3月20日動物愛護デーに向けたペット保険利用実態データをオリコンが発表

動物愛護デー

開催日:3月20日

動物愛護デー
ペット保険の利用状況ってどんな感じ?
ペット保険の利用者は、通院が最も多く78.3%で、手術や入院もそれぞれ32.0%と28.3%の割合で利用されています。
ペットの病気やケガの傾向はどうなってるの?
小型犬と中型犬では皮膚炎が多く、大型犬では腫瘍が最多です。猫は腎臓病が最も多い病気として報告されています。

動物愛護デーに向けたペット保険利用実態データの発表

2025年3月10日、オリコン株式会社は、グループ会社である株式会社oricon MEが実施した『ペット保険』満足度ランキングに基づく利用実態データを発表しました。このデータは、実際のサービス利用者1,540名を対象にしたもので、ペット保険の利用状況や、保険が適用されたペットの種類、病気やケガの内容について詳しく示されています。

特に、3月20日は「動物愛護デー」とされ、ペットに対する意識が高まる時期でもあります。このデータは、ペットを飼う上での医療面や保険の重要性を再認識させるものとなっています。

3月20日は「動物愛護デー」オリコン顧客満足度®調査 『ペット保険』利用実態データ■保険を適用したペットの種類と病気・ケガの内容「小型犬」「中型犬」では「皮膚炎」が最多 画像 2

ペット保険を適用した病気・ケガの内容

調査によると、保険を適用したペットの種類ごとに、病気やケガの内容に明確な傾向が見られました。以下の内容が特に注目されます。

  • 小型犬・中型犬:「皮膚炎」が最も多く、各々11.4%および14.4%を占めました。
  • 大型犬:「腫瘍」が16.9%で最多、続いて「外耳炎」が15.5%、そして「皮膚炎」が11.3%でした。
  • 猫:「腎臓病」が11.9%で最多、次いで「皮膚炎」が8.0%、「下痢」が7.5%と続きました。

このように、犬と猫で異なる疾患傾向が見られることがわかります。特に犬においては、体のサイズによって健康リスクが異なることが示唆されています。

3月20日は「動物愛護デー」オリコン顧客満足度®調査 『ペット保険』利用実態データ■保険を適用したペットの種類と病気・ケガの内容「小型犬」「中型犬」では「皮膚炎」が最多 画像 3

ペットの種類別病気・ケガの割合

ペットの種類 病気・ケガ 割合
小型犬 皮膚炎 11.4%
中型犬 皮膚炎 14.4%
大型犬 腫瘍 16.9%
腎臓病 11.9%

これらのデータは、飼い主がペットの健康問題に対してどのような意識を持っているかを示す重要な指標となります。

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保険を適用した処置内容

保険を適用した際の処置内容についても調査が行われました。その結果、以下のような傾向が見られました。

  • 通院:78.3%が該当し、最も多い結果となりました。
  • 手術:32.0%が手術を受けたと回答。
  • 入院:28.3%が入院を経験していました。

利用者からは、「保険があることで安心して通院できる」「治療費の負担が軽減されて助かる」といった声が多数寄せられています。

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処置内容ごとのコメント

処置内容 コメント
通院 「毎回窓口で保険対応してもらえて助かっています。」
手術 「急患センターで手術になり、保険で7割のお金が戻ってきて本当にありがたかった。」
入院 「入院時の迅速丁寧な処理に感謝しています。」

これらのコメントは、ペット保険が飼い主にとってどれほど重要な存在であるかを物語っています。

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ペットへの年間支出とその内訳

ペットにかける年間支出についても調査が行われました。以下のような結果が得られています。

  • 犬:医療費が26.5%、保険料が12.9%を占めています。
  • 猫:医療費が29.8%、保険料が16.6%となっています。

これにより、犬猫ともに医療費が年間支出の1/4以上を占めることが確認されました。特に、猫の場合、フードやおやつが30.9%と最も多い割合を占めていますが、医療費も重要な支出項目として位置づけられています。

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年間支出の割合

ペットの種類 支出項目 割合
医療費 26.5%
保険料 12.9%
医療費 29.8%
保険料 16.6%

このように、ペットにかける費用は年々増加しており、特に医療費の重要性が増していることが伺えます。

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犬猫の平均寿命と診療費の推移

犬と猫の平均寿命についても調査が行われ、以下のような結果が得られました。

  • 犬:2021年度、2022年度に過去最長の14.2歳に達しています。
  • 猫:2022年度には平均寿命が14.5歳となっています。

また、年齢別の年間診療費についても調査が行われており、犬の場合、7歳で約10万円、14歳では最高額の平均値24万9,502円に達します。猫の場合も、15歳で最高額の平均値19万4,187円となっており、高齢になるほど診療費が増加する傾向が見られます。

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年齢別の年間診療費

ペットの種類 年齢 年間診療費
7歳 100,687円
14歳 249,502円
15歳 194,187円

このように、ペットの平均寿命が延びる一方で、高齢になるほど診療費が高額になることが確認されました。

まとめ

今回の調査結果を通じて、ペット保険の重要性や、飼い主がペットの健康にかける費用が年々増加していることが明らかになりました。特に、ペットを飼う上での医療面での支出は無視できない存在であり、ペット保険の利用がますます重要になっていることがわかります。

以下に、今回の調査結果を簡潔にまとめます。

調査項目 内容
保険を適用した病気 小型犬・中型犬:皮膚炎、猫:腎臓病
処置内容 通院:78.3%、手術:32.0%、入院:28.3%
年間支出割合 犬:医療費26.5%、猫:医療費29.8%
平均寿命 犬:14.2歳、猫:14.5歳

このように、ペットに関する様々なデータが明らかになり、今後のペットとの生活においても重要な指針となることでしょう。

参考リンク: