ルイ・ヴィトン、新コスメブランド「ラ・ボーテ」2025年秋デビュー！

ルイ・ヴィトンが新たな旅に踏み出す

ルイ・ヴィトンは2025年3月5日に、コスメティック部門「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン」のローンチを発表しました。この新しいブランドは、旅の本質と卓越したクリエイティビティを融合させたメゾンのビジョンをさらに拡大するもので、2025年秋にデビュー予定です。

このエキサイティングな冒険は、ルイ・ヴィトンの長い歴史の中で培われた美の理念を新たな形で表現することを目指しています。ルイ・ヴィトンのコスメティック部門のクリエイティブ・ディレクターには、世界的に著名なメイクアップアーティスト、パット・マクグラスが就任します。彼女はその比類なき審美眼と豊富な知識を活かし、製品だけでなくライフスタイルやビューティー体験を創造することに取り組みます。

パット・マクグラスの背景と影響力

パット・マクグラスは、しばしば「世界で最も影響力のあるメイクアップアーティスト」と称される人物です。彼女はルイ・ヴィトンをはじめとする数多くのデザイナーやファッションメゾンとのコラボレーションを行ってきました。2015年には自身の名を冠したブランド「Pat McGrath Labs」を立ち上げ、彼女のクリエイティブな影響力はますます拡大しています。

また、パット・マクグラスは2014年に大英帝国勲章5等勲爵士(MBE)を受章し、2021年にはエリザベス2世女王からメイクアップアーティストとして史上初かつ唯一の「デイム」の称号を授与されました。これらの栄誉は、彼女の業績と影響力を証明するものです。

ルイ・ヴィトンの歴史とビューティー製品

ルイ・ヴィトンは創業以来、旅に寄り添った製品を提供してきました。その中には、繊細な美容製品や香水、化粧品を持ち運ぶために特別に製作された革新的なバニティケースも含まれています。1920年代にはラグジュアリーなパウダーコンパクトやブラシ、ミラーをデザインし、メゾンのアーカイヴには1925年に製作された特別なアイテムが保存されています。

特に注目すべきは、ソプラノ歌手マルト・シュナルのために作られたオーダーメイドのキット「Le Milan」と、ポーランドの作曲家ヤン・パデレフスキへの美しいトイレタリーケースです。ルイ・ヴィトン初のウィメンズ・バッグも、化粧品などの必需品を持ち運ぶために考案されたもので、ブランドのルーツが感じられます。

新たなビューティー体験の提供

ルイ・ヴィトンのコスメティック部門クリエイティブ・ディレクターであるパット・マクグラスは、「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン」の立ち上げにあたり、重要な役割を担うことができることに興奮を覚えています。彼女は「これは卓越した職人技やクリエイティビティ、革新性の結晶であり、メゾンのビューティーの世界は単なる製品を超え、ラグジュアリービューティーの新次元を切り拓く」と述べています。

さらに、ルイ・ヴィトン会長兼CEOのピエトロ・ベッカーリは、「品質、処方、そしてイノベーションへの徹底的なこだわりによって展開していく『ラ・ボーテ・ルイ・ヴィトン』の登場は、メゾンのビジネスの進化においてごく自然なこと」と語っています。新たなビューティー体験が、顧客の日常に目的と喜びをもたらす機会となることを期待しています。

ルイ・ヴィトンの伝統と未来

ルイ・ヴィトンは1854年の創業以来、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを最高級な品質で提供し続けています。トラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄」の精神を忠実に受け継いでいます。

今後も、ラグジュアリーな概念が広がる中で、ルイ・ヴィトンの豊かな伝統が再び斬新かつコンテンポラリーに表現されることが期待されます。製品ラインナップの詳細については、今後発表予定です。

ルイ・ヴィトンの新たな挑戦である「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン」は、メゾンの伝統を受け継ぎながらも、新しいビューティー体験を提供することを目指しています。今後の展開に注目が集まります。