3月6日から始まるふるさと納税自販機で即時返礼品受け取り可能に

ふるさと納税自販機の新たな取り組み

Nayax株式会社は、株式会社アドインテ及び株式会社RCGと共同で、ふるさと納税を簡素化するためのIoT自販機「旅のうくん」を導入しました。この自販機は、寄付をその場で行い、即座に返礼品を受け取ることができる新しいサービスを提供します。2025年3月6日15時より、青森県東北町の「道の駅おがわら湖」にてセレモニーが行われ、全国でのクレジットカード決済による寄付受付が開始されます。

この取り組みは、従来のふるさと納税のプロセスを大きく変えるものであり、旅行者がその場で返礼品を受け取ることができるというニーズに応えるものです。これにより、地方自治体への寄付がより簡単かつ迅速に行えるようになります。

導入された決済端末「VPOS Touch」

Nayaxが提供する決済端末「VPOS Touch」は、タッチディスプレイ方式で、従来のボタン式に比べて操作が簡単です。クレジットカードは、タッチ決済、IC決済、磁気決済の3つの方式に対応しており、高額決済にも対応可能です。この決済端末を使用することで、ユーザーはストレスなく寄付を行い、返礼品を受け取ることができます。

さらに、Nayaxは開発用SDKを提供しており、IoT型自販機への導入も容易です。このような決済スキームの構築は、従来の仕組みでは難しかったため、強力なパートナーシップが実現に至った要因となっています。

今後の導入計画

2025年3月6日より、青森県東北町の道の駅おがわら湖を皮切りに、全国の自治体への導入が進められます。来年度にかけて、約1,000台の自販機設置を予定しており、これにより多くの地方自治体がふるさと納税を受け入れることができるようになります。

この自販機は、観光地や道の駅に設置されることで、旅行者や地域住民が手軽に寄付を行える環境を整えることを目指しています。設置された自販機は、地域の特産品や返礼品を提供し、地域活性化にも寄与することが期待されます。

Nayaxの役割とビジョン

NayaxのCEOであるYAIR NECHMAD氏は、「日本の地方自治体の特別な取り組みであるふるさと納税自販機に弊社の決済端末が導入されることを大変喜ばしく思います。決済の深い知見と端末のポテンシャルが必要であり、それを実現した日本のチームを誇りに思っています」と述べています。

Nayaxは、今後も顧客のビジネスの成長を支援し、日本や世界での事業拡大への協力を惜しまないことを約束しています。Nayaxは、無人小売りサービスにおけるグローバルリーダーとして、決済を超えた様々なチャネルにおける顧客の成長に焦点をあてた包括的なソリューションを提供しています。

Nayax Ltd.の概要

Nayax Ltd.は、イスラエルに本社を構え、無人小売りサービスにおいて世界的に認知されています。2024年12月31日現在、世界11か所にオフィスを持ち、約1,100名の従業員が在籍しています。また、80社以上のアクワイアラーと接続し、様々な決済手段を統合しています。

日本においても、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に加え、社員証決済やハウスプリペイドなど多様な決済手段を提供しており、加盟店はいつでもどこでも取引が可能です。

まとめ

このように、Nayaxが導入したふるさと納税自販機は、地方自治体への寄付をよりスムーズに行えるようにするための新たな試みです。今後の展開が期待されます。