2025年3月6日発表！転職活動の実態とスタートアップへの意欲調査

調査概要

株式会社BOXとTesTee Labは共同で、転職活動に関する調査を実施しました。この調査は、2025年3月6日に発表され、対象は22歳から40歳までの男女12,710名です。彼らは現在在職中で、転職活動を検討している方々です。この調査では、転職活動の実行率や利用しているサービス、転職活動ができない理由、そしてスタートアップ企業への転職意欲について詳しく分析しています。

転職活動の実行率と利用サービス

調査結果によると、転職活動を行っている、または今後行う予定があると回答した人の割合は、男性が35.6%、女性が30.8%でした。この結果から、男性の方が女性よりも転職活動を検討している割合が高いことが分かります。男女間のスコア差は4.8ポイントです。

転職活動に利用しているサービスについては、男女共に「転職エージェント」が最も多く利用されています。具体的には、男性の約40%、女性の約30%がこのサービスを利用しているとのことです。男性の第2位は「転職イベント」であり、女性の第2位は「知人からの誘い」や「ハローワーク」などの「その他」となっています。

利用サービスの具体例

• 転職エージェント
• 転職イベント
• 知人からの誘い
• ハローワーク
• SNS（興味のある会社の情報収集）

特に女性の利用者からは、ハローワークや現在登録している派遣会社からの紹介を待っているとの声が多く寄せられました。このことから、転職活動においては人脈や専門的なサービスが重要視されていることが分かります。

転職活動における障壁

次に、「転職を希望しながらも転職活動ができない」と回答した人に、その理由を尋ねました。男性の第1位は「忙しくて時間がない」で23.2%、女性の第1位は「環境が変わることが不安」で26.2%でした。これに続いて、男女共に「転職できる自信がない」や「面倒だから」という理由が挙げられています。

転職活動ができない理由

男性

第1位: 忙しくて時間がない (23.2%)

第2位: 転職できる自信がない (20.6%)

第3位: 面倒だから (19.6%)

女性

第1位: 環境が変わることが不安 (26.2%)

第2位: 転職できる自信がない (23.9%)

第3位: 面倒だから (21.3%)

このように、転職活動における障壁は男女で異なる傾向が見られますが、共通して「自信のなさ」と「手間」を感じていることが浮き彫りになりました。

転職活動で重視するポイント

転職活動を行っている、または今後行う予定があると回答した人に対して、重視しているポイントを尋ねたところ、男女共に第1位は「給与面」、第2位は「仕事内容」となりました。第3位には男女で異なる結果が出ており、男性は「安定性」、女性は「福利厚生」を重視していることが分かります。

重視するポイントのまとめ

この結果から、転職活動においては給与や仕事内容が最も重視されていることが確認でき、特に安定性や福利厚生に対する意識の違いが男女で表れています。

スタートアップ企業への転職意欲

次に、スタートアップ企業への転職活動に焦点を当てた調査結果を見ていきます。スタートアップ企業への転職を「検討している・やや検討している」と回答した人の割合は、男性が57.2%、女性が40.3%となり、男性の方がスタートアップ企業への転職意欲が高いことが分かります。男女間のスコア差は16.9ポイントです。

スタートアップ企業に期待することと情報収集方法

スタートアップ企業に対する期待や情報収集方法についても調査が行われました。男性は「企業のホームページ」を最も多く利用しており、女性は「転職サイト」を主に利用しています。また、SNSの利用については、男性が「YouTube」、女性が「Instagram」を利用する傾向が見られました。

スタートアップ企業の情報収集方法

このように、スタートアップ企業への転職活動においても、情報収集の方法には男女での違いが見られますが、いずれもインターネットを活用した手段が主流となっています。

まとめ

今回の調査結果を通じて、転職活動に関する多くの興味深いデータが得られました。転職活動を行っている人の割合や利用しているサービス、転職活動ができない理由、スタートアップ企業への転職意欲など、さまざまな側面が明らかになりました。

この調査は、転職市場の動向を理解するための貴重なデータを提供しており、今後の転職活動に役立てることができるでしょう。調査結果の詳細については、株式会社BOXの公式サイトや関連リンクからも確認可能です。