若者の購買意欲を高めるIPコラボの魅力とは？Mintoの調査結果発表

株式会社MintoによるIPコラボ調査の概要

2025年3月5日、株式会社Minto（本社：東京都港区、代表取締役：水野和寛）は、2025年1月に実施したIPコラボに関するアンケート調査の結果を発表しました。この調査は、15歳から69歳の消費者1,364名を対象に行われ、若者（15〜29歳）のIPコラボへの反応に関する特徴が明らかになりました。

調査は2025年1月10日から1月15日の期間にかけてインターネットを通じて実施され、設問数は25問で、回答時間の目安は約10分でした。この調査を通じて、若者の購買意欲や参加意欲を高める要因が浮き彫りになりました。

若者のIPコラボへの反応と購買意欲の要因

調査結果によると、若者（15〜29歳）のIPコラボに対する反応には、いくつかの際立った特徴が見られました。特に、IPコラボの購買意欲や参加意欲を押し上げる要因として、「アニメやマンガ、キャラクターの新たな姿を見られた」という満足感が挙げられます。若者にとって、IPコラボは単なる販促活動ではなく、公式が認めた新たな体験や展開と受け止められています。

特に「商品にコラボ限定のおまけが付く」形式のIPコラボは、顕著に購買・参加意欲を高めることが分かりました。若年層にとって、出費をした際に目に見える対価としておまけグッズを得られることは、「コスパが良い」と評価されているようです。

• 男性の反応: 男性は特に「商品にコラボ限定のおまけが付く」形式に高い参加意欲を示しました。収集欲や希少性、限定性に対する強い反応が見られます。
• 女性の反応: 女性は「SNSで無料で応募できるキャンペーン」に対しても高い参加意欲を示しました。気軽さやお得感、他者とのコミュニケーションを楽しむ傾向が影響していると考えられます。

企業への愛着を高める要因

若者が企業やブランドに対して愛着を持つ要因としては、「意味のあるコラボだ」という納得感が特に重要です。企業がIPの世界観や設定を理解し、ファンと同じ目線を持っていることを感じられると、それが企業への信頼につながります。

調査によると、特に「SNSで無料で応募できるキャンペーン」が実施されるIPコラボは、愛着の高まりが目立つ結果となりました。単に商品を販売するだけでなく、SNSを通じてコラボの文脈や背景を伝えることで、より深い意味付けが可能となり、企業のロイヤルティ向上に寄与することが期待されます。

若者のIP消費動向と特徴

本調査では、若者（15〜29歳）を便宜的に定義し、そのIP消費動向を分析しました。基本的に、IP消費額は世帯年収に比例する傾向が見られるものの、実際には若者の中には実家暮らしの人も多く、生活費の自己負担が少ないため、趣味や娯楽に対する支出がしやすい状況にあります。

また、若者の支出においては「推し活」が高い優先順位を占めており、可処分所得の多くをIP消費に費やしていることが確認されています。これにより、若者は個人年収が低いにもかかわらず、IP消費額は決して小さくないという結果が得られました。

調査結果のまとめ

調査結果から、若者にとってのIPコラボは新たな体験や展開を提供するものであり、購買意欲や参加意欲を高める要因が明らかになりました。特に「アニメやマンガ、キャラクターの新たな姿を見られた」という満足感や、「コラボ限定のおまけ」の存在が重要な要素であることが分かりました。

以下に、調査結果の要点をまとめました。

この調査結果は、今後のIPコラボの戦略やマーケティング活動において重要な指針となるでしょう。企業が若者に向けた魅力的なコラボを展開するためには、これらの要因をしっかりと理解し、反映させることが求められます。