KAIAミニDapp、LINEで3,500万人突破！アジア市場でWeb3普及の鍵

KAIAブロックチェーン基盤ミニDappの成功

2025年3月6日、Kaia DLT Foundation（以下、Kaia財団）は、LINEメッセンジャー内で提供されるKaia基盤のミニDapp（Mini Dapp）が、リリースからわずか1ヶ月で累積ユーザー数3,500万人を突破したことを発表しました。この急成長は、アジア市場におけるWeb3消費者市場の攻略に向けた第一歩となります。

Kaia財団は、世界的なレイヤー1ブロックチェーンプラットフォーム「Kaia」の事業拡大を目指し、LINE NEXTと協力してこのミニDappをリリースしました。リリース初月には、日本、台湾、タイ、韓国を含むアジア主要市場で約3億円（200万ドル相当）のアプリ内販売を記録し、ユーザー1人あたりの平均支出額（ARPPU）は約5,800円（39ドル）、有料ユーザー比率（PUR）は13%に達しました。

取引量とアクティブユーザー数の急増

Kaiaネットワークは、月間取引量が124%増加し、2,738万件に達しました。また、オンチェーンアクティブユーザー数は252%増加し、810万人に達するなど、ネットワークの成長が加速しています。これにより、Kaiaはアクティブウォレットアドレス数において、世界第3位のEVM互換ブロックチェーンと認識されています。

特に、LINEメッセンジャー内で多様なミニDappを集約するDappポータルにおいて、300万件以上の新規ウォレットが生成され、全体で約1,168%の増加を記録しました。これまでに737万件以上のウォレットが生成され、Kaiaエコシステムの拡大が進んでいます。

アジア市場の特性とWeb3サービスの提供

アジア市場において、消費者は他地域と比べて約40%多くアプリ内購入を行っており、これはグローバルなアプリ内購入市場をリードしています。Kaia財団とLINE NEXTは、この特性を活かし、利便性の高いWeb3サービスを提供する戦略を展開しています。

KaiaとLINE NEXTの協業は、Web2とWeb3の技術的融合を促進し、Dappポータルは暗号資産と法定通貨の両方を活用したハイブリッド決済を支援します。このハイブリッドモデルは、Web2サービスにおけるF2P（Free to Play）およびアプリ内課金（IAP）モデルの強みを生かし、持続可能な収益構造を実現することが期待されています。

コメントと今後の展望

LINE NEXTのCEOコ・ヨンス氏は、ミニDappがLINEメッセンジャーの主要使用国で顕著な成果を上げていることを評価し、Web3の真のマスアダプションに向けた準備が整ったと述べています。また、Kaia DLT FoundationのChairmanであるSam Seo氏は、ミニDappのリリースからわずか1ヶ月での成果が、ブロックチェーンエコシステムの拡張性と収益性のある成長を示す先例であると強調しました。

今年1月22日にスタートした「Dappポータル」では、継続的にミニDappプロジェクトがリリースされており、ユーザーはLINEモバイルアプリおよびDappポータルのウェブサイト上で、ダウンロード不要で手軽に楽しめるWeb3サービスを利用できるようになっています。

データのまとめ

以上のように、KAIAブロックチェーン基盤ミニDappは、リリース初月から目覚ましい成長を遂げており、アジア市場におけるWeb3サービスの普及に向けた重要なステップを踏み出しています。この成功は、今後のさらなる発展に期待を寄せる要素となるでしょう。