めた学生たちにとって、今後の人生の選択肢を広げるきっかけになることが期待されます。
| テーマ | 内容 |
|---|---|
| 外資企業 | 語学力、異文化理解、KPI文化へのコミットメント、迅速な対応が求められる。 |
| 日系大手企業 | 根気強さや組織のオペレーションエクスペリエンスへの理解が必要。 |
| ベンチャー企業 | 自らの師匠的な存在との出会いが重要で、社会の問題に対する「作っていく楽しみ」が求められる。 |
以上の内容を通じて、参加者はそれぞれの企業文化や求められる資質について理解を深め、今後のキャリア選択における有益な情報を得ることができました。
参考リンク: